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残穢
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残穢の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全160件 21~40 2/8ページ
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リングシリーズが好きで映画も含めてシリーズ全作を鑑賞、読破してるけど、初めてホラー小説を読み終えて「目に入る場所に置いておきたくない」と思うほど怖かった。だから今、どこにあるかわからない(笑)映画化にも納得。リングと違って世界観がちゃんと表現されていて一気にファンになった。 | ||||
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鬼談百景を読んでからこの本を読むことをおすすめします。 それから、鬼談百景を読み、この本を読んだら、ゴーストハント・シリーズ(小説版)へと続いて下さい。 リングは二度と見ないと心に決めています。 呪怨ももう絶対見ません。 ホラー映画にお金を払うことは絶対にしません。 そんな私は、活字で怪談を読むことが好きです。 怪談話のポッドキャストを聞くのも大好き。 文字で入ってくる恐怖は楽しめるらしい。 (ゴーストハントの漫画は夜に読むことはしません) さて、この話ですが、とても怖いです。 ただ、圧倒されるリサーチ力や、 考え方にほれぼれして楽しく読んでしまいます。 何と言うべきでしょうか。 そう、怖い怖い!と訴える小説ではなく、 怖い現象は何故起こっているのだろう、を追求する話だから、 怖がらずにふむふむと冷静に読むことができます。 何が言いたいかと言いますと、 小野不由美さんの頭の中がのぞけるこの本が私は大好きです。 | ||||
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この本の怖さは読後に感じるかもしれない。 というか、読んでる最中にも、、、 個人レベルでは、何故か普段は気にしていないだけ?の隣の部屋からの物音が聞こえたら、普段は来ないはずのスマホアプリの通知が来たりしてそのたびにビクッとなりました。 | ||||
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一読確かに怖いです。が、改めて考えると、根本の事件から作品内の現在に至るまでに、他の魂たちがやれ戦争やら闇市やら「はるかな地獄」を生き抜いたことを踏まえれば、その間をこんな程度の祟りごっこでのうのうとやり過ごした「怨霊貴族」とでもいうべきこの霊たちに「不公平な狡さ」を覚えずにはいられません。怨霊事件の損得を計算する「怨霊経済学」が望まれるところです (まあ、実際には「霊の意図」では無く、霊を意図させずも巻き込む「現象」としての祟り (ANOTHER等のような) が探究されているものとは思われますが)。あと、できれば関東地方内で完結してほしかった、という思いは、生まれながらの関東人としての無いものねだりでしょうか (将門やら鎌倉以来戦国まで延々と続く戦乱やら、祟りのソースには事欠かないものと自負するものではあります)。 | ||||
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想像すると恐い。 これから引っ越しをする時とかに思い出してしまいそう。 同時に発売された「鬼談百景」とリンクする所があるので、そちらから読まれた方が良いかも。 | ||||
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主人公本人が何かとんでもない超常現象に合うとか、幽霊やお化けと対峙するというような話ではありません。 直接的な表現も少なく物語の大半は主人公たちがとある土地に過去どんな家や建物があってそこでどんな事件があったかを調べていくのたくさんの人の名前が出てくるのでサスペンスに近い感覚で読んでいました。 過去にさかのぼっていくため戦後、戦中、戦前…多くの家庭の名前が登場し、時には土地を飛び越えて地方へ移ることもあるせいか混乱してしまいそうになりました。 また、過去〇〇家がある場所には××家があり、さらにその前はどういう建物があって…と頭の中に描いた地図もごりゃごちゃと混乱したのでこういう表現が苦手な方には読むのが大変な部分も多いかもしれません。 しかし読み進めていくうちにだんだんと空恐ろしいような、これはどこまで続くのだろうという雰囲気に首周りが締められるような息苦しさを感じてつい家族の傍に座って読んでしまい数時間で読破できた本です。 雰囲気が恐ろしいです、こういう話は私自身にもいつか降りかかるのではないか? 呪いや祟りとはまた違う、穢れを人が感染するという想像が付きまとい良い意味で嫌な気持ちになりました。 雰囲気ホラーというか自身の想像力が豊かであるほどこの本は想像力が力になって引き込まれると感じました。 | ||||
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派手な怖さはないため、フィクションのホラーとして楽しむには物足りないと思います。 この作品の怖さはそこではなく、自分の住まいや環境も、この作品に書かれている穢れのようなものに汚染されているのかもしれないという不安感です。 「手元に置いておきたくないほど怖い」というのも、この本を手元に置いておくことで、内容に賛同してしまうような恐ろしさからくるものだとするとうなずけます。 | ||||
