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甲賀忍法帖
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甲賀忍法帖の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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「非常に良い」という商品説明でしたが、本の側面と中身も焼けてはっきり濃い茶色です。 これまで、「安い」・「きれい」・「早い」対応で、ありがたい存在ナンバーワンの存在です。 今回は、どうしたわけでしょう。感謝しているので、☆☆のところ☆☆☆ | ||||
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これはなんと1958年の作品です。もうエンタメのバイブルと言ってもいい本です。ずっと読みたいと思っていましたが、今まで未読でした。 もう、本当にありとあらゆる(びっくりするような!)忍者が出てきます。 「忍者の術は、相手の意表を突いた場合に、一番効力を発揮する為、予め知られてはならない。よって、術を使う時は一撃必殺で相手を倒す必要がある。失敗すると、自分の術が周知されてしまい、相手はそれに備えることができるようになり、勝機(生存率)は格段に下がる。」という設定自体が、妖術?奇術?と言ってもいいような術が沢山出てくる割に、なんだが現実的で、そのギャップがまた本作品の醍醐味を増しています。 徳川第3代将軍となる家光と忠長のお世継ぎ争いの為に、戦わされることになった甲賀と伊賀忍者。双方から選り抜きの忍者が10名づつ選ばれ、最後に残った人数が多い方を勝ちとし、甲賀が勝てば忠長が、伊賀が勝てば家光が徳川家の家督を継ぐことと定められます。積年の怨みもあり、互いに死力を尽くし、殺し合う忍者達・・・。がその中に愛し合う二人が・・・。甲賀の頭領(弾正)の孫、甲賀弦之介と伊賀の頭領(お幻)の孫、朧。弾正とお幻自身もかつては恋仲であったものの、家の定めから離別。新しい時代を目指す弦之介は朧と一緒になることで、甲賀と伊賀の諍いをなくそうと努力しますが・・・。愛し合う二人の行方は・・・。 別な見方をすると、忍者版ロミオとジュリエットと言っても過言ではない作品です。まだまだエンタメが少なかった時代に、これだけの作品を想像だけで書いてしまった、山田風太郎氏はやっぱり巨人ですね・・・。 | ||||
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家康の秘命をうけ、徳川三代将軍の座をかけて争う、甲賀・伊賀の精鋭忍者各十名。官能の極致で男を殺す忍者あり、美肉で男をからめとる吸血くの一あり。四百年の禁制を解き放たれた甲賀・伊賀の忍者が死を賭し、秘術の限りを尽くし、戦慄の死闘をくり展げる艶なる地獄相。恐るべし風太郎忍法、空前絶後の面白さ! | ||||
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内容についてはみなさんのおっしゃるように、とてもおもしろい。★★★★★です。数十年も昔に書かれたものとはとても思えない。 にもかかわらず、★★★☆☆の理由は、天野喜孝の描く表紙がkindleでは見えないこと。 山田風太郎と天野喜孝というとんでもなく素晴らしい組み合わせにもかかわらず、本棚状態でしか表紙が見えません。 これはぜひAmazonさんにどうにか頑張っていただきたい。 | ||||
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たいへん遅ればせながら山田風太郎さんの存在をほんとうに最近になって知りました。 HEAVY METALの陰陽座、特にリーダーである瞬火さんが尊敬し、その世界観に影響を受けた作家であるそうです。 陰陽座は本作「甲賀忍法帖」と同タイトルの楽曲(名曲!)も創っていますので、その敬愛の念が察して余りあるものです。 http://www.youtube.com/watch?v=mtlJhWXBhs4 さて、今回初めて山田氏の作品を読ませて頂いたわけですが、この「甲賀忍法帖」では徳川家の家督争いに不条理にも伊賀・甲賀の忍者が巻き込まれ、血で血を洗う殺し合いへと突入していくという流れとなっています。 文章自体にちからがあるので最後まで読むことはできましたが、ひと(忍者)があまりにも安易に殺されるのと、化け物度合いがあまりにも現実離れしていること、そして人間の感情の描き方が少々安っぽい感じがしましたので、それほど心に残るものにはならないと思います。 僕の感覚にはあまり合わなかったです。 大正生まれの氏の黄金時代に書かれたであろう作品群は現代で言うところのマンガ的な位置づけにあったのではないかと想像されます。 (今のマンガには進化しましたから、もっと心に響いてくる作品がたくさんあります。) もう一冊山田氏の作品を買ってありますが、読むのはしばらく後になりそうです。 | ||||
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この世で一番面白い小説は?山風そう答える、作家の言説にいくつ出会っただろう。 多大な期待を抱きすぎたのかもしれない。確かに、面白いし、 今に連なる忍者(私の愛する白土漫画も今だったら山風のパクリと2ちゃんあたりでたたかれまくってそうですね・・・)・ファンタジー・エスパーものの原型が残らず提示されているとは思います。(エロスの部分はさすがにジャンプとかでは余りできないとおもいますが)特に、バジリスクを読んだ時にも思ったことですが、「時代劇」というよりもはや最近の漫画の中におくと「和風ファンタジー」の祖先といったほうが感覚的に近いと思います。そういった独創的(時代的に講談からの流用もあるとは思いますが)なアイディアの数々が打ちっぱなしでおかれている感じは 「さすが!」と、思ったのも確かなんですけど。今の目(というより私の目!)からみると、随分読者の想像に任せるんだなぁ・・・というか任せすぎでは?掲載紙では読み捨て型だったのか?と思わされました。なんか、トールキンの「指輪」や手塚漫画を読んだ時に近い感触です。テーマや一つ一つの設定はすごいのだけど、形式自体がアップトゥーデートではないんですよね。(手塚漫画を読むとき目がなれるのに時間がかかるように・・・)もう少し、尺を長くしてもいいじゃない?と、聞きただしたいぐらい 所々が短いんですよね。おしげなく凝縮されていると言えばそうなのですが・・。キャラクター別に外伝のようなものを作れそうな位、余白が多いです。詳しくないのですが、そのようなものがあるなら是非読んでみたく思っています 時折、連載中付け足したのかなと思わされる設定もいくつかあり全体に荒削りな印象を受けました。10人で1冊でこの淡々さなら、さらにキャラが増えると大変なことになりそうだなというのは予測がつきます | ||||
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