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(短編集)
噂の女
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噂の女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 41~60 3/4ページ
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下品極まりない作品。 松本清張も、大体終盤は残念になるが、それでもまだ、面白みはある。 そして、作家のプライドや品格が垣間見える。 だがこの作品はなんだ。 結局何が書きたいのかな、この作家は…と客観的に読み進めていると、 自分の思想の主張(それもかなり偏った) がしたいんだな、なるほど、という作作品でした 笑 この作家は初めて読みましたが、これ、最近出されたものですか? 2012年か。結構最近ですね。 だとしたら、もう少し世の中の動きを知ったほうがいいんじゃないかなぁ… 不味いラーメンを食べた気分なので、感動する、何度も読みたくなる作品を、お口直しに読み直します… | ||||
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地方都市のシガラミと市民を小馬鹿にしている公務員の話。 糸井美幸は田舎の普通の女がやれることで一番どデカイことをやった女。 | ||||
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連作短編のような体裁で、糸井美幸という毒婦の行状を描いたユーモラスでブラックな作品。 最初はこんな女も居るんだろうなという程度に糸井美幸が描かれるのだが、少しずつストーリーは盛り上がり、後半は特に面白くなる。しかし、結末がどうにも残念。糸井美幸に翻弄される男どもの愚かな行動がユーモラス。 | ||||
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この作家のテンポのよい文章と表現力には毎度感心します。ストーリーは最後にどう決着するのかと思いながら飽きることなく読み進めることが出来、奥田英朗らしい終り方をします。 | ||||
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やはり奥田さんはこのような小市民(主人公?である美幸は全く小市民ではないが) を描かせると抜群に上手いし、面白い。 どんどん増長していく美幸像がどこまで行くのか?と思わせ読んでいてハラハラする。 終わり方が消化不良と言うコメントの方もいたが、これ以外に上手い終わり方は無かった のではないだろうか?と思えました。 | ||||
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最初の話を読み終えた時、この調子で残り9話いくの、と不安を覚えましたが、そこは実力派の作者らしく、最後まで読者の興味を削ぐことなく読ませていると思います。 謎の女・糸井美幸の行状が、各物語の主人公を通して、謎を残しつつも明らかにされていきます。その主人公は、サラリーマンやOL、無職の女であったり、会社社長や檀家、はたまた刑事と実にバラエティーに富んでいます。 最初は短大デビューの単なる軽そうな女性から始まり、最後は犯罪の匂いがする危険な女まで、美幸の変貌ぶり(最初からなのかもしれませんが)が物語として楽しめます。 物語の構成上、美幸の視線から語られることはありません。しかし各話で決して善人ではない登場人物たちが、実に狭い世界の中で美幸に振り回されている様が、コミカルながらも哀愁を醸し出している雰囲気が作者らしいと感じました。 | ||||
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あんまり好みの話ではなかったです。。主人公が嫌でした。。。。。。 | ||||
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噂の女、糸井美幸。 とある地方都市で、何とも人間らしい人間、利己的で愚かな登場人物達の10の物語。 そのそれぞれに糸井美幸が登場する。中古車販売店の事務員や麻雀荘のアルバイト等として。 10の物語に登場する人間達が、糸井美幸に関わり、観察し、対話し、そして彼女にまつわる噂を耳にする。 物語が進むにつれて徐々に糸井美幸の素顔が明らかになって行く。 いや、ちょっと違う。 私は騙されているのかも知れない。 或いは、糸井美幸に関する噂を鵜呑みにして彼女の人物像を勝手に作り上げたのかも知れない。 糸井美幸に関して得られるファクト、つまり容姿、所有物、職業、発する言葉や、起こした行動だけに注目した場合、 グレーな部分はままあるのだが、彼女に関する決定的な「噂」を肯定するだけのファクトがないのである。 人間は噂話が大好きだ。そして、その噂話をもって憶断するのも大好きだ。 芸能人相手にやるのはいいが、実生活で大事なのはファクトだ。それを思い知らされた。 噂の女、侮れなし。 | ||||
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久々に奥田さんの本読んだ。 挿画と装画も良いですね。 とある地方都市 既得権益、コネ、根回し、誹謗中傷、利権、天下り、もみ消し、美人局、情報操作、シガラミ、権威と権力の癒着 貧困ビジネス、薬剤不正取得等々 その他あるあるズルばかりの社会。 平気で嘘をつく人たち。 この本の中に正義の人は誰一人登場しないのである。 そう、利己な人のお話ばかり、利他という匂いもしないのである。 一人の悪女を軸に見えてくる現在の社会構造。 きっとあなたの周りでも普通にあるでしょう(笑) | ||||
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なつかしい、とても、懐かしいぃい。 岐阜弁のオンパレード! 地名・・・。 それぞれ違う女性の短編集かと。 思いきや。いやいや、一人のおんなじ女性の噂のお話し。 もやもや感と、いうのか。 これを【余韻】と呼ぶのか。 真相は定かにはならない。 でも、岐阜だ、もの。 『柳ケ瀬の女』もあって。 『スカイツリーの女』で終わっております。 | ||||
