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デパートへ行こう!
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デパートへ行こう!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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最初は深夜のデパートを舞台にしたトリック劇の様なものかと期待したのですが、あまりに登場人物が多過ぎてまとめ様が無くなり、結局はややこしい群像劇になってしまっているとしか思えません。ドタバタして誰が誰やら、ここは誰が登場しているのかさえややこしくなりますし、話の盛り上がりがあちらこちらでつまずき、中途半端で読む方は裏切られてしまいます。途中から退屈感を覚えたのは自分だけでしょうか?結局はどの人物もその行動も中途半端で、最後には人物探索のお涙頂戴劇の様になってしまい、なんだこれは?の読後感でした。この作家なら、もう少し期待に沿った物語を作れると思っていたのですが・・・。 | ||||
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映画などでよくある、いわゆる「グランド・ホテル形式」の作品。 深夜のデパートという設定自体は悪くないが、登場人物のキャラを描き切る前にどんどん場面転換しているため、落ち着きのない印象を受ける。映画などの映像作品であればそのような展開でもよいのかもしれないが、文章の場合は要所要所をもう少しじっくりと書きあげたほうがいい気がします。 | ||||
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深夜のデパートに侵入した訳ありの人々。物語は侵入した人それぞれの立場から展開されます。最後には登場人物殆どが、ある事件の関係者である事が分かっていきます。そんなストーリーです。何故、社長が警備員として同行するのか、何故事件の真相が断定出来るのか等、疑問点や腑に落ちないシーンが多々ありました。難しい内容は無いのに、読みにくかったです。演劇や昼ドラにしたら案外良いのもしれません。 | ||||
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異なる理由からデパートに集まった様々な人びとの物語が同時進行しながら交錯していく。ただ、どこまで読んでも話が盛り上がらない。いつになったらワクワクドキドキの展開になるのかと思って読み進めていって、結局最後に至るような感じだ。 登場人物がどれも後ろ向きな感じで、読んでいて楽しい気分にはならない。特に子どものカップルは不要だったのでは。 | ||||
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この作家の実力からストーリーとしては面白いのだが、構成はありきたりのザッピング手法。 ザッピングは作家と波長が合えば引き込まれるが登場人物が多すぎるのと、唐突に切り替わるため、何がなんだかよくわからない状況で読了。魅力的なキャラクターも登場するので、その人を主人公とした話を期待する。 | ||||
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いろいろな事情を抱えた人たちが、閉店後の老舗デパートに集まってくる。 それぞれ、お互いの事情を知らず、お互いの存在も知らず、自分の事情と思惑で、閉店後の店内を動き回る。 物語が進むにつれて、それぞれの糸が徐々に絡まり合い…… ついにみんなが到達する場所で、運命の一夜が明けて、絡んだ糸がほぐれていく。 ……といった話なのですが。 どたばたコメディを狙ったのか、デパートの裏側を書きたかったのか、何がしたかった話なのか、正直よくわかりませんでした。 登場人物が多すぎて、一人残らず矛盾なく店内を動かすために作者はさぞかし精密な店内見取り図とタイムスケジュール表を作ったに違いないと思いましたが……読む私は、ついていけず。 一人一人の掘り下げや書きわけをきちんとやっていないので、記憶力が悪い私は「誰これ? なんの人だっけ?」と、いちいち前のページに戻ったりして、面倒くさくなってしまいました。 しまいに「結局、THE有頂天ホテルをデパートでやりたかったんだろうなあ。でも、THE有頂天ホテルって、三谷さんの脚本・監督で、映画として見るから面白いんだよなあ……」と、ため息ついてしまいました。 とくに女性キャラの行動が、まったく納得も共感もできなくて、残念でした。 映画って、素晴らしいですね。ビバ三谷幸喜。 というのが、なんとか頑張って読み終えて裏表紙を閉じたときに、最初に浮かんだ感想でした。 ごめんなさい。ついていけなくて。 この作者の本は、これが初めてでした。これから入るんじゃなかった、と、大いに後悔しています。 | ||||
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登場人物が多過ぎて誰にも感情移入出来ずに終わってしまう。 ころころと変わるストーリーにそれぞれの登場人物の状況把握に苦労する。 さらに謎めいた表現が多く、常にスッキリ出来ないモヤモヤを抱えながら読む必要がる。 上記を我慢して読んでも特段にオチがないし、全ての登場人物の物語が中途半端なまま終わる。 率直な印象としてはデパートの構造を空間認識することと、複雑なストーリー展開を記憶するゲームのような 作品に思えました。一時期流行った、脳トレってやつですね。 | ||||
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借りて読みました。映画や小説でたまに見かける、異なる目的を持った人々の運命が交錯する一瞬を描いた作品でしたね。 正直、重い!の一言です。 売り場で見たときにはユーモアがどうとか帯にあった気がするけど、堅苦しかったです。 恩田陸「ドミノ」にあるような軽快なテンポとか、煽られてのめり込むような雰囲気が感じられなくて、一応読破しましたが読後感も今一つ。 型物の先生が一生懸命ダジャレを飛ばしているような作品でした。 個人的には買って読むなら文庫で出てからでもと・・・ | ||||
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他の方のレビューにもあるが、映画を見たことがある人であれば、この作品を読んで誰もが「有頂天ホテル」を連想するのではないだろうか? 設定をホテルからデパートにかえ、軸になるエピソードを政治家の汚職から市長の汚職へかえ、一見無関係に見える登場人物のエピソードがひとつの結末につながるところまで映画そっくりである。 ただし、残念ながら、映画を数段階つまらなくしたような作品になってしまっている。無駄に登場人物が多いことも理由のひとつだが、何よりも作品の軸が決まっていないことが理由であると思う。コメディーにしたいのか、シリアスにしたいのか、それとも浅田次郎が書くような人情ものにしたいのか。読者の側にそれが見えてこないため、中途半端な作品になってしまっている。 私自身は、作者のデビュー当時の、綿密な取材に基づき丁寧に書かれた作品が大好きで、デビュー作から全作品読んでいるが、この作品については、大変残念な読書体験となった。このような、誰にでもかけそうな作品ではなく、真保氏にしか書けない作品を今後期待したいと思う。 | ||||
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前置きが長い。いつになったら本題なのか…と思っていたらいつの間にか終わってしまった。 視点となる人物がパラパラと変わるのは現代小説によくある手法として許せるにせよ、登場人物が多過ぎるゆえに、ややこしくなってしまっている。 これくらい分厚い本になると一日で読了する人は少ないだろう。それゆえに、次の日に続きから読んでみると「今どんな場面だっけ?」、「この人誰だっけ?」となることも少なくない。それは仕方ないにしても、海外文学翻訳本によくあるように、表紙裏もしくは1ページ目に「登場人物紹介」くらい載せて欲しかった。 「デパートへ行こう!」というタイトルではあるものの、デパートに行きたくなる話ではない。むしろ、賄賂、離婚、拳銃…といったミステリーテイストいっぱいなので、気楽なタイトルにつられてファンタジー的なものを期待している人はご注意。 | ||||
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