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冬の生贄
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冬の生贄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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凍てついた雪野原の一本の木からぶら下がる全裸の太った男の死体。男の体にはすさまじい暴力が加えられたあとがあった。これはリンチか生贄なのか…。事件を負うのは地元警察の警部補モーリン。最近注目のスウェーデンを舞台にしたミステリーである。読む前は、その事件を発端としたシリアルキラーによる連続殺人ものかと思ったのだが、読んでみると全く違っていた。 その被害者の男性の生い立ちを丹念に掘り起こし、上下巻をかけてモーリンが真相に迫っていく話である。モーリン自身も捜査に追われ、思春期に差し掛かった一人娘との関係をうまく作ることができずに苦悩する様子がところどころに差し挟まれる。 血の繋がりは絆になるのか、家族であっても分かり合えないのはなぜなのか、読者に対して重いテーマを突きつけてくる本書である。人間の弱さ、悲しさ、残酷さ、そんな負の側面を次々と見せつけられやりきれなくなるが、娘との関係を放棄せず、しかも一途に事件を追いかけるモーリンの姿に救われる。事件解決のカタルシスよりも人間の悲しい性に心揺さぶられる作品だ。 | ||||
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いいね!!と致しましたが。 評価以前に問題アリ。 なので商品★評価は3。 ご了承ください!! | ||||
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