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夏と花火と私の死体



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【この小説が収録されている参考書籍】
夏と花火と私の死体 (集英社文庫)

夏と花火と私の死体の評価: 3.87/5点 レビュー 203件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.87pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全203件 61~80 4/11ページ
No.143:
(4pt)

若きストーリーテラー

九歳の夏、「私」は同級生の弥生ちゃんに殺されてしまった。二歳上の弥生ちゃんのおにいちゃん 健くんは、おろおろする弥生ちゃんに、「私」の死体を隠そうと持ちかける。近頃出没する誘拐犯にさらわれたよう偽装しようというのだ。はたして、健くんと弥生ちゃんは「私」の死体を始末することができるだろうか ・・・ 

私は子供の死を扱ったものは苦手だ。作品がリアルであるほど、冷静でいられなくなるのだ。でも、本書は読んでいてそれほど嫌な思いをしない。死んでしまった「私」=五月が語り手になっているからか、現実感がとても希薄なのだ。五月は、死んでしまったことを恨むでもなく、嘆くでもない。淡々と二人の行動を語っていく。まるで、かくれんぼをしている子が、おにの様子を窺っているようだ。健くんの視点でストーリーが進行すると、ただの悲惨な話になっただろう。気味の悪い夢ぐらいにとどめてしまっているところに、若き乙一さんのストーリーテラーとしての力を垣間見ることができる。

同時収録『優子』は、ありがちな話を、ありがちじゃない結末にしたミステリ作品。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.142:
(4pt)

「優子」がけっこうおもしろい。

表題作は斬新な手法でなかなかおもしろく読ませてくれるが、私個人としては、同時収録の「優子」がより気に入っている。
ラストのオチ(種明かし)の部分の描写はややひっかかるが、あえて狙ったのかも知れない。
(ただし、あまり期待しないで読んだからおもしろかったのであって、期待して読むとどうかはわからない)

解説を小野不由美が手掛けているが、作品への敬意と若い作者への温かいまなざしが感じられてよい。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
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No.141:
(5pt)

山田祐介氏と比べ物にならない

それくらい16才としたら文章がきちんとしていたと思います
情景がイメージしやすかったです

引き込まれました
違う本も読んでみたいと思った作家さんです。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.140:
(2pt)

うーん・・・

今更ながら読ませて頂きました。

まず、背景的な事情を一切考慮せず
単純に作品単体で評価した場合
私個人としてはなんとも胸のつっかえが取れない作品だな
といった感想です。
確かに齢16にしてこの短編を書き上げたことは賞賛に値します
しかしながら、展開としては
不自然すぎるほどの幸運の連続
登場人物全員が
ホラー映画の面白黒人かなぜか後半まで生き残る口喧しい女くらいの
不自然なオブラートに包まれた、神=作者に無理やり導かれた展開というか

とにかく、作品単体として評価した場合、さほど期待していたものは得られない
私はそう、感じました。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.139:
(1pt)

何歳で書こうと

面白くないです。
賞を与えられたのは歳を考慮してのことでしょう。
イベントに繋がりを感じられず、
一難さってまた、一難、
同じようなことが淡々と続きます。
ドキドキしません。
文章も状況説明で精一杯の稚拙な文です。

文章力を鍛えて更なる飛躍を願います。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.138:
(4pt)

読書初心者の方なんかに向いてます

乙一氏の著作はこれまでに何冊か読みました。面白いものが多かったし、普通にファンになりました。ただこの作品だけは氏のデビュー作、しかも17歳時のものということで敬遠していた。なぜか? 17歳の若者が書いた小説が面白いとは思えなかったのだ。しかし、そんな私の価値観を覆す程度には、この本は面白かったです。

 表題の夏と花火と私の死体。説明どおりに序盤で『わたし』が殺されるわけですが、その後も『わたし』の視点で語られるというのが興味深い。普通そういうのって三人称とかで進めるじゃないですか。どうなってるのこれ? なんて疑問をとっかかりに作品世界へと引き込まれていきました。特別すごいどんでん返しがあるわけではないものの、熱気が伝わってきそうなド田舎の情景描写や犯人たちの年齢相応の稚拙な行動など、読ませる力は流石ですね。

