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残穢
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残穢の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全165件 101~120 6/9ページ
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| 何だか持っているのが嫌で、読み終えてから友達にあげました。 ホラーでは無いけど、薄気味悪い後味の悪い感じです。 決して面白くない訳ではなく、読み終えてから手元に置きたくない薄気味悪さが残ります。 | ||||
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| 今までのと違った感じ(ドキュメンタリーホラー?)で、面白かった。この後も小野不由美の本を読みたくなった。とりあえず「屍鬼」を買いました。 | ||||
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| 「罪穢れ」。よく日本人が口にするその言葉の意味を考えさせられるホラー作品です。著者の力量にグイグイ引き込まれ、一気読みです。 良質なホラー作品を読みたいという人にはオススメです。 近々、映画化もされるようなので期待してます。 | ||||
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| こういう類の体験をして生き残った知人から、随分前にその話をかなり詳しく聞いていたので、個人的にはこの小説はかなりリアルに描かれていると私は感じました。 | ||||
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| 初めに断っておきますが、この本は、いわゆるスプラッタ系のグロい描写はほとんどありません。 でありながら、それ以上の怖さを感じさせる本です。 最初から怖いのではありません。むしろ、淡々とした語り口で話が進んでいきます。 これだったら、そんなに怖くないかも、と思っていると、どんどん怖さの坩堝に嵌まっていきます。 一番の怖さは、救済という形での解決策が提示されないことです。 よくあるホラー本のように、幽霊や怨霊退治役が出ていないからかもしれません。 救いようがない怖さと、これはもしかしたら実話ではないかと思いたくなるリアルな描写が恐怖感を一層駆り立てます。 読後、私が真っ先にしたのは、この本を封印することでした。 家の中に持ち帰りたくなかったため、ビニール袋に入れて、家の外(ポストの中)においてあります。 早く売りに出したいのですが、もう触りたくないほど、怖いです。 | ||||
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| 数多ある、「ホラーもの」と違い、「キャラクター」に頼らない所に 正々堂々な清さを感じる作品。 どうしても「キャラクター」でやると、怖いのは一作目だけで、 (キャラだと、どうしても、ここで「正体」がバレるし・・・・。) その後は「そのキャラ」が一人歩きしてマンネリ化したり、 それを回避しようと「そのキャラに、色々チャレンジ」させたりするも、 結局果ては、パロディのネタにされたと、「ギャグキャラ」 に堕ちてしまうので。(特に洋画に多し)・゜・(ノД`)・゜・ 「キャラ」として具現化がない=その「何」が分からない。 人は得体の知れないもの(分からないもの)に恐怖や不安を 感じ易いものなので。その人の心理を上手くついているΣ(゚д゚lll) でも何より一番怖いのは・・・・。。 「この話は、フィクションだから、絶対大丈夫だよ!」と 100%断言出来ない所に「残穢」の怖さがあると思う。 「もし「呪い」と「残穢」、どっちの方が怖い?」と聞かれたら、 自分は「残穢の方」と答えますね。(T▽T) 「残穢の意味」を知ってしまったから、今まで気にもしなかった、 TVのニュースや新聞の記事などに、敏感になってしまう。 その「事」って、まさか・・・。とか思うようになってしまった・・・。 まさに「世の中、知らない方が良いこともある」ですよねぇ(T▽T) 日本語では、「これ」を「ざんえ」と呼び「残穢」と書くけれど、 世界の国々では「これ」を何と呼び、何と書き、どう伝えられて いるのかとふと思った・・・。(「残穢」の存在しない国なんて無いから) | ||||
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| じわじわと起こる不思議な体験・・・徐々に謎に迫るドキドキ感。 映画化されるようですが、やはり小説が一番楽しめるような気がします。 見えない恐怖をジワジワと体験して欲しいです。 | ||||
