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残穢
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残穢の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 1~20 1/2ページ
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最初の方は、全身がゾクゾクする怖さがあり、話が進むと気味が悪くなってきます。 祟られるとどうしようもなく、無意識のうちに祟られることもあるとのかと思うと、無力さも感じます。 延喜式に似たような話があるとのことですので、古来からの感覚のひとつなのでしょう。 気力がているときに読んだほうがいいと思います。 | ||||
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中盤まではものすごく面白かった。後半は難解かつ、盛り上がりに欠ける展開になってしまっている。 「リング」の実録版という印象。ジメジメした恐怖が付きまとう。非常に怖い。 物語が平坦なのでそこが非常に残念でした。 | ||||
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はらはらどきどきという展開ではありません。 ただただ解説が続くといった趣向です。 おそらく好き嫌いがかなり分かれる作品です。 解説好き、民俗学の詳細を知りたい人にはおすすめです。 物語性が好きな人には不向きです。 | ||||
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著者である《私》が、読者から受け取った手紙は、あるマンションにまつわる奇妙な体験だった。それを調べ始めると、やがてそのマンションにまつわる因縁が暴かれていき……という怪談小説。 抑揚のきいた巧みな筆致で、詰まることなく最後まで読了できた。ただ特に怖かったり恐ろしかったり、といった感情が揺さぶられる類の読書体験ではなかった。抑揚がきいている展開も、ともすれば盛り上がりに欠けたということでもあり、自分はこの本のいい読者ではなかったようだ。 | ||||
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しっかりした本のわりに安かったです。 | ||||
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映画観ようかな? 怖くて、映像になったら、ダメかも、私は。 | ||||
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本を買ったあと直ぐに映画を先に見てそんなに面白くなくて本編読まずじまいです… | ||||
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作家である「私」は、読者の久保さんから奇妙な経験の手紙を受ける。それは、誰もいないはずの部屋から畳を掃くような音が聞こえるという話だった。私は好んでホラー小説も書くため、その後も手紙のやり取りをしていたが、今度は部屋の床を何かが這うのを見たとの連絡があった。これに既視感を感じた私は過去の手紙を調べたところ、似たような体験をした人が、どうやら久保さんと同じマンションに住んでいると思われた。 ドキュメンタリータッチのホラー小説。確かに物語の前半部分の部屋に次々と起こる怪異現象は怖く、夜一人で静かに読んでいると、ふとした瞬間にゾクゾクとする恐怖感を味わえそうです。ただ、その怪異の原因を探っていくことがメインとなり、段々と怖さの度合いは下がっていく気がします。作中、実在の他の作家の方も登場し協力しながら過去の因縁を辿るシーンは、現実なのかどうか分かりませんが探求心が凄いと感じます。 | ||||
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これは、ミステリーを書くため下調べしたら怪奇だったので、そのまま本にしてしまった、そんな不思議な作品でした。 登場人物の数がかなり多く、相関図がほしい。何度も「○○さんて誰だっけ?」頁をさかのぼり、実は新たな登場人物だったことも。 お話としては 「どこから怖くなるのだろう、長いな、まだ遡るのか、また新たな登場人物が!頁残り少ないけどどうなるの?え?おわり?」 怖すぎなくてよかった、そんな感想。 いくつかの悲劇の原因はわからないまま。 実在の人物実在の地名が出てくるため現実の話みたいにも思えますが、遠く離れた土地の情報がすぐ分かる不自然さも。 自分の部屋でも怪奇が起きるかもとそんな気持ちにさせるのが少し恐いぐらい。 作品としては練りあがっておらず、完成作品とは思えません。 | ||||
