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夏と花火と私の死体
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夏と花火と私の死体の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全203件 41~60 3/11ページ
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友人を殺してしまい、何とか死体を隠そうと頑張る兄と妹の数日間を描いたブラックで奇妙な味わいの物語。 何か行動を起こそうとするたびに突発のトラブルが次々発生。衝動的に友人を殺してしまって怯えるばかりの妹よりも、ゲーム感覚で事態を切り抜けていくお兄ちゃんが恐い。 語り手が死体(!)というシュールな設定ですが、何しろ死人なもので、時間も空間も超越して、他人の心まで覗き込んだりする万能設定であります。 併録『優子』もシンプルな構成ながら、耽美な語り口+ホラーだと思っていたらミステリーだったというプロットが絶品。 | ||||
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乙一 さんの作品との事で読んでみました。 目線が死体の女の子路線なんで、読んでいてとても斬新な感じで良かったです。 優子もいい話でした。 | ||||
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人の行動が不自然。御都合主義が多い。登場人物たちに人間味がなく、みな同じロボットのよう。殺伐とした村。 | ||||
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なんだろう、凄く懐かしく切なく感じる夏小説です。 夏や田舎の雰囲気が伝わって来るので、夏好きにはたまらないかもしれません。 また、内容もとても読み応えがあり飽きさせません。そのまま止まらずにスラスラ読む事ができます、 語り手も斬新なのでお楽しみに。 | ||||
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夏の夜読むのに最適なお話であった。田舎の風景が静かな郷愁をさそう。 | ||||
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主人公は話の前半で死人になってしまいます。 その場にいた友達とその兄が、死体を隠そうとする過程があまりにもあっさりしていて。 事の重大さが後になってわかることがあると私も思うところがありますので…このときは子供の残酷さがテーマになっているのかと思いましたが、兄の方は最後までこの状況を楽しんでいるようで…。 さりげなーく、当然の如くサイコパスが登場してたなぁと読み終えてしみじみ思う。夏の、草や土の匂いとともに…ラストは冷房要らず(6分くらい)。 | ||||
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ビギナーズ・ラック。 初心者が往々にして得る幸運。賭け事等に使う。 そうだろと思うけどなぁ。さて。 何度でも何処でも感想で述べられている様に、神視点が死体の「私」視点と混じった様な調子で書かれている。途中からか、既にこの世にいないはずの「私」が幽霊の如く状況を語り出す・・一人称と三人称神視点が巧みに入れ代わり、と思えなくもない。 一番注意しなければならないのは「読み手混乱」であり、それが無かったから結果的に評に詰まる、という事態に陥る。 巻末に小野不由美さんの解説が付いてて読んでいたら、これも苦笑いといった感じだろうか。 作家自身がこの作品を「ワープロの練習の為に書いた・・」とかユーモアセンスで申している通り、ああそんな感じだ(笑)と思った。背伸びして頑張って書いた感がする。私はそう思う。 内容は面白い。注目するのはやはり死体の「私」が語るホラー。 その発想は面白いと思う。それでいて、ミステリっぽくサスペンス展開した。 直接伝えるんでなくて読み手の想像任せ・・まぁミステリの王道か。 もひとつ各、主要人物の性格が固定されてないのが未消化だったな。 なんだ皆で悪いじゃん、ノリが軽い。地元の田舎風景をイメージしたらしいが、だからそこだけリアリティがある描写になっているのだろう。 自然体で書かれている、と評された。うん、それがすべてだと思う作品。 こんな経緯なので絶賛はしないが・・ それより、感想を書こうとして表紙を見たら、読んだ本とは違うイラスト。 藤崎竜先生仕様。何だとッ!!?? 小野不由美先生もファンだが、これでは最強トリオではないか(笑)! 「夏と花火と私の死体」の他、 書下ろしで「優子」が付いている。これもアイディアはいいが、展開的には足りなさがある。技術やな・・ 実は、読むのが二度目で一度目は確かもうかなり前の事だったのだが、 すっかり話の内容も忘れていたなーと、 皮肉にも新鮮さがありました。 夏にゾッとしたい時に読む。 | ||||
