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夏と花火と私の死体
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夏と花火と私の死体の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全203件 121~140 7/11ページ
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今まではあまり小説を読まなかった方なんですが、乙一さんの小説は どんどん読めちゃいます。勧められて読んだんですが、ハマりました。 話の主人公となる私は最初の方に死んでしまいます。でも、その死体「モノ」になった 私からの目線で話が進んで行くという、今までにない語り。 死体となった私を隠そうとする兄妹、周りの人々… 読んでいて毎回思うのが、意外な最後にびっくり、ということ。 すべてが繋がる、矛盾のない作品です。 ぜひオススメです!! | ||||
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『夏と花火と私の死体』です。ホラーというべきかミステリーというべきかラノベというべきか。それらのジャンルの境界線上ですね。普通に小説として、良いと思います。 表題作は第六回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞受賞作ということで、乙一のデビュー作です。後の作品と比べると、どうしてもアラが目立つ気はします。だから☆の数は控えめにしておきます。ご了承ください。 それでも死体の一人称という発想もいいですし、最後のあの死体のナゾが解けるのもいいです。まさかあの人があんな…… 併録の『優子』もホラーな雰囲気を出しつつも意外な展開もあり、良作です。 乙一の入門書としていい一冊だと思います。 | ||||
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小説をあまり読まない私が小説を読むきっかけになった本です。 確か出会ったのは中1くらいの時。まともに本も読まないような自分が 夜も寝ないで一気読みした本でした。 堅苦しさというものも全くなくて、ただただ次の展開が気になって気になって、ページを めくった記憶があります。 今私は16になるのですが、こんな小説をこの年でかける人間がいるのか?とさえ思えてくる小説でした。まさしく鬼才。 ホラーとかミステリーとか怖くて読めないのですが、この人の小説だけは、何故か怖いのに 惹かれてしまうよさがあります。 | ||||
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姉に勧められて読んでみました 本を読んでいると何か感情を抱くんですけど この本はまったくそれがありませんでした はっきりいってもおもしろくありません なぜこんなに評価が高いのか不思議です | ||||
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淡々としているのに、引き込まれます。 これを10代で書いたなんてすごいと思います。 この作家の作品は時代の普遍性を感じる。 いつの時代にも色あせない「小説」だと思う (あえてミステリーとかホラーとかいいたくありません) | ||||
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とりあえず、所々文章が読みづらいなぁ……と感じた。 当時の年齢を考えればこんなものかもしれないが、それは買う側にとっては関係のないことだと思います。 個人的にはちょっと評価高すぎのように感じました。 内容が良いだけにもったいない。 | ||||
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死体、犯人の発覚寸前は本当にハラハラするものの 見つからないのが出来すぎ、という感がありました。 それでも、構成力がとにかく素晴らしく、 これって同じ内容でも構成を少しでも違えると ここまでのオチの驚きとハラハラ感はないんですよね。 表題作の後にある「優子」も同じ。 まさかこんなオチだとは。 小野不由美さんは「これが16歳の少年によって書かれたということには それほど驚かない」と書かれていましたが 私は十二分に驚きました。 ストーリーの長さも読みやすさも丁度いいヴォリュームで かつ、後味のちょっとした悪さもいい具合です。 | ||||
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はっきり言って読みづらい文章の間のとり方が慣れてないのかテンポが悪く眠くなった。題材はとてもいいのに残念。10代の時の作者の試行錯誤が感じられデビュー作としては良いほうだと思うので他の作品が好きなら読んでみても損はない。 | ||||
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いや、おもしろいんですけどね。 めちゃくちゃおもしろいんですけどね。 夜中2時半から読み始めて、読み始めたら止まらなくなって、そのまま最後まで読み切っちゃうほどおもしろいんですけどね。 でも世の中で騒がれているほど天才的だとはどうしても思えないのです。 確かにこの作品を16歳で書いてしまう彼は、とんでもない早熟の作家さんだと思います。 でも16歳という年齢を取っ払ってしまうと、正直、普通のミステリ・ホラー作家と変わりないと思うのです。 しかもこのサラッと読めてしまう重量感の無さ。 僕の中ではライトノベルに分類できてしまうほど軽い小説でした。 もちろん年齢的なことを言えば、まだまだたくさんの可能性を秘めた将来有望な作家さんであることは間違いないのですが。 年を重ねるにつれ神童から凡人へと堕ちて行ってしまわないように、周りも過度に褒めたり期待したりせずに大切に育てていってほしいと思います。 (特に最近は貯金が貯まって作家活動をサボりがちだという噂なので (^^;) ちなみに、表題作とは別にもう一編収められている「優子」はなかなか秀逸でした。 最後まで何一つ明らかにされないところが、いかにも意図的で印象深い作品でした。 この作品にこそ、乙一の将来性の高さを感じるべきだと思います。 | ||||
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とても16歳が書く文章だとは思えません・・。展開に次ぐ展開。一息つく暇も無く、二人の兄弟は死体を隠すべくあらゆる困難に立ち向かう。 題材、独特の視点、緊張感、恐怖感。極端にグロテスクな表現もなければ、オカルト的なものでもない。これは、万人共通に受け入れられるような「ホラー」なのだ。乙一以外にはとても書けそうに無いと思われる点がいくつもある。 ラストもなかなか。ハッピーエンドでもバッドエンドでもないが、一種の爽やかさは残る。 個人的に表題作は十分楽しめたけど、「優子」は好きじゃない。途中で読むの疲れました。まじめに読んでなかったので偉そうな事はいえませんが。 | ||||