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この世の中は二つの人間に分類できる。残穢が怖くない人と、怖い人である。 話として何か明確なオチを求めている人は消化不良で終わるだろう。寺生まれのTさんが波ァ!と解決してくれるわけではないし、問題は結局のところ何も解決せず終わる。 いわゆる都市伝説系怪談なので、現実と地続きであることを楽しむもの。つまり、これを読み終わって、「これは明らかに作者である小野不由美先生が「私」なので、実際似たようなことがあったはず」「少なくとも元ネタとなりうる何かがあったであろう、読者から実際手紙が来ていたはずだ」「そもそも自分の住んでいるところは、元々何があった場所なのだろうか?」「話をしているだけで影響があるのなら、この本は大丈夫なのか?」そういうことを想像してしまう人が残穢が怖いと思う人だろう。ちなみに私はかなり怖かった。 話はそれるが、海外のホラーは呪われたり死に至る者は理由がある(バカップルだとか、ジョックだとか……それは理由なのか?という感じだが)のに対し、日本のホラーは何の落ち度もなくたまたまそこにいたなんてことで祟られる(だから怖いのだ)、という論を展開している人を見たことがある。いささか乱暴な話だが(海外のホラーにも特に落ち度なく呪われるものはある)それは横に置いておく。さて、残穢において何らかの影響をうけた人々はみなおそらく落ち度はない。何らかのきっかけや個人の資質はあるだろうが、穢れに触れなければ問題なく人生を送っていたはずだ。だからこそ残穢が怖いと思う人は思うのだ。「自分も穢れに感染したら、そうなるのかもしれない」と。 岡谷マンション・岡谷団地に問題なく住める人と、何かを感じてしまう人がいる。それはまさしく残穢が怖い人、怖くない人の差だと思う。どちらがいいとか悪いとかではなく。 というようなことを書いていたら家鳴りがしたのでビクッとしてしまった。怖い人にとっては、かなり後に響く小説だと思う。 | ||||
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映画が面白かったので原作もと思い購入しました。映画版よりも濃い内容で個人的には良かったですが人によってはくどいと思ってしまう部分もあるかも…?映画はラストの演出が唯一微妙だと思いましたが、こちらはそんなこともなくてよかったです。 | ||||
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この本の前に鬼談百景を読んでから残穢を読みましたが、おおよそ3週間くらい怪談ものを読み続けていたらちょっと怖くなりました。 | ||||
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ホラー小説とは思えなかった。 なのに、怖い! 読み始めてすぐ後悔した。けれど結末を知らずに投げ出すのも、想像が膨らみ怖い。結局読み進めるしかない。 ホラーと思えないのは曖昧な怖さの為。その曖昧さは、誰もが(他者の恨みをかぶっていない。清廉潔白、もしくはなんの関係のない人物であっても)遭遇するかもしれない実体のない怖さゆえだった。しかも衣食住の住にまつわる怖さだからね! 逃げられないよ! | ||||
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Amazonプライムに『残贄』があり、期待しないで観たら実話怪談のようで大変面白かったです。 映画を観てから本を読みましたが、そんなに怖いエピソードやおどろおどろしい内容ではなく淡々とお話が繋がっていきます。 特に見せ場のない話なのに引き込まれて読み続けてしまうというのは、やはり作家さんの力が優れているということです。 怖がりたいだけの人よりも実話怪談マニア、オカルト大好きな人、ちょっと違うタイプの怖い話を読んでみたいひとにも良いかも。 よくよく考えると怖いことばかり書いてあるので、なるべく文章を想像しないように読みました。 | ||||
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本が大変奇麗でびっくりしました。殆ど古本という感じが殆どありません。しゆお使用感は極く僅かでした。学生時代から、古本に慣れているのですが、昔の古本屋で発掘した名著は、随分痛んでいることが多く、自分で修復してですが)読んだものですが・・・・(60年前の話ですが)。 | ||||
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眼を閉じて耳だけで聴きたい。オーディオブックにならないかなぁ〜 | ||||
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今でも長く語り継がれる残穢。 賛否両論ではありますが、この本はたくさん怖がらせてくることを期待する方には少し方向性が違うように感じると思います。 まず、この本では怪異に面と向かって遭遇することはありません。すべて筆者の又聞きです。あるいは現地調査のレポートです。 淡々とレポートが続くからこそのリアリティが、この話の真骨頂と言えましょう。この為、いつもと視点を変えて読み進めると、残穢の特性を理解した時に薄ら寒さを覚え、自然と鳥肌が立つことでしょう。 一切正面から出てくる怪異なし。ある意味茶番なしのお話でした。残穢を信じるか信じないかという、そういうレベルではなく、確かにそこにある。読み終えてからそう思いました。 | ||||
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皆さんは、今住んでいる土地の過去を知っていますか? 私はもちろん知りません。 でも、部屋で不可解な事が起きた時、まず怯えますよね。何度も起きると、「この家、呪われているんじゃね?」って思いますよね。 その時、とっとと引っ越しをするのか、もしくは過去を調べるか。どちらかになると思います。 これは後者の本です。 「過去にこういう事があったから、こんな現象が起きているんだ。お祓いしよ♪」で、終わるような内容ではございません。 読み終えた時、初めは戸惑うでしょう。ただ、自分の事と置き換えると「もう、逃げ切れないじゃん」という恐怖に陥ります。 何か怖いことがあったら、すぐに引っ越す事をお勧めします。 | ||||
