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残穢



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【この小説が収録されている参考書籍】
残穢
残穢(ざんえ) (新潮文庫)

残穢の評価: 3.38/5点 レビュー 306件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全165件 81~100 5/9ページ
No.85:
(4pt)

昔からいわれていたこと

土地がいろんなことに関係してくるというのは、
昔から言われていたことでもある。

小説は最後まで、読めます。読みやすいです。
怖い話を集めている小説家が、気になる話を調べていくという
設定もすごくよかったです。

年寄りにこの小説の話をすると、土地もそうだが人間も同じで、
血筋とかも実際は同じようなもので大事であるという話であった。
土地のこととか血筋とか、核家族となり、つながりを大事にしてない
現代人は、ちゃんと調べないといけないことがあることを
忘れないようにした方がよいなと改めて思えた作品です。
残穢(ざんえ) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.84:
(5pt)

新しい恐怖の投げかけ

手許に置いておきたくなくなる本、とのことで読んでみました。
手許に置いておきたくないとまでは言いませんが、気持ちの良いものでもありません。
ある意味ずっと怖がらせる概念みたいな考えを植え付ける本です。

気にしない人にとっては何てこともない本です、
例えるなら厄年に厄払いして無かったからあんな事が不幸が起きた…
考え方なのでしょうが、自分の今座っている場所や寝床や風呂場は本当に安全安心安寧の保証なんて誰もわからないのです。
物語自体は報告書の様な程なので活字だけだと難解です、登場人物も多いのだけど、大事なのはそこじゃないので100%理解は不要です
新しい概念の対価に評して星5!
っとさせていただきます。
あと、誰かにあげるなら嫌いな人に新築祝いであげたいと思います。
残穢(ざんえ) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.83:
(4pt)

一読の価値アリ

Twitterで「死ぬ程怖い」と言われていたので期待しましたが、身構えてしまっただけにそれ程でも無かったように感じました。
恐らくサスペンス・ホラー小説好きの方々はこれよりドロドロとした地獄のような本を知っているかと思われます。
ただもちろんこの本もホラー耐性のない人が読んだら深夜に悪夢で跳ね起きるくらいの威力は持っているのでオススメは出来ますし、耐性のある方に対しても情景描写が実に気持ち悪い(褒め言葉)本なので一読の価値はあります。
残穢(ざんえ) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.82:
(5pt)

実は「怖さ」の根っこの「厭らしさ」が原動力となっている逸品

各種レビュー、特にネットレビューで評価が真っ二つに分かれる作品。
すでに多く言及されている通り、ヤバい霊現象「かもしれない」体験や伝聞情報の連なりで物語が進行する形式が、読者を選んでしまうのだろう。たとえば実話オカルト考察で、決定打を欠く状況証拠の積み重ねみたいな話が出てきたときにイラッとくるタイプの人は、本書を読みながらストレスを感じてしまうのだろうと思う。
個人的にこの作品は、怖いと同時に根っこが「厭な話」、つまりミステリでいうところの「イヤミス」と同系のコンセプトで成立している作品のように思う。作中、日常と怪奇の境界上っぽい事象に直面したときの主人公の気持ち。あまり騒ぎ立てるのもなんだけど自分の中に溜め込むのもイヤ、という感触の描写が絶品だ。
イヤミスと違い「イヤホラー」はジャンルとして確立していないので、評価軸が無いのだけど、そういうジャンルが明確化した際には、本書は古典的傑作として名声を博すのではないかと思う。

ちなみに映画版は、端的なビジュアル勝負が求められる&尺の問題もあり、原作の「奥ゆかしい厭らしさ」と正反対の演出にならざるを得なかった感があって残念。ただし和服おばさんの熱演には賞賛を送りたい。
残穢Amazon書評・レビュー:残穢より
4103970049
No.81:
(4pt)

