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楽園の眠り



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【この小説が収録されている参考書籍】
楽園の眠り
楽園の眠り (徳間文庫)

楽園の眠りの評価: 3.64/5点 レビュー 14件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.64pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

ちんまりした新境地

確かに馳星周の小説だが、モチーフの特殊性によって、今までとはだいぶ違う印象を受ける。たぶんこの小説は今までの馳の小説よりも好き嫌いが分かれるのではないだろうか? 今回のモチーフは「幼児虐待」。いわゆる善人が一人も登場しないという馳ワールドは健在だが、扱う題材が題材だけに、舞台設定や人物設定もかなり狭く、ちんまりした世界で小説が展開される。ではその分リアリティーが増すかというとそうでもなく、ご都合主義の苦しい展開が目立ち、「幼児虐待」という社会問題の重さも感じられない。ただ、馳ファンならこのちんまりした世界の中にも小説の楽しみを見出せるとは思います。私は次回作に期待をしています。
楽園の眠りAmazon書評・レビュー:楽園の眠りより
4198620636
No.1:
(3pt)

馳ノワールの深化は深刻だなあ

なんじゃこりゃ、自分の息子をさらった女子高生を刑事の父親が追っかけるだけの話ではないかい。馳さんの作品にしてはなんてこじんまりとしたストーリー。
 確かに幼児虐待などテーマ的には重々しいものがあるのですが、前作「長根歌」同様、文体がやけにスマート。昔の馳さんどくどくのまがまがしさが、ますます薄れていっているのは気になるところ。こじんまりと綺麗にまとまりすぎている気がします。ストーリーも手伝ってこれ本当に馳さんの書!?と思う小説でした。
 残される手がかりからの追跡劇は結構面白かったですよ。ラストもお約束のような終わり方なので、まあ楽しめなくも無いですが、やっぱり物足りないなあ。仕方ないので「漂流街」「夜光虫」でも読む直しますかな。
楽園の眠りAmazon書評・レビュー:楽園の眠りより
4198620636

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