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大迷走
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大迷走の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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大学生の覚醒剤取り引きが発生!? 大学教授を名乗る男からのタレコミを受けて、御茶ノ水署の迷コンビ、斉木と梢田はことの真偽を確かめるべく捜査に乗り出す。覚醒剤の製造場所はどこか、元締めは誰なのか、ブツの受け渡し方法は? ペットクリニック、レンタルボックス、動物の縫いぐるみ、全ての点が結びついたとき、思いもよらぬ真相が発覚して――。神保町界隈を駆け巡るシリーズ初長編! | ||||
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登場人物達の掛け合いと御茶ノ水・神保町の街並描写が愉快で個人的に大好きな御茶ノ水署シリーズ。 シリーズ初長編なので楽しみにしていたのですが、読後の感想は正直肩透かしでした。 期待値が高すぎたのか。それとも軽めのハードボイルド&ユーモア&ミステリーである御茶ノ水署シリーズと長編の相性が悪いのか。はたまた両方か。 「大迷走」を単品としてみると物足りませんが、梢田が同僚の五本松を同僚ではなく一人の女性として意識しだしている描写があったり「お坊ちゃま」こと立花の配属先が決まったりで「斉木と梢田の関係」に象徴されるようなガッチリと安定している世界感が変化していく分水嶺として捉える作品なのかもしれません。次回作以降を読むと味わい深くなるかも。 | ||||
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ひとつ前に読んだ黒川博行氏の小説「落英」には覚せい剤捜査について緻密にえがかれ、非常に迫力ある作品でした。今回、私の好きな逢坂剛さんの新作も覚せい剤捜査に身を投じる刑事ものということで、大いに期待をもって手にしました。事件の契機と展開が少し軽いかなというのが印象です。どちらかといえば「ユーモアミステリ」に近いように思います。ただ、ユーモアと言い切れるほどの笑いがあるわけでもなく、やや一本調子な印象です。私にとって逢坂剛さんといえば「カデイスの赤い星」の重厚で仕掛けたくさんのストーリーで衝撃を受けて以来、最も好きな小説家です。それ以降の大河調ともいえるスペインもの、さらには迫力満点の百舌シリーズとむさぼるように読んで来ましたが、今回の作品は私が好きだった逢坂作品とは少し路線が違うような気がしました。カディスの赤い星から四半世紀近い時間が経つわけですので、作風もかわるというか、ジャンルを広げて作品作られているのだと思いますが、私としては「重厚なスペインもの」や「大迫力の百舌シリーズ」路線の逢坂作品を期待したいと思います。 | ||||
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