身近にある怖さ

読み終わった後、軽く鳥肌がたって、暫く治りませんでした。
本を読んだだけで、自分も残穢に触れてしまった感覚です。

ドキュメンタリーホラーということで、読んでいる最中、どこまでがリアルでどこからがフィクションなのかが、気になって仕方ありませんでした。
特に、聞くだけでヤバイという話の所は、これ以上読みたくない気持ちと、続きが気になって気になって仕方がないという気持ちがせめぎ合い、何回もインターネットで、この本がノンフィクションでないことを確かめました。(残念ながら、フィクションとも書いてありませんが。)
後ろの解説にありましたが、小野不由美先生は、どこまでがリアルでどこからがフィクションなのかということは、明言されていないそうですね。
全部フィクションかもしれないし、ほとんど実話なのかもしれない。
実話ならば、そのまま書くわけがないから、元の話はどんな風だったのか。
なんてことを考えながら読むと、怖さが倍増します。

登場人物が多すぎて分からなくなると仰っている方が多いようですが、最後の方を抜かして他は、名前が出てきた次の行あたりにほとんどはきちんと説明がありましたので、私は大丈夫でした。

私には、もう一度読む気になれないくらい怖い本ですが、想像力豊かな、刺激を求めている方々には、自信を持ってオススメできる本です。
残穢(ざんえ) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.80:
(4pt)

借家住まいには怖い

映画かもされましたし、女優さんも原作者も大好きな方なので。読む前は見に行こう!と思ってましたが

…意外に身近な事柄を表現されているので
行くの止めました…。
アパート独り暮らしで。独りで居る時に思い出したら怖いです…
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4101240299
No.79:
(5pt)

おもしろかった

映画を見て購入しました。
面白かったです。
人物の設定が映画と違ってたけど問題なかったです。
残穢(ざんえ) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
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No.78:
(4pt)

淡々と、そして読み込むほどにじわっと

読み始めは、その辺の短編ホラーの集合体のよう。
が、一話一話はつながっており、
主人公は小説家で、著者の分身のように語る。

小野不由美らしく、ラストに向かって、残り1,2割でドカンとくる展開。
難解なので、2回読んだ後、映画を見て、更にもう一回読んで、
やっと「ああ、そうだったのか」と思えたのだった。

本は、あまりに淡々と進み、怖いとは、さほど感じないのだが、
ストーリー作りの丁寧な感じ、流石でした。

ちなみに、映画の方が、映像でストレートに入るのと、
原作にはない描写があり、怖い。
残穢(ざんえ) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.77:
(5pt)

怖すぎる……

大変面白く、そして大変怖ろしかったです。
ひとりの部屋で寝る前に読むと後悔します。
今まで気にならなかった部屋のきしみ、水の音、すべてが気になるようになります。
これを読んでいる間、寝る前に消したはずの廊下の電気が
ふと気づくとまた点いていたりしました。怖いのでもうそのまま寝ましたが……。
子供の頃のような、ひとりで寝るのが怖いという感覚を思い出させる本でした。
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No.76:
(4pt)

少なくとも

私は怖く感じなかった。幽霊が現れてどうのこうのって感じではなく、得体の知れない何かに向かって徐々に近づいていく恐怖感か。情景を思い浮かべながら読んだが、田舎の私には都会の人々の動きなど関係なさすぎた。
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4101240299
No.75:
(5pt)

一生付き纏われる恐怖

「手放したい」というレビューが気になり早速書店で購入しました。

最初は盛り上がりのあるホラーなのかと思っていたので途中まで行っても余り展開が無く、読むスピードが落ちていて後半でこの物語の芯の部分が明るみになり読み終わった後には、今までのホラー小説で味わった事の無い恐怖がありました。

まるで小説の第三者のような気分になります。

他人事ではない恐怖、大変おもしろかったです。
残穢(ざんえ) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.74:
(5pt)