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〔あらす〜じ〕 夏と花火と私の死体・・・9歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によってあっけなく。こうして、一つの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢のような4日間が始まった。。。 優子・・・清音は鳥越家で住込みで働く家政婦。政義のもとで働くのだが、その妻・優子はまだ一度も見たことがなかった。。。 〔感想〕 夏と花火と私の死体・・・『ジャンプ小説・ノンフィクション大賞』の第6回大賞受賞作品。当時乙一17歳。。。執筆当時16歳。。。すげぇーの一言。何が凄いかって、死んだはずの少女の視点で物語が進んでいく点。そんな作品読んだことない!!そして、最後も何も解決してないじゃん!! 優子・・・時代が終戦直後というこもあり、ちょっと物語に入りにくかった。なんか『黒乙一』か『白乙一』かどっちつかずやったのが残念。 | ||||
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個人的ではあるが、あまり「夏と花火と私の死体」は好きじゃない。ハラハラ感はすばらしいが、落ちの弱さが気になってしまう。まだ初期の話で文章のつくりも現在ほど、発達していない気がする。きっと、乙一ファンには初期作品(才能のみ)と最近の作品(職人的)を好きな人がいて、自分は後者だと思う。しかし、同時収録の「優子」はとても好きだ。「夏〜」よりも読みやすかったし、世界観にはまった。そして最後の一文がなんとも言えずにいいのだ。この世界観に終止符を打つすばらしい表現である。この静かなミステリー感が、特に心を動かすでもなく手に汗握らせるわけでもなく、読者の心を蝕んでいく。善や悪が存在せず、被害者だけで構成されたような物語。奇妙で切ない気分になりたい時にお勧め。 | ||||
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話の冒頭で殺されてしまう少女の視点で、殺した子供達の動向を描くストーリー。 今までに見たことがない新しい切り口で斬新な文章でした。 子供が本来持っている大人社会から見ればとてつもなく残酷な心理を如実に描いているように感じます。 これからの乙一を読んでいく上で、何よりも先に是非一度この本を読んでもらいたいと私としては思います。それによって、乙一自身の世界観を痛烈に感じることができるかと思います。 是非、一読を。 | ||||
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「恐るべき子どもたち」 この表現はまさにぴたりとハマると思った。 そして「子どもたち」には19歳もという年齢も含まれるのだろうか。 冒頭で殺されてしまう"わたし"。 その後の物語は死んだ"わたし"の一人称で綴られている。死んでしまった故の特性か、"わたし"は情景や兄妹の行動を描写するだけで、決して自分の感情は語らない。 そのことがこの物語に一層の不気味さを加えていると思う。 | ||||
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当方、乙一作品をはじめて読みました。 ある少女の視点から話は進んでいき、その少女が死体になっても視点は変わらず淡々とした語り口調は変わりません。この視点からでなければここまでの作品にはならないでしょう。ミステリとしての要素は高いとは言い難いですが、死体を隠そうとする少年少女の描写は臨場感があります。 短編なのであっという間に読み終えてしまい、物足りなさを感じることもあるかもしれません。作者の長編も読んでみたいと思いました。 | ||||
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この発想は何処から来るの!?って感じでした。 死体が話す「一人称」、今までに無い雰囲気にやられました。 無邪気で残酷な殺人者、この設定も面白いと思います。 収録作の「優子」もかなり、乙一の才能に驚かされます。 切なさと残酷さの乙一、この本は黒乙一と白乙一の中間くらいの作品なので、読みやすいと思いますよ。 | ||||
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主人公が最初に殺されるっていう設定なのは面白いが、もうちょっと何かが欲しかった。例えば、殺された主人公により怪奇現象が起きるとか。んー何か腑に落ちない・・・。 | ||||
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執筆時の年齢を加味して採点するならば勿論星5つになるのだが、それだと小説に対しての評価ではなく、著者に対しての評価になってしまうので、年齢を考えず評価。 表題作は非常に面白い文章ですね。 ただ、「緑さん」のキャラクター、登場人物の会話の内容が取って付けた様で、作品の雰囲気から浮いていた様に感じました。 ストーリーも、ミステリ好きの方なら、伏線があからさま過ぎてラストが読めてしまったのじゃないでしょうか? それでも表題作だけなら星4つ。 『優子』は正直イマイチだと思いました。必然性の無い、ただどんでん返しだけを狙ったラスト、という印象。 | ||||
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タイトルを見て、頭のどうでもいいところにに眠っていた「部屋とYシャツと私」を思い出したのは自分だけ・・・? まぁ、全然関係ないけど・・・この本を紹介します! まず、著者の乙一!「びっくりさせんじゃね〜ぞ!この野郎!今何時だと思ってるんだ!?えぇ、おい!夜中の3時だぞ!眠れなくなたじゃね〜か。」と最初に読んで叫んだのを覚えています。 そして、翌日また別の乙一の本を買ってきて同じように叫びました。 夜中にびっくりしたい人は読んでみて下さい。でも、次の日は寝不足ですよ。。。 | ||||
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死んだ人の視点から描かれていることに驚きました。しかも、自分を殺した人を怨んでつきまとっている怨霊としてではなく、とても淡々と自分を殺した人を見ています。別に、怨むでもなく、呪うでもなく。それがなんとも不思議な感じでした。あわせて収録されている「優子」もまた魅力的です。読者が続きを想像するようにうまく書かれていますが、想像したように物語が進みません。よい意味で裏切られます。結末を読んでから思い返してみると、ちゃんと伏線がはられていたことがわかります。あまりの巧みさにただ感心しました。 | ||||
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