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最初は、マンションの一家から始まり、調べていくと周りにも何かがある。 怪異自体にも微妙な違いがあり、とにかく薄気味悪い印象。 根っこにある怪異の原因だと思われる話は、怪談界でも禁忌に属する一部では知られた話。 色々な怪談作家さんたちが、概要だけは色んな本で書いていたりします。 ある作家先生は、この話をいつか必ず公にしたいと考えているそうだが、少しでも行動に移すと必ず障りにあうそうです。 小野先生、別のラインから繋がった話とはいえ、作品にして大丈夫だったのだろうか? そういえば、平山夢明先生がこの本に出てたなぁ。 たぶん、そっちに穢れが行ったんだな、うん。 ホラーをじっくりと読む人にオススメです。過去に遡って調べていく段階での、色んな人からの談話はジワジワきますよ。 | ||||
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じわじわとくる怖さなので、派手な怖さを求める人には向いてません。 自分に置き換えて考えたりすると怖いです。 | ||||
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読者から手紙で送られてきた奇妙なぞっとする体験、具体的に何が起きているのか、そもそもその元は何なのかを調べていくうちに、作者自身の身に起こったことを実話風に淡々と記録した物語です。同時期に出版された「鬼談百景」は、これらの過程で収集した実話怪談を99話集めて収録したもので、百話目を話すと本当の怪異が現れるという百物語にちなんで、この「残穢」を百話目とみなしているそうです。「鬼談百景」を読んだ人は、「残穢」を読了した後に、何か現れるのかどうか・・・(汗)? まず最初に読んだのは「鬼談百景」の方だったのですが、その時はだいぶ辛口のレビューを書いてしまいました。この「残穢」の後に読めば、だいぶ違った感想になったと思います。「残穢」の中の過程で集まった怪談実話が「鬼談百景」だったというわけで、それなら、話にオチがないものが多いのも、娯楽物として起承転結でまとまっていないのも理解できます。「残穢」は、私は先に映画を見たのですが、ほぼ原作に忠実に映画化されていました。これが全部実際に起きたことなのか、それともどこかから創作が入っているのかそのあたりはわかりませんが、かなり臨場感があり、ほとんどが実際にあったこと、作者が協力者たちと調べた過程をそのまま書いたものではないかと思わせられるほどです。 奇妙な音がするマンションの部屋、調べてみたらおかしなことが起きたのはその部屋だけではなかった、それどころかすぐ隣の一戸建ての地域までも。ということは、マンションや家が建てられる以前に何かあったのではないか?作者たちは古くからその土地に住んでいる人たちに事情を尋ねたり、古い地図を探したりして、何年にも渡って根気よく調査を続けます。そしてとうとうそれははるか昔の時代の、遠くの土地にまで遡って・・・。その間にも、それらの部屋に住んだ人たちに後日、いろんなことが起きていたことがわかります。 「残穢」の映画を見た時、普段ならよかったと思ったらダビングして残すのですが、これについてはどうしてもダビングする気になれませんでした。小説は山本周五郎賞を受賞したそうですが、その審査員たちが口々に「この本を自分の本棚にずっと置いておく気にはならない」「実は今、この本を手元に置いておくことすら怖い。どうしたらいいのか悩んでいる」と述べたのもわかるような気がします。元々陰惨な話がなかった土地にまで、それがついてくる、新築の家だろうがなんだろうがついてくる、というか連れてきてしまう、話を聞いただけでも”感染”する、だから本を読んだだけでも、後ろに何かいるのではないか、明日からうちでへんな音がし始めるのではないか、思わずそんなことを考えてしまいます。こけ脅しの怪談ではない、じわじわと迫ってくるかなり気持ちが悪い話です。小説自体は星5つ、読後感は怖さで星1つだったりして・・・。ちなみに、私は普段はこの種のものはまったく怖がらない人です。 | ||||
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映画から入りました。 初見の時は退屈で、何が怖いのか全くわからず。 1年後くらいになぜかふと観たくなり再度視聴。 そしてこの度、原作を読みました。 先に映画を観ていなかったらなかなか理解が追いつかなかったかも知れません。 時系列と、それに合わせて人物がたくさん出てくるので(加えて◯◯◯号室のAさん、△△△号室のBさん、×××号室のCさん、Aさんの前に住んでいたDさん、など) 普段からドストエフスキーを読んでいる人ならそれほど難解ではないかもしれませんが。 地域図や相関図的なものが添付されていればもっとわかりやすいかもしれないですね。 まあメモは必須でしょう。 また、自分のモードをどこに合わせるかによって感じ方が変わってくる作品だと思います。 モードが間違っていると何も感じなかったり不愉快になったりします。 作中に出てくる多くは堕胎や精神疾患など現代の価値観でみると保護すべき対象が主ですので、現実的な目で見たときに怪異と結びつけて手放しで怖がるべきものなのか?という疑問も出てきます。 私宅監置や精神関係の法律の変遷など丁寧に描かれていますが、それだけに興味本位と差別偏見の歴史はリンクしているんだなぁ、と思いました。 登場人物的な視点で読み進めると面白いです。 俯瞰で見ると嫌な気分になるかも知れません(笑) どうにも他人の家、地域の過去を興味本位でほじくりかえし勝手に結論づけて怖がって飽きたらやーめた、に見えて不愉快な部分もありました。 | ||||
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