真の恐ろしさは読み終わった後

このレビュー欄で「捨てたいくらい怖い!」という感想を見て、この本に興味を持ちました。
実際の読了後の感想は、こんなものか〜なんて思っていました。
確かに不気味な話だったけどそこまで怖くはないな。捨てたくなる理由はわかったし気持ちもわかる。私もいつかは友達にあげて怖がらせてやろうかな。
そんな風に考える余裕もありました。
ですが、この本の真の恐ろしさは文字の中にはありません。
本の中で語られた数々の怪異は、話者がそう綴ったように、ありふれた違和感やそれが肥大したものです。
関係ないとは思っていても、似たようなことが身近に起こった時、この本のことが思い出されるのです。
残穢を信じるわけではありませんが、もうこの気分を味わいたくないので、出来るだけ早く捨てて忘れようと思います。
残穢(ざんえ) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.73:
(4pt)

嫌な読後感が残ります

初めて小野不由美さんの著作を読んだものです。
普段、ホラー小説を読むこともありませんが、
知人があまりに恐ろしいと言うので読んでみました。

最初から最後まで、あまり一人で読みたくないな、と思わせる不穏な空気に満ちており
全編高い緊張感と、
ドキュメント風ならではのリアリティを持って嫌な気配が迫ってきます。

恐怖のピークが高いのではなく、
読了してもなお普段の生活に忍び寄ってくる
後味の悪い何かを残されていく、そんな作品でした。
少なとも著者の狙いは、多くの読者に避けがたく伝播していくと思います。

登場人物の多さについて行けず、
途中何度も振り返るうちに、
やや作品への没入感を削がれてしまったことが残念でした。

書籍事態を早く手放したくなる、という批評はよく理解できます。
本から、不穏なものが発しているような気がしてしまうのですよね。
残穢(ざんえ) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.72:
(5pt)

怖いとは感じなかったのですが

実に面白かった。
ただし、友人曰く「先に最後を読むのはホラーの読み方としちゃ」と、どうも安全弁つきで読んでたのだが。
何かを疑問に思って、どんどん時代と空間をさかのぼっていくという物語は、それがホラーであれミステリであれ、やはり面白い。
そして一方で、「あれ、昔住んでたマンション、しょっちゅう枕元を何か通っていった気がしたよな」「隣やたらと変わってたな」「あれ?」と思って苦笑したり、現在の住処に何の土地事情も無いのに安心したり。
残穢(ざんえ) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.71:
(5pt)

普通のホラーではない

非常に面白かったです。
十二国記新作長編より、先に出版されて、どんなもんかな、と思っておりました。
映画も見ましたがじゃっかん小説とは設定が異なります。

絶叫するようなホラーをのぞんでいる方にとっては、肩透かしのようだとおもいます。

今回は、ジワジワとくる、後味の悪さのあるようなホラーです。
心霊現象ももちろんありますが、それよりは人間の恨みの怖さという方が正しいかなと思います。

呪怨や着信ありとかそういったものとはまったく別物と考えていいと思います。

小野さんが散りばめた伏線を徐々に回収していき、暴かれる真実。
小野ファンにとってはたまらないと思います。
残穢(ざんえ) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.70:
(5pt)

これは永遠に揃わないパズルを埋めていく物語

主人公たちが身近な怪異について調べ、過去の悲劇に触れ、怪異の原因と法則を考え分析する、そういった話と受け取りました。残穢は私にとってはパズルみたいでした。終わらないパズル。
これから読む方には、ぜひ紙とペンを用意し、小説を読みながら地図を書く、登場人物の名前とその人物に起こった出来事を書く。
これをやった方がいいです。読み終わったあと後悔しました。
もう一度、誰に何が起こり、原因は何だったのか、法則を考えなきゃいけない。原因と結果を突き詰めたい方にはこの読み方がオススメです。
完全な答えは出ないかもしれないけど、後から「あれの原因は何だったっけ?」ってなって、やっぱり読み返さなきゃいけなくなる。恐れられている本書ですが、どうせ読むなら謎解きをする気持ちで隅から隅まで味わいましょう。「私」のように。
残穢(ざんえ) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.69:
(5pt)