 もう一遍の優子という小説も期待以上には楽しめました。こちらは乙一さんの作品らしく見事に騙されました。才能のある方はいくつでも面白いものを考えられるのだと感服しました。

 どちらも土の匂いが漂ってきそうなドがつく田舎を舞台にしているのが個人的にストライクでした。夏の田舎はホラーの王道ですしね。テンポがよく難しい表現もないので読書の入口におすすめです。
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No.137:
(2pt)

なんの驚きも新鮮みもない作品

氏が16歳の頃に執筆してそのままある雑誌の賞レースの大賞となった作品との事。世に出るからには、「年齢にしては文章力がある」「年齢にしてはすごい描写力だ!」などの類いの賛美などナンセンスであり、やはり内容を吟味して読み解くべきであると思う。
その内容が、どこかで転がっているようなありふれたストーリー展開で、何の意外性も見いだす事が出来ず、裏表紙の「早熟な才能・乙一のデビュー作、文庫化なる。」と大層なコピーに釣られて購入したものの、全くの期待はずれだった。そんな中でも、多少の優れた点と思えたのは、殺された少女が一人称となって作品の語り部となり物語が進行していく、という部分くらいだった。
二編目も、これまた陳腐でチープなストーリーで、途中で(というか序盤で)終わりが予見でき、「どんでん返し」してやった!と意図したんだろうラストもまさに「予想通り」。
でも、ジョジョの「THE BOOK」が良かったので、引き続き彼の作品を読もうと思う。デビュー作なので大目に見ようと思う。
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No.136:
(1pt)

子供向け

最後まで読むのが苦痛でした。

まず文章そのものがつまらない。子供の作文レベル。
ストーリーは同じ展開の繰り返し。3度目でもうウンザリ。
セリフもなんだか変。口語としては不自然な説明台詞が多い。
肝心のラストも取って付けたような感じ。だから何??
大人が読むレベルのものじゃなかった。
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No.135:
(5pt)

新感覚!

視点がとにかくおもしろい!
新感覚+ちょっとゾッとする感じがたまらない1冊。
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No.134:
(1pt)

買って後悔

この方の本を買ったのはこれが初めてでしたが・・最初から最後まで同じ展開を4回もするなんて・・。1,2度ならまだいいけど、3度目からは「またか・・」って感じ。本の内容はその構成のみ。最後のどんでん返し(あれが?)みたいなのもあるけど、たいした驚きも効果もない。
素人が書いたのかと思うぐらい内容が薄っぺらくて、
2作品入ってたけど、もう1作品はとても読む気がしませんでした。
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No.133:
(5pt)

初めて手にしたホラーです。

まず、題名からして惹かれました。
読んでみると、死体の私が主人公じゃありませんか。
今までに読んだことのない内容です。
なので、真剣になってしまいました。

私も、こんな作品を書けたらいいのに
と、日々思っています。
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No.132:
(5pt)

鳥肌が…

最後の最後…ブワッと鳥肌が立ちました(;'д`)
死体を隠そうと悪戦苦闘する兄弟にハラハラドキドキし、犯罪者(?)な兄弟をいつの間にか応援してしまったり…(笑)

そして死体目線で進む物語圧巻です!
このような物語を今まで読んだ事が無く、久しぶりにハマりました。

ところで文章云々にケチをつける人は何様ですか?