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久々の奥田さん、もちろん図書館で借り読み。 魔性の女が馬鹿な男どもを手玉にとり・・という話。。 肩肘張らずにスイスイ読めました、お勧めです。。 | ||||
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奥田英朗の小説にはヒーローは出てこない。 (精神科医の伊良部と「サウスバウンド」のお父さんは例外。) いつも財布の中の小遣いの残金を数えているような、 小市民たちが主人公。 この話は、いつもの奥田のように、 卑小な小市民のちっぽけな欲望と ちっぽけな世間体の海の中の自尊心を わざと内面にまで切り込まず、 徹底して表面的な反応だけを描写する。 「庶民には日常しかないの。 隣の人間を横目で見て 小さな嫉妬や羨望や希望のキャッチボールをしてるだけなの」 意地悪にいえばそんな視線。 それが彼の作品の読みやすさでもあり、 読後感の物足りなさでもある。 きちんと作品の設定をしたら、 それでおしまいという感じ。 人気も反発もそこにある。 でも…… 【注意!!以後、分かる人には分かっちゃうネタバレ引用あり】 「平凡な結婚をして、子供を二人産んで、小さな建売住宅を買って、家事と育児とローンに追われて、田舎の女はそういう人生の船にしか乗れんやん。でも糸井さんは、女の細腕で自分の船を漕ぎ出し、大海原を航行しとるんやもん。金持ちの愛人を一人殺すぐらい、女には正当防衛やと思う」 これは性欲まみれの男性中心社会に生きている男どもの心胆を寒からしめる凄いセリフですよ。 こんな生活を幸福と思うか、息苦しいと思うか…。 きっと両方とも本当の気持ちなんだろうけどね。 似た話が、もう一つある。 そう。桐野夏生の「OUT」。 評に「亭主を殺すな!」とあったのには笑ったな。 主人公の美幸が逃げてしまう結末は、ファンには不評らしい。 読者を宙吊りにして不安にさせること自体が、作者の意図なのにね。 でも、パトリシア・ハイスミスの悪女もののような怖さはないな。 良くも悪くも微温的な日本社会の象徴かな。 構成や意図は買うけど、展開や文章が平板なので★3つ。 | ||||
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奥田英朗氏の大ファンです。でも最近あまり面白くないのですよね。邪魔とか無理とか、あの感じ待ってます。 | ||||
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新刊でしたから問題はありません。内容も面白くただいま友人の中を走り回っています。 | ||||
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中古車の販売店の事務員、雀荘のバイトの女、高級クラブのママ。 いずれの女も、その名は糸井美幸。 年は20代後半。 短大卒の普通の女性が、わずか数年間でどうやって、のし上がっていったのか。 元同級生、仕事の同僚など、関わりを持つ人間たちの眼を通して 最初は浅く薄い線だった糸井美幸という女の姿が、いつのまにか 深く濃い線となり、次第に強く刻まれてゆく。 前半はあくまで低く、響かない調べが次第に音色を高めてゆき、最後に 絶頂に至る。 ラベルのボレロのよう、ですかね。 | ||||
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大阪の話かと思ったら、柳ヶ瀬だから岐阜の話か。危うく大阪人の悪口書くところだった。 第一話の肩透かしで、一瞬読むのやめようかと思いましたが、噂の女糸井美幸がビッグになっていくにつれて引き込まれます。 前半の短編の多くが「やめようと思った」とか「逃げたくなった」とか、ほとんど、関わった男たちがそこから逃げたくなるという一文で短編を〆てますが、うんざりするような地方の閉塞感と逃げられないしがらみに、大阪…じゃなくて岐阜の人間って最低!と思う記述が頻出。なんか関西のがめつさと言えばつい大阪と思っちゃうけど、周辺人物の独特の厚かましさと最低さ加減の中であんまり好感を持たなかった主人公の美幸がだんだんかっこよく見えてくるところが不思議。 結局筆者の術にはめられちゃったなーと言うのが読後感です。 | ||||
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美人ではないが、肉感的で男好きがする一人の女性「美幸」を巡る小説。 噂がすぐ広がる田舎町で、中古車販売店の事務員から始まり、雀荘、料理教室、マンション、愛人斡旋、檀家と、どんどんのし上がって行くと同時に、噂も大きくなっていく。 人間の嫉妬や欲望、保身などがリアルに描かれ、物語に引き込まれていく。最後はどんな展開になるのだろうと期待していたのだが、最後が消化不良で終わってしまったのが残念だった。物語が美幸の視点で描かれる章があればよかったのにと思ってしまった。 | ||||
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それぞれのエピソードは楽しめたのですが、結末があっさりしていてちょっと拍子抜け。 | ||||
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奥田英朗さんの小説は毎回読んでいるが今回も大変面白かった。 次も楽しみ。 | ||||
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奥田氏の作品は社会問題を扱ったもの~、コミック的なものまで、殆どの作品を 読んでいます。いずれにせよ深い洞察力が魅力です。この作品もとても興味深く 読みました。 | ||||
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