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驚きました。 予想をしていくのですが、いつも え?となる乙一さんの作品にはまり、これで二作目。次はどの小説にしようか考えてます。 | ||||
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四十代前半のおじさんですが、アマゾンのレビューでちらほら見受けられるる「死体が語る斬新な文体」云々といった文句に興味をもって読んでみたのですが、、、小中学生やライトノベルが好きな高校生なら楽しめるかもしれないですが、いい大人には厳しい内容と感じました。 同じようなことは三十代で宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を読んだときにも感じましたが、やはり本にはそれを読むのに適した年齢があるのかなぁと感じました。 ということで、私の場合は読者の年齢と本の内容がマッチしなかった、ということですので、この組み合わせに当たらない方は、ぜひ読んでみてはと思います。 | ||||
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現在の乙一氏の作風といえばアンモラルでありグロテスクであり意外性のある結末といった 感じであり、そういった血脈がデビュー作であるこの作品にも流れてはいるのだが、 やはりまだ小説を書きなれていないこともあってか、そのどの要素も薄味であり、 他の作品を読んでからこの作品を読むと、サスペンスとしてそれなりには楽しめるが、 やはりそうした部分に対し、どうしても物足りなさを感じてしまう また死後硬直や腐敗といった生物学的反応が考慮されていない、 森の中で失踪した少女に対し、警察犬を使った探索などが行われないなどと リアリティに欠ける面が多々あり、そういった部分は割り切って読まなければ、 とてもじゃないが評価などできないだろう 優子の方は、意外性だけを重視してそれ以外は何も考えられていないような凡庸な作品で 夏の花火と〜のおまけ程度の存在 総じて乙一氏の作品を始めて触れる人ならそれなりに楽しめるが、他の作品を読んだ人だと 氏の本をコンプしたいから、あるいはお布施程度の感覚で買うべき作品だろう | ||||
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客観的に面白いかつまらないか評価する。 いわゆる「神視点」だと思うのだが、中途半端な人称になっている。要するに神を貫けていない。どういうことかというと、ある視点ではAの内面を描いているのに、ある場面ではBの考えていることすら分からないのだ。だから読んでいて、統一感の無さに辟易してくる。恐らく本人は、視点人称を意識せずに思ったままにかいていたのだろう。 リアリティがない。子供が見よう見まねで小説を書いた感が丸出しで、夏の炎天下で死体を ほうっておいたら一日と経たないうちに匂いがたってくる。なのにもかかわらず、なんとわざわざ自分の部屋の押入れに押し込むとは。しかし母親や近所のお姉さんはきづかない。もとい、いくら小学5年生でもそれぐらいのことはわかるだろう。というか、中々頭が切れる小学生という設定なのだから、それぐらいわかってもいいものだが。 描写も背伸びしている感が半端ではない。 巻末の解説では、当然心象が悪くなることは書けないので、一応著者の早熟具合を褒め称えてはいたが、冒頭で「年齢と作品の評価の間には何の関係もないと私は思うが...」というようなことを言っていた。解説者の本当の気持ちだろう。私もまったくの同感だ。 | ||||
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『夏と花火と私の死体』 美しく心惹かれるが、どこか寂しげなタイトルにガツンと衝撃を受けた。 当時、乙一先生は15歳。中学三年生。 その年齢では有り得ない程の、洞察力と文才に度肝を抜かれた。 死体になった少女目線で、ストーリーが進むという、これまでにない斬新な手法を使い、読者を引き込む力が本当に凄いです。 本の表紙としては、このアニメっぽいイラストより、以前の、森の神社へと続く長い階段のワンシーンのイラストの方が好みです。 夏景色に潜む、冷たさ、冷酷さが、表現されていて、内容にマッチしていたと思います。 | ||||