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映画の方がずっと「恐ろしさ」を感じさせてくれた。もともと『屍鬼』で小野さんが描き出した、日常がひたひたと掘り崩されて、その下にある「見てはいけない」世界が露出してくる雰囲気を期待していたし、本書の映画版はそれをある程度映像化することに成功していたので、原作がその域に達していないことに失望させられた(小説の実写化が原作より良くなるという珍しいケースだ)。 本書の「恐ろしさ」「見てはいけなさ」は、本当に呪いが実在するのかそれともそうした恐怖自体、「私」や「久保さん」の思い込みにより作り上げられた連想の体系に過ぎないのかはっきりしない、両者の「あわい」の場から湧き上がってくるものだが、ホラーである限りは、恐怖が真に存在するか思い込みなのか、微妙なバランスの中で、ぎりぎり恐怖は実在するというほうに天秤が振れないと、「なーんだ、勘違いかよ」ということになってしまう。映画版の方が最後までそのバランスを維持し、あまつさえラストのどんでん返しで「やはり恐怖は実在する」という方向にうまく引っ張ったのに対して、小説版では反対に「思い込みでした」の方に天秤が「ちょっとだけ」傾きすぎている。映画版のようにラグクラフト的彼方の実在を予見させてくれないと、結局安心の方向に回収されてしまう。 それから話の展開が、映画版だとほぼ1年くらいの時間に凝縮され、たたみかけるように恐怖がヒートアップしていたのに対して、小説版では2000年代の初頭からごく近年まで8-9年にわたっていて、ストーリーの展開が非常に間延びしている。前半の首都圏を舞台とする残穢の連鎖と九州における「奥山怪談」の説話の世界とのつながりが悪い、もっと言えば「奥山怪談」の登場が唐突すぎるし、そもそも奥山の炭坑で何があったのか、それがすべての恐怖の出発点であるにもかかわらず、はっきりしたことが何も浮かび上がってこない。前半の首都圏の集合住宅における残穢の連鎖を延々と描きすぎているうちに、後半にたどり着くまでに説話自体のはらむエネルギーが枯渇してしまった感がある。ちょっと失望。 | ||||
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『持っていたくない程怖い』ホラー小説、しかも小野不由美先生の作品と聞いて購入しました。主人公が霊現象等に巻き込まれながら恐怖のどん底に落とされていく、といった作風が好きな私には正直あまり怖いとは感じられませんでした。 私自身以前そういった話を読み込んでいて恐怖体験をし、お祓いまでした何とも自業自得な経験があります。これこそ作中に出てくる虚妄であり、残穢でしょう。だからといって読了後、またあんな体験をするかもしれない、という不安にはあまり駆られませんでした。...とはいいつつ、深夜には読みたくない本ではあります(笑)。 お話はとても面白かったのですが、『小説』が読みたかった私には少し合っていなかったようです。色々な方が書いていらっしゃいますが、確かにこれは読む人を選びそうですね。『ゴーストハント』や『屍鬼』が好きな人にはあまりお勧めは出来ません。 もう1度じっくりと読んでみると、その怖さが伝染するのかもしれませんが読了直後の感想は以上です。 | ||||
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小野不由美さん、ってビッグネームをずっと存じあげてはいましたが、 食わず嫌い。これだけ売れるんだから、面白いんだろうな、と思って いましたが、何故かこれまで手に取ることもなく。 そして何故かこの一冊、なんかの拍子に手に取ってしまいました。 舞台はちょっと明らかではありませんが、とある地域。すーっ、すーっ と床を掃く。赤ん坊の泣き声が聞こえる。誰かが歩いてる、というお宅が いくつも見られる地域。 そこにまつわる逸話を、精密な筆致で著しています。 窪田さんと作者、取材はいつか平山さんが加わり、そして福岡まで。 基本的には、宮部さんの理由みたいなインタビュー形式、ドキュメント レポートって感じの作品です。 と、ネタバレになるので、これ以上は書きませんが、この作品。 私にとっては、実は全然怖くなかった。 恐らく、他にお読みになる方、もしくは他に読まれた方、そう思う方、 沢山いるんじゃないか。 どうしてかって、やっぱり取材して、話し合って、井戸端会議、興味 本位でお話してる主婦の会話にとどまっちゃってる? これは言い過ぎなんでしょうね。あまりにも文章が達者。言葉が綺麗。 表現から何から、熟達した構成です。人気が出る理由、分かります。 60点。 他の作品ではどうなのかなあ。しっかりとした文章、構成に、Materialが 伴ったら、軽く100点以上いきそうです。次読む作品に期待します。 | ||||
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ホラーを読むのが好きです。映像化されたことで話題であり、時間を見つけて読みました。 しかし限られたせわしない時間で、こういう緻密にとても丁寧に組み立てられた作品を読むのは、厳しいものがありますね。 たくさん人の名前が出て来て、また時代も前後するので、どこの時代の○○さんだったのか、記憶になければまたいちいち本から探さなくてはいけないのですが、実際にそうするのは時間もないし面倒なのでせずに読み進めた結果、「怖いけれど、よく分からない」という感想しかありませんでした。 確かに面白い斬新な書き方のホラーだなとは思うのですが、時代、人物の相関図や、いわくつきの建物の見取り図や地図があれば、もっとやさしく理解しやすかったと思います。それは求め過ぎかもしれませんが。 じっくり丁寧に読むことが求められる作品です。 ホラー好きとしては耳袋や実際の作家さんも登場してきたりして、いかにも「実話風」なので、そういう部分では大いに怖く、他の話に連鎖していくような恐怖もあり、楽しかったです。 | ||||
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触れ込みほど怖くありません。内容は単調で、読んでいると先が読めます。チョット期待ハズレでした。 | ||||
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まず、登場人物が多いです。いろんな人に話を聞いて怪奇現象の大元を見つける話なんですが、とてつもなく登場人物が多いです。なので、どの人が誰だっけ?と混乱すること必至です。 次に、説明が回りくどい。二回三回同じ文章を読まないと内容が理解できない。これはストレスでした。 で、怖さですが… 怖いです。明らかに作り話やろ…というような大げさな表現が少なく、それ故にリアルです。2、3日は寝付きが悪くなります。 てことで、トータルで星3ってところです。 | ||||
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怖くなかった理由は、主人公の立てた仮説が都合良すぎで、不勉強にも感じたから。 つまり物語の進行に付き合うほどの説得力がなかった。(理論武装はあった。) 古来伝承の延喜式のセンセーショナルな部分のみを借りているのだが、 やたらと日頃、感染や汚染といった事象にのみに反応が高い人には、受けがいい小説かもしれない。 私はホラー小説に科学的根拠は求めないが、物語作りにおいての整合性は大事だと思う。 本作が地味だとか、調査レポート風な進行であることが退屈という声もあるが、 そこに関しては面白く読めた。霊的現象の描写や加減も及第点だ。 この小説は怖い人、怖くなかった人、両方いても不思議はない。そういう題材だ。 しかし蛇足かもしれないが、書物としてはあまり行儀の良いものだとは思わなかった。 | ||||
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ニコニコ動画で鬼談百景の動画を見て、 とても怖かったし面白かったので興味を持ちました。色んな人が、 この作品をすすめていましたので、 とても期待して読み始めました。 読後。何でしょう、 この迫力。何とも言えない怖さ。 じわじわくるんです。 久々に部屋の中で一人いるのが怖く感じました。個人的に一番怖かったのは台所で、ある人が遭遇した怪異です。 あと、平山夢明さんが出てきたのはテンション上がりました。 | ||||
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主人公の立てた仮説が立証されたような状況証拠の積み重ねがあり、果たしてミステリーの核心に近い所までたどり着く。 だが裏を返せば、その仮説をそのまま利用して、もし仮に日本中で一斉に「お祓い」を執り行うとする。 そうすればごく短期間のうちにこの国のかなりの数の自殺者や殺人事件を減らすことができると、冗談みたいな効能を私は想像してしまう。 お祓い如きで穢を阻止できないのであれば、そもそも触穢に関する規定そのものが無力となり、この作品の仮説そのものが説得力を失う。 そう考えてしまうと怖くない。創作物は妄想の産物であれ、読者を説得させる道理は最低限必要だからだ。 切り口は良かった。彼らの手間のかかる調査もそうだし、現象を客観的に捉えて怪異の謎を解くという主人公の態度にも乗れる。 地域社会のあり方の変遷に触れてみたり、なぜ怪談はどれも似るのかを考察してみたり、なによりも心霊現象の表現も上手である。 結末のあっさり感と読後のねっとり感が印象的で、大人のためのアトラクションといった風味である。 しかしながら前述のように、魅力的な題材とも思える「触穢」、その仕組みの一部を都合よく取り出して無理矢理に 心霊エンターテイメントと結びつけるために、本作では苦心して理論武装(言い訳)をしている部分が散見される。 だから良作なのか駄作なのか私は判断に困っている。 しかし良くも悪くも、この作品が人間とりわけ日本人の恐怖心の源泉を正確に狙い撃ちしたことは確かである。 | ||||
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ミステリーでもなく、怪談話でもなく、なんなんでしょうね。 地縛霊にまつわる話なんでしょうが、まったく宗教じみてない。 どんどん不可思議現象に関して、何が原因なのかを紐解いていくだけの話。 いったいどこまで遡るんや〜と止めたくなるくらい 「一般人がそこまで頑張れるか?」と疑問に思いますが、意外とのめり込んで 一気に読めました。 ノンフィクションのようにわざと描かれてますが、意味があるのかな? フィクションなのかノンフィクションなのか最後まで分かりませんでした。 なんかその辺がモヤモヤしたところですね。 | ||||
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映画の宣伝を見て本書を購入した。ホラーものは、はじめて読んだ。「穢れ」が気になった。小野さんは「穢れ」についてどのような見解をもっているのだろうか。歴史における「穢れ」の問題は、研究が進んでいるところである。私は、教育関係に関心をもつものである。小学校高学年から上の世代で「穢れがうつる」「穢れがある」と子ども間のいじめにつながる混乱のリスクを考えているのかの見解を聞きたい。また、私は長崎かrら福岡市にに転居した。その私も北九州方面の「トンネル」や「ダム」の話は実際の場の検討はつく。閑話休題、小野不由美さんに問いたい。「部落差別」と「穢れ」の問題についてどう考えているのか。映画のHPに「穢れ診断」といういい加減なものがあるこ知っているのか(「いい加減といったのは私は、実際やってみての意見~小野さんもやってみたら?)やはり、。この作品「穢れ」がいじめ」を助長する可能性を危惧する。小野さんはどう考えているのか。活字は、一人歩きします。 小野さんのコメントを聞きたい。 | ||||
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