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迷路の花嫁
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【この小説が収録されている参考書籍】
迷路の花嫁の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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日刊紙掲載だったので、作者の当初の構想からは、 かけ離れた方向にストーリーが膨らんで行ってしまったのだろう。 その結果として、「花嫁」とは、あまり関係の無い物語になっている。 本格推理物ではなく、人情をベースにしたメロドラマ的作品。 昭和30年頃の東京の描写が興味深い。 特に、主人公が戦災を受けなかった町を歩いている冒頭が印象的だ。 本書は横溝氏にとっては異色作であり、傑作とは言えないかも知れないが、 横溝ファンなら読んでおくべき作品だろう。 | ||||
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横溝正史作品特有の、複雑極まる登場人物間のつながりと乱れた男女関係を背景にして起こる殺人事件。 登場人物が多く、お互いの関係を把握するのにやや苦労する話だ。 金田一耕助登場作品であるが、金田一耕助は探偵として活躍するのはなく、瀕死の犯人が最後に自白する際の代弁者として描かれている。 真相はかなり荒唐無稽であり、読者が推理するような要素はなく、主人公松原浩三が悪と闘う姿を描いたハードボイルド小説という感じだ。 登場人物間の愛憎、主人公の他人への思いやりや行動力が描かれ、胸を打つラストを持っているなど、物語としては十分に読み応えのある作品だった。 | ||||
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金田一耕輔はこの話には申し訳程度しか出ません。 けどその分を補える好人物が登場します。 なかなか話も面白く読み進めるのですが、前・中半にページを取られたのか 後半の結末に至るまでが、何となく端折った感じがします。 あの感じだったらもう少し話を広げて、面白く出来たのにと残念です。 | ||||
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(今で言うカルト教団の)霊媒師が、祈りを捧げる部屋で一糸まとわぬ全裸死体で発見! 前後して目撃される若い女性、女の落としていった手袋! 死体のそばに群れていた不気味な五匹の猫! ……といった感じではじまる、おなじみ金田一探偵ものです。 タイトルの「花嫁」というのが、肝になってきます。 金田一探偵はあまり出てきませんが、その代わりにある男性が大活躍します。 ロマンス小説に出てくるようなヒーロー像で、この辺が他の横溝作品とちょっと味付けが違うかも? 一味違う金田一ものを読んでみたい方にはよいかもしれません。 | ||||
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