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氷の華
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氷の華の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 1~20 1/3ページ
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一気に読める面白さでした。 多少謎解きの説明調になってしまってるようには感じますが、 主人公の追い詰められる心情にはこにらもいやなドキドキ感がずっとあり、ハラハラいたしました。 ほかの作品も読ませていただきます。 | ||||
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で一時も退屈することはありませんでした。 プロローグの意味がわかるまでかなり最後の方まで 読み進めて行かないとわからなくわかったときは快感でした(笑) 最後の最後まで飽きさせないようになっていて この作者の作品をまた読みたいと思いました。 実際登場人物の戸田刑事が出てくる本があるようで楽しみです。 ドラマもみてみたいと思いました。 | ||||
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自分の家のことは自分たちで(ここで女がって言ってはいけないんですよ)しなきゃいけませんね。ロクなことがない。内容はちょっとちゃちですね。 | ||||
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どんどん引き込まれてます! 読みながら場面を想像し、登場人物の心理状態なども考えながら読んでいくと非常に面白いです。 何回も読んでます | ||||
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話題の新人?ドラマ化!!って言葉があまりにも魅力的で、思わず 手に取ってしまいました。 長身の美しい女性。35歳。とある企業の営業部長の奥様。恭子。 その奥様の元に、とある電話。 これを皮切りに、連なる悲劇が、次の悲劇を呼び起こす。 恭子が遂げた殺人は、恭子が考えていたより複雑な、そして深い 闇を予感させ、恭子が気が付いたころにはより深い沼にどっぷりと 両足がとられていく。 戸田が追い詰める。恭子が逃げる。その果てに恭子が見たものは? そして行き着く先は? と言う物語。 語り口から、設定から、全てが全て松本清張を思い起こさせる。 登場人物からトリックから、清張がよみがえった?って少し驚き。 でも、やっぱりコピー。清張の緊張感って、こんなものでは なくて、清張のトリックってこれほど単純ではないので。 80点。 これがデビュー作って言うんですから、その点では凄い。 読ませます。思わず読んでしまいましたが、後味は、やっぱり こう来ましたかって。 残念なのは、殺しの手法があからさまに時代遅れかな。それは 仕方がないでしょ。主婦だから。 模倣の殺人って言うのが復刻で一時出版されましたが、あれで 貫井さんがパクったって分かった時ほどのインパクトはなかったかも。 | ||||
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読後のなんともいえない心の揺れ・・充実?爽快?崇高?表現は難しいけれど、ストーリーに惹き込まれたのは確かです。 展開は倒叙ミステリーの王道かと思われ、ただ手口の稚拙さにある種の違和感を感じたものの、その後の展開に驚嘆を覚えました。 読みごたえあり、またタイトルも読後は、なるほど、とその幾層もの意味に作者の思いが伝わってきて、清々しさが残りました。 一読の価値あり❗です。 | ||||
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取り立てて特徴のない普通のOLが毒殺された。あまりに犯人の痕跡が少ない状態から細い糸を辿るように真相に至る過程は地味なのに読ませます。派手で刺激的なミステリーが多い中ここまで実直な推理をしているミステリー小説は今時期希少かもしれません。(発刊はだいぶ前ですが)登場人物が個性的なので地道な捜査描写が長々と続いても「飽きた!」と思わせることなく読者をラストまで引っ張ってくれます。 本作の視点は二つに分かれており、犯人視点と刑事視点、追う者と追われる者の視点が交互にきます。ジリジリ真相に近付く刑事とどんどん追い詰められる犯人の心理を同時に楽しめるわけですが、同じ描写の繰り返しになりやすいこの手法でここまで面白く書けるのもすごいかも。もちろん事件はそう単純なものではなく終盤に近付くにつれ何度も大きなどんでん返しがあります。誰に感情移入するかで感想は変わると思いますが、すっかり犯人のキャラを気に入ってしまった私なんかはしつこく食らいついてくる刑事側が疎ましくて疎ましくて仕方なかった(笑) 基本的にトリック自体は突飛なものは少ないです。犯人が殺人を決意する過程や刑事の妄想に基いた推理など、ところどころ