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| ネタバレありです。 その土地、またその土地に関わった物・人、あるいは怪談話そのものを媒体として穢れが伝染していく。遡れば穢れのある土地なんて珍しいものではなく、伝染する過程で二重三重にと穢れが残っていく。その穢れが人のよくない部分に触れ、また穢れは色濃くなっていく……。 と、怪談の仕組みを調査しながら穢れの仕組みを明らかにしていく過程はとても怖かったです。穢れを残した人物の一人一人のエピソードが生々しく、また穢れに影響された人物のエピソードもおどろおどろしかったです。現実とフィクションの境界を曖昧にしたドキュメンタリー風のタッチも、結末として何かしらの解決を提示しないのも良かったです。 ただ、奥山家探索のあたりから、怪談ものとして怖さを際立たせるに適したスケールを少し逸脱してしまったのか、リアリティが半減したように思えました。最後の廃墟探索で訪れた家屋の悲惨さは身震いしましたが、兼吉家までで滲み出ていた"身近にある怖さ"からは少し離れてしまったような気がします。(主観的に気になった程度ですので評価は文句なしの★5ですが) 「怪談そのものが穢れている場合がある」と警告を受けながら奥山家の話を聞くあたりは背筋がゾクゾクしました。読みなれている人からしたらメタ的な効果を狙いすぎだと思われるのかもしれませんが、もし奥山怪談を受けて主人公にも穢れが移った強い描写があったのなら、しばらくは寝られそうにありませんでした…。 | ||||
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| とあるマンションの一室、誰もいないはずの和室から、ときおりかすかに聞こえる、ぶらさがった着物の裾が畳を摺るような音。 過去に、娘の結婚式の当日に、礼装のまま首をくくった母親がいたらしい。 その怪異現象の謎をとくために、筆者らが地域の古老などの記憶や古い資料を頼りに、その地で何が起きたのか、過去をさかのぼって調べてゆく。 陰惨な事件が起きた旧家の歴史を逆からたどる。するとまた、その過去にはまた別の家族の没落の顛末が明らかになる。 この小説のもっとも恐ろしいのは、怪異現象ではなく、人生の没落の連鎖が、執拗なまでに過去にむかって反復してえがかれていること。 人間の歴史は没落の連鎖であることを実感する。自分自身もそこから免れられない。 どうあがいてもなるようにしかならないという無力感を伴う人生観が同伴者になること。 それがこの小説のもっともおそろしくて、もっともおもしろいところ。 | ||||
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| 一度読んだだけですが、あまりの怖さに耐えられません。 大好きな小野不由美さんには大変申し訳ないですが、今週末にでも古本屋に売りに行きます…。 この本を手元に置いておくのは、あまりにも怖いから。 天井を見上げるのが怖い。 水道管を直視できない。 隣の部屋が怖い。 隙間が怖い。 私が住んでいる土地に、どんな歴史が刻まれてきたのかを考えるだけで怖い。 もちろん長い長い人類の歴史を考えると、そりゃ色々な事が起きているのは当然だよねと思いつつ…。 そっか。 「色々あったんだ」。 そこに気付かされてしまいました。 ああ嫌だ。 こんな事を考えなきゃいいのに、どうしても頭をよぎるのは良くない想像ばかりです。 確かに、この本は賛否両論だろうと思います。 いやむしろ、ハマらない方が良かったかも…。 私のように妄想癖がある人には、決してお勧めできません。 | ||||
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| 作家の私と、投稿者との交流と取材を通して展開するストーリー。 前半はまったく進展なくグダグダと進みますが、 中盤はいかにもなホラー系へと展開、 後半にかけての怒涛の展開はさすがは小野氏。 たいへん楽しませてもらいました。 こういう作品もいいですが、 十二国記の新しい話が読みたいです、個人的に。 | ||||
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| 穢れは残る、そして伝播する。 この世には決して触れてはいけない領域があるのだ。 ・・・・・ 作者(小野不由美)を思わせる主人公が思わぬことから関わってしまった強い伝播力を持つ「穢れ」とその顛末を私小説風ドキュメント体裁で描く怪異小説である。 劇的な展開は少なく読み進めるに従って淡々と(物語上の)事件や事実が積み重なっていく。それらは関連性がありそうではあるが、そうとは言い切れないもどかしさがある。読み手は主人公と同じように虚実の間で宙ぶらりんになっていくのだ。だが「穢れ」は確実に主人公周辺をじわじわと侵食しているようにも読み取れるのである。 この辺り、それぞれの出来事の描写が実に怖い。 私は読み進めるのを躊躇するほど怖かった。 過去一度でも「不可解」な出来事に遭遇した経験がある方なら判るであろう。自分なりに「虚妄」であると合理的に判断分類して記憶の片隅に押し込めたはずの「あれ」が皮膚感覚(鳥肌等)を伴って蘇ってくるのである。時には笑い話(異化)にしてまで忘れようとした「不可解」な体験が私にもあるのだ。 今も書きながら鳥肌である。 ある意味読み手を選ぶ作品だとは思う。ただ選ばれなかった方は幸せかもしれない。 何故なら、この物語は全て「実」であるかも、と思い始めなくて済むからだ。 ・・・・・ 「穢れ」は媒介を介しても伝播するのである。 | ||||