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漫画と攻略本しか読まなかった私が、小説で初めて読んだ作品です。 小説を知らない私にとっては、文章もすごく読みやすく厚さも丁度よかったです。 「死体」という言葉がタイトルに入っていて抵抗がありましたが、内容や文章からグロさは感じません。 死んだ「私」の視点で話が進んでいくのがおもしろい! 隠された私の死体が見つかりそうになるドキドキハラハラ感で夢中になって読んでしまいました。 | ||||
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書き手の視点が突飛でユニークなことはもちろん オチまで丁寧に書かれた読み応えのある作品でした 当時16歳の作者が書いたというのは本当にビックリ ホラーが大の苦手なわたしですが これは恐くないので平気でした (表題作の他にもう1話入っているのですが こちらは少し恐かったかな。。) ともあれ ホラーの苦手な人にもオススメできます | ||||
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途中でオチは読めちゃったし、健くんはしっかりし過ぎてて不自然だし、弥生ちゃんは幼すぎて不自然。 残念でした。 | ||||
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有名な作品だし、さぞ面白いのかと思って読んだが微妙 「死体がバレる!?」→「大丈夫でした」のパターンを繰り返すばかりで、あっという間に飽きた 死体(霊?)の一人称というのが斬新だったんだろうけど、実際は神視点と大差無いし 絶賛される程の作品ではないなあ | ||||
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とにかく田舎の風景がすごい。 旅行とかでしか見た事のない、強烈な田畑が目の前にリアルに広がるから、びっくりした。 そうこうするうちに、まるで自分が死体になった気分がしたから、またびっくりした。 周りからは、この小説の矛盾点を色々聞いたけれど、私は気にしない。 だって 死体になった気分になれる死体なんて、なかなかないから。 | ||||
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友達に殺され死体となった少女視点で進んでいく不思議なお話。 特別難しい表現もトリックもつかってないのに、とにかく続きが気になって、ピンチの時には毎回冷や冷やさせられました。 読みやすいし、話がわかりやすいので人にも薦めやすい作品だと思います。 結末もいい感じに締められていて、程よく不気味で奇妙な読後感にひたれます。 同時収録の「優子」も短いけど含みのある終わり方で、こういう雰囲気の話が好きな自分は気に入りました。 物語にひきこまれ、いろんな可能性を考えながら読みすすめて、最後には「なるほど」と思える作品です。 その後でもう一度読み返して納得できるという点もおもしろいです。 | ||||
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この作品には様々な恐怖が凝縮されている。 ・死体となった五月ちゃんの目線で描かれるストーリー。 ・主人公の弥生ちゃんは、五月ちゃんを殺して泣き叫ぶが、 自分の未来の事を悔やんでいるだけで、五月ちゃんのことは度外視。 ・弥生ちゃんの兄、健君の死体の隠蔽工作を楽しむサイコパス的な思想。 ・姉の存在。 近年の社会問題として共感能力の欠如が挙げられるが それを、恐らくだがテーマに掲げ、10年前に10代の若さで書き上げた乙一氏の才能に献杯。 | ||||
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死体視点や兄妹が見つからないように隠すなどの発想はおもしろい思うのですが ネタばれ注意 小学5年生の兄が、血は流しているものの、木から落ちて石の上に転がってる主人公見た瞬間に「こいつ、死んでるじゃないか」 死んでるかどうかの確認行動など一切なし、即断即決 最近この町以外の周辺で行方不明の子供が増えていて、さらに主人公の町でも行方不明者が!→朝のラジオ体操、子供主催のお祭り予定通り実行 警察まったく捜査する気なし、最後に主人公と会った子供に事情聴取すらしない 夜中に見つかりそうになって水のない田んぼに隠れる際につく足跡の痕跡など無視 etc オチも、靴をあの人が見つけて元に戻した段階で読めてしまった。 設定に寛容な方なら楽しめると思います。 | ||||
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