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アトロシティー
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アトロシティーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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大学の非常勤講師でありジャーナリストの田島は、生活保護も受けずに餓死した母娘の事件を調べていた。ある日、浄水器の悪質な訪問販売に居座られている隣人の姉妹を助け、その姉妹を通して刑事の緑川と知り合う。緑川から、いくつかの強盗殺人事件に悪質訪問販売が関わっていることを聞いた田島は謎を追うが、やがて自らも奇怪な事件の渦中に巻き込まれていく! | ||||
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クリーピーに続く2作目で、今回は浄水器の悪質訪問販売と母子の餓死事件の2つをメインとしたストーリーが展開するが、社会派では全くない。 クリーピーでも前半のリアルさと後半の作り物めいた急展開がイマイチかみ合ってない感があったが、本作も悪質訪問販売の事件と餓死事件が最後どうつながるのかと期待させておきながら、最後まで結局平行線のまま終わってしまう。 後半のどんでん返しも餓死事件のパートであるのだが、こちらでは結局個人の愛憎問題に、一方の訪問販売事件はそのままストレートに終わってしまい、どうも社会問題をテーマにしているのに小説内では何の結論もなく終わるため、読んだ後、だから何?という感想になってしまう。 餓死事件の犯人を同情的に描いているのも全く意味不明。妻含めてこの犯人どう考えても同情の余地はないだろう。むしろ実はサイコパスでしたという描き方の方が効果的なはずだが、妙にセンチメンタルな余韻で終わらそうとしているのが納得いかない。 興味深い事件を取り込んではいるが、結局ネタのためだけのお膳立てという感じの処理で小説としてきっちり双方が絡み合って決着するという事はないため、読んでいる間は凄く面白いのだが、読後はイマイチ不完全燃焼な感じが際立つ。 男性的な扮装をしているシンガーの存在とかも後で絶対何かありそうな登場人物だが、結局何もないしで、何でこんな人物を登場させているのかもよく分からない。 この作者の興味を引くためのネタが複数入れ込んで結局つながらないまま双方だけで終わってしまうという構成上の致命的欠陥はこの後のクリーピースクリーチで更に顕著になってしまい、致命的欠陥としてダメな作品になっているため、もう少し小説として納得できる構成にしないとこのまま駄作のオンパレードになる危険性が高いと言えよう。 | ||||
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訪問販売の押し売り事件の話で、地方で、いろいろ問題がおきてますが、 身近に感じるような話でした。 この小説のような事件が起きない世の中になるといいと思った。 | ||||
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・ある事件を捜査する ・その事件から、芋づる式に過去の凶悪事件(実際の事件ベース)が明るみに ・調べを進めると巻き込まれる ・本筋の事件解決! ・物語のきっかけの事件、実は(略) 残念。前作『クリーピー』と続けて読んでしまったため、似た展開、似たキャラクターが 鼻について、面白さ半減しました。 そして、さらに残念なのは、私が思った『クリーピー』の欠点までほぼ同じ。 訪問販売殺人の「本筋パート」と、どんでん返し用の「創作パート」が、非常に上手い具合に 絡み合っているのですが、実際の事件がベースの本筋パートが強烈かつリアリティがありすぎて、 創作パートの”つくりもの感”が際立ってしまい、物語としてはちゃんと成り立っているのに、 読後は恐怖の余韻が薄らいで、正直ちょっと白けてしまった。 | ||||
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かつての新人賞作品から進化し、だいぶ読みやすくなった。ホームズ&ワトソンの系譜を組んだ主人公達にも安定感がある。 しかし、読者やファンとは、常にわがままである。随所に色々な結末への発火点が見えたのに、意外にラストは当たり前だった。事実は小説より奇なり、では、読み手は満足しない。周到な仕掛けと緻密な論理の構築は、未曾有のエピローグが用意されていてこそ活きると思うからだ。 | ||||
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