期待以上でした

映画の予告を知って、原作を読んで見たくて、いてもたってもいられず購入しました。
 グイグイ引き込まれるとはこういう事を言うのかというほど興味深かったです
次の日、早く仕事から帰って読むのが待ちきれなかったです
残穢(ざんえ) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.68:
(4pt)

幽霊も祟りも信じていない。なのに「縁起でもない」という言葉には心が揺れる。

作者のスタンスは私自身の考えに近く、幽霊も祟りも信じていません。
 それでも幽霊を信じていない多くの合理主義者でも「ついている」「縁がある」「運がいい」という非合理な言葉を大真面目に口にします。そこには理屈を超えた、現象と現象を結び付ける合理的説明のつかない「何か」が存在するのでしょうか。それとも存在しない「何か」を見てしまおうとする本能的なものが人には備わっているのでしょうか。
 骨身に染みついた懐疑主義がゆえに「これには何か意味がある」という結論に飛びつくことを嫌う作者は、通常このての本では、すぐに霊的現象と判断せざるをえないような現象の連続に対しても、意味があるように見えるがゆえに、あえて制動がかかります。
 この点は、「これはどう見ても霊現象だろう」ととらえたい読者にとっては、非常にもどかしく感じるかもしれません。
 また、ドキュメンタリーとして、あえて淡々と記載している点が、プラスにもマイナスにも働いています。
 
 ドキュメンタリータッチで書かれた本書には、実在する人物や映画作品などがとりあげられており、その中のひとつとして、清水崇監督の「呪怨」について触れられていて、私自身の恐怖体験を思い出しました。
 以前、「呪怨」が映画化される前、口コミで怖い怖いと評判だったビデオバージョンを、まだDVDが出回る前のVHSで鑑賞しおわり、ああ怖かったと思いながら、ビデオデッキからVHSテープを取り出そうとした瞬間、これまで調子のよかったビデオデッキがキュルキュルと異音をあげて突然故障した時の恐怖を、本書を読んでいて思い出しました。
 本書を部屋で読んでいると何度か背後でコトリと音がします。
 カーテンを閉めた窓の外のベランダでも何やらギギギと音がしています。
 本書によって感染した「穢れ」のせいでしょうか・・・。
残穢(ざんえ) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.67:
(5pt)

ドキュメンタリーみたい

物語の中に出てくる複数の怪談は、「自分の身にも起きたらどうしよう」と想像すると怖くなったけど、物語自体はそんなに怖くないです。大きなヤマ場もないし、最後まで淡々と進む印象でした。
ただ、元々悪霊シリーズなど小野不由美さんの作品が大好きで、小野さん自身が体験した出来事をドキュメンタリーとして読んでいるような感覚が新鮮で楽しめました。
あと人物名がものすごく多いので次読むときは相関図を書きながら読みたいと思います。
残穢(ざんえ) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.66:
(5pt)

穢れに染まった一冊

小野不由美さんが実話怪談の世界に足を踏み入れてたなんて、ぜんぜん知らなかった。これは並みの怪談ではあるまい、と東京テレポート駅構内の書店の平台からゲット。

 読んで納得、すんごい不思議な話でした。いままでにも、感染する呪い、伝播する穢れをテーマにした怪談はあったけれど、この物語に登場する穢れには、死者の思いがぜんぜんこもっていない。インフルエンザのウイルスのように、感染者の思いとは無関係に広がっていく、物理的かつ無指向性の汚染なのだ。

 疫学者さながらの主人公の探索行は、やがて私たちの周囲に幾重にも積み重なった穢れの姿を明らかにしていく。その穢れの積層に対して、あなたは、総毛立つ恐怖を感じるか、こみ上げる吐き気を感じるか。

 何も感じないのなら幸い。あなたには、楽しいエンタテイメントの世界が待っている。
 しかし、この本に染みついた穢れに気づいた人は、あきらめていただきたい。あなたの心は、すでに芯まで穢れてしまったのだから。
残穢(ざんえ) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299

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