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眼球堂の殺人 ~The Book~
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眼球堂の殺人 ~The Book~の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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まず、作者の建築や数学に対する造詣の深さには、思わず舌を巻きました。 登場人物はみな天才という設定ですが、専門知識という部分にクローズすると、十分に説得力があったように思います。 ただ、前半部分で天才たちが見せる推理がどこかトンチンカンで、そこが惜しかったです。要は、本当の天才であれば、あのメイントリックの可能性にもすぐに思い至るのでは?と感じました。 最終章で明かされる真実にも、1件目の事件後のある会話をきっかけに、すぐに見破ることができました。その点では、かなりフェアに作られているようにも思います。 小説としての面白さはもう一つだと感じ、星3つです。 | ||||
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個人的にはありなんですが、オチには賛否両論あると思います(おそらく否の方が多い)。ちょっと意味合い違いますが、夢オチに近いところありますからね。今、5作目読んでいるところですが、物語としては、4作目まではだんだん面白くなって行きます。トリックには興味無いのですが、1作目が気に入れば3作目までは大丈夫かと思います。4作目のトリックはどうなんだろう?個人的には一番好きですが、普通の殺人トリックが好きな人はこんなのありか?って人も多いのでは?と思います。 | ||||
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良くも悪くも「尖った」「歪んだ」作品を世に出すための『メフィスト賞』だと思っていましたが そこそこまとまった小粒な作品だと感じました。 探偵役の造形,トリック,どんでん返しなどは既視感のあるものばかりで 「更にもう一捻り」を期待していただけに残念でした。 | ||||
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天才だ、すごい、みたいな表現が多く、何が天才なのか全く分からない。 それっぽい表現がいっぱい出てくるので、それを面白いと思うか。 500ページあるが、そんなにいるか?という感じがする (でも、一日で読んだ)。 ただ、キャラクターは面白い感じに表現されており、トリックも壮大で読んでいて面白いです。 建築に焦点が当てられているため、それを想像するのが楽しいと感じました(苦手な人もいるかも)。 また、ラストで語られる真相は続きを読みたくなります。 シリーズとして出ている様なので、しっかり順を追って読んでいきたいと思います。 でわでわ。 | ||||
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第47回メフィスト賞受賞作。 メフィスト賞らしいちょっと癖のある本格。奇妙な建築物とそこに集まった天才たち、とこれらの要素を見ていくと、本人が影響を受けた、として挙げている森博嗣や綾辻行人の作品に通じるものがちらほらと見られる。その点、非常にもったいないと感じてしまう。メフィスト賞というと、独特の世界、強烈な個性といった一癖も二癖もある作品が多い印象を受けるが、その「癖」の部分がやや弱い、というかどこかで見たことのある「癖」に思えてしまう。伏線の回収んしかただとか、森博嗣、あるいは綾辻行人の流派の作品として非常にきれいにまとまった作品ではあると思うが、それ以上とはいいづらい。次作以降、どこまで逸脱できるか、期待したい。 | ||||
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良くも悪くも本格ものです。 内容的には面白く読む事はできましたが、天才が天才としての能力を発揮していない様な気がします。それは続編で徐々に頭角を表すのかもしれないので現時点での感想としては保留です。折角魅力的な人物設定なのですからその人物たちに多いに動いて欲しいです。 夏の新刊を楽しみにしてます。 | ||||
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最近のメフィスト賞受賞作の中では、頭ひとつ抜きん出ていたかなという印象。 「不可能犯罪」が好きな本格マニアなら、ふつうに楽しめるはずです。 ただ、序盤〜中盤はいい感じだったのですが、解決に向かうにつれてだんだん微妙に。 どうしてもトリックの「いまいち感」は拭えません。 (ネタバレになるので詳しくは書けませんが) 細かい突っ込みどころを残しすぎなのと、 仕掛けの必然性があまり感じられなかったのと。 トリック以外の点においては、良と可の中間といったところでしょうか。 厳しいことを言うと、薀蓄の中途半端さが気になりました。 「理系っぽさ」を着飾っているだけのように感じられて、理系読者としては正直物足りなかったです。 (まあ森博嗣と比べてしまうと、大抵のものは色褪せてしまうのですが) 全体的に(デビュー時の歌野晶午を彷彿とさせる)荒削りな作品だったので、次回作に期待します。 | ||||
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森博嗣、西尾維新などのデビュー作を髣髴とさせるミステリです。 ペダンティックな語り、変てこな建物、個性の強いキャラ、頭のさえる主人公・・・ そして終盤で明かされる大胆なトリック!! ここまでつまってれば、ミステリファンはおなかいっぱいですよワーイ。 でもねー会話の拙さというか、衒学的なセリフの部分がぎこちなくてちょっと気になるんだなー 肝心要のトリックはおもしろいのにもったいない シリーズ化するようなので、今後に期待です。 | ||||
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山奥,奇妙な建物,孤立,遮断された通信回線,殺されていく参加者,生まれる疑心暗鬼…. このほか,集められた才能に読者への挑戦状と,著者のコメントを借りるならば古式ゆかしき, 意地悪な言い方をすれば,ちょっと目新しさには乏しい,『第47回メフィスト賞』の受賞作です. これらの舞台,題材らを生かした仕掛けは,それ自体は序盤で予想ができてしまうのですが, 事件の真相やトリックまでを読み切るのは難しく,解決パートでは素直に驚かされるとともに, かなりの『トンデモ』でありながら,つじつまが合っていく様子は気持ちの良いものがあります. こうしてみれば,オーソドックスな話運びと奇抜な仕掛け,ほどよいバランスなのかもしれません. しかし,エピローグ後のさらなる『後日談』については,いささか引っ掛かりを覚えるところで, 残された疑問の一掃はしてくれるものの,あれこれと詰め込み過ぎで,さすにがお腹がいっぱいに. やり取りが急に小芝居じみ,舞台裏を語るのも,それまでの雰囲気を台無しにしてしまったような…. また,探偵役である主人公をはじめ,天才たちが交わす会話,比喩,地の文まで専門性が高く, 己の知識不足はあるにせよ,それにしても難しく感じられ,ついていけない部分があるのも確か. 『ザ・ブック』の扱いも含め,全体に関わってくるため,知識がないと全ては楽しめないでしょう. なお,巻末には早くも続刊の告知(13年06月)があり,次も奇妙な建物が舞台となるとのこと. 本作でだいぶ『出してきた』ようにも映りましたので,さらなる『引き出し』に注目したいです. | ||||
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