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| 今まで読んだことなかったのですが、ホラー作家としてはそこそこ有名な方らしく、且つ山本周五郎賞受賞!映画化もされるということで、興味本位で読んで見た。 ある土地の因果を現在から大正時代に遡っているいくスタイルは、なかなか新鮮で面白かったが、最後はしりつぼみな感じで終わり、正直「えっ、こんなオチ!」と思ってしまった。 このレビューをみていると小野作品は他の方が面白いらしいので、他の小野作品も今後読んでみたい。 今回のは凄く期待外れで残念。(期待が大きかっただけに) | ||||
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| ミステリー好きなので、この異常事態の根っこは何なの?と謎を追っていく過程がおもしろかった。 ただ、穢れがウイルスの感染のように伝染していく、といったような話があったように思うが、これは逆ではないか、と思った。 感染症の要因がわからない昔の人が、感染症で次々に、死者に近い人から亡くなっていくのを目の当たりにして、穢れが伝染していく、と説明づけたのでは ないかと思う。そりゃ、感染症にかかった人と一緒に食事をとったら感染しやすいわね。 忌引きが、なぜ「忌引き」と呼ばれるのか、この本を読んでわかったよ。忌まわしいということか。 遺族をいたわって、だと思っていたら、周りに感染させないためだったとは。 現代では、遺族をいたわって、という意味合いでしょうけれども。お通夜や葬式から帰った後の塩も、なくなりつつあるし。 | ||||
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| あまり怖くなかったとか、氏の他の作品の方が面白いとの声もあるが、私はこれは読んでいてリアルに、背筋がゾッとした。まるでノンフィクションのように、坦々とストーリーが展開してゆく。逆にそこがリアルで、もともと霊だとか、怨念だとか信じていない私でも、このような事ってあるかもと思えてきた。夜一人ぼっちで(妻が旅行で不在なんです。)読み始めたが、三分の一ほどで怖くなって止めて、酒飲んだ。で朝起きて、続きを読んだが、昼間でもなんか厭な感じに。タイトルの「残穢」の意味もよく理解出来ました。 | ||||
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| 作者の他作品である十二国記のファンで、他の作品を読みたくて、図書館でたまたま手に取った作品がこれでした。 作者の元へ霊障(というのでしょうか)が起こるという投書があり、これを調査していくというストーリーです。 内容がホラーということは知ってはいたのですが、読み始めると、そのままそばに置くのが怖くなり(とはいえ、 読み進めるのも怖いというのはありましたが)読み続けました。 読んだ後、夜トイレにいけない、とかの後遺症はありませんでしたが、引越しの際に、お祓いが必要だなと思って います。 | ||||
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| 元来、この手の作品は、ジャンルとして好みではない ・・・ と言うか、告白すれば「夜、寝るのが怖くなる」ので手に取ることは稀ですが、本作品については、ジャーナリスティックなノンフィクション志向というジャンルの好みが、「寝るのが怖くなる」という問題を完全に押さえ込みました。それ程、堪能できました。 ジャーナリストのように、じっくりと丁寧に事実(?)を追って行く主人公。日本の戦前戦後史を重ねたストーリー展開。怪談(と言って良いのか)をこうした手法で書き上げた著者の技量に脱帽という感じです。嗚呼、今夜も眠れそうにない。 | ||||
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| 小野不由美先生のホラーワールド全開!! 山本周五郎賞受賞作品です。 この世に未練を残した魂たちが次々と怪奇を起こして行く! 「怪奇は伝染するのか…?」まさに背筋が凍る展開する世界に貴方も足を踏み入れて見ませんか? | ||||
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| 屍鬼とは違う、このきめ細かい描写と怖さ、惹きこまれました。今度ご尊顔拝したい。 | ||||
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| 実話のような感じがして、こんなに怖い小説は初めてだった。屍鬼も怖かったが、この残穢ただひたすら恐かった。 | ||||
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