『夏にぴったりなホラー小説』という雰囲気で楽しめば良いと私は思います。

ちなみにまだ優子は読んでません(笑)
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No.131:
(4pt)

ホラー

あっけなく殺されてしまう9歳の女の子が視点となったホラー小説。 読み終わってもしばらく不思議な余韻に浸されて、思い出す度、ドキドキが止まらない日々が続きました。
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No.130:
(3pt)

ほとばしる才能

乙一さんは、最近は作品を出していませんが、ミステリー・ホラーの分野では確固たる地位を確立しています。
その作者のデビュー作であり、それも16歳での作品ということです。
細かいアラは探せますが、この当時からすでにバリバリの才能を発揮していることがわかります。
突拍子も無い設定、全体を覆う空気の統一感、そしてエンディングのどんでん返しなど、恐ろしいほどです。
しかしながら氏の作品の中では中位なので星3つです。申し訳ない。
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No.129:
(2pt)

レビューを読んで期待してましたが

作品の文章力が弱くてストーリーに入り込めませんでした。「てにをは」の使い方がおかしい部分が気になってしまいます。また、情景の描写や人物像・心情の表現があまく、なんというか・・・漫画の物語を平面的に文章化したような印象でした。真夏のジリジリした昼下がりの息苦しい暑苦しさや、森の中のひんやりした神社の苔むした陰りなど、全く伝わってきません。人物像も性格や外見、その年代の子供らしさ・特徴が全く表現できておらず、現実味がありません。ストーリーのオチもとってつけたような軽々しさです(笑)短編「優子」もテーマや舞台は面白いのに、不気味さや耽美的な表現が薄すぎてまさに「漫画を文章化したけどストーリーしか追えなかった」展開です。短編なのにダラダラした流れです。あ、もちろんとってつけたようなオチです。
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No.128:
(4pt)

冷静な人が一番怖い

語り手が死んでるとか斬新でした。
妹が小さな嫉妬の為、友達の女の子を大きな木の上から突き押して殺してしまいます。
その死体を隠す兄妹の話。

ちょっとその兄弟にアドバイスしたいんだけど、木から滑り落ちちゃったんです。って言ったら大人は信用するよ。証拠ないし。
と思いながら読んでしまいました。黒い大人になってしまった。

主な登場人物の性格は・・・
お兄ちゃん、小学生なのに落ち着きすぎ。

弥生ちゃん(妹)・・・あんま印象ない。

緑さん(キーマン)、・・・怖いよこんな女居たら・・・。

葬儀屋やってた私から言わすと、真夏にドライアイスも使わず死体扱ってたら、間違いなく1日も経たん内にえらいことに・・・。現実味が無いっちゃ無い。


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No.127:
(5pt)

目が離せない!

タイトルがタイトルなだけに、読む前からすごく興味を持っていました。読んでみてからは、本当に目が離せないです!16歳でこの作品を書いたとは、すごく驚きです幼い女の子が友達を殺してしまい…その死体を兄と隠すとゆう、残酷なグロテスクなお話なんですけど、どこか淡々としているんです。それでいて、夢中になって読ませる何かがあり、引きつけられます!本当に、目が離せませんでした。一気に読みました。優子のほうも、わたしは好きです。結末はやはり、予想不可能でした。
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No.126:
(5pt)

視点がうまい!

タイトルにも記載がありますが、作中の視点が死体という過去にないような作品です!
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4087471985
No.125:
(3pt)

16歳で書いた作品?!

殺された死体の一人称「わたし」が語り手にになって話が進むけれど、その「わたし」に情感が殆どなく、その世界を見守る視点で書かれているのが奇妙で落ち着かず、でも、その奇妙さにひきこまれます。
最後の最後に意外な人が関わってきますが、その当たりをもう少し詳しく書いて欲しかったなと個人的には思います。
表題作「夏と花火とわたしの死体」が有名ですが、わたしは収録作の「優子」もゾゾッとして好きです。
結局狂っていたのは清音だったのか?政義だったのか?優子は実在したのか?
どーゆーこと?!と思い、ページをもう一度最初からめくりました。
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4087471985
No.124:
(5pt)

楽しかったです!

まず、ずっと私が語り手だった事に驚きました。
すごい発想です。
ある日遊んでいると私は親友に殺されてしまい、
兄と一緒に隠そうとするお話ですが、
私が死んでからも、私はその話を語っています。
面白い設定です。
面白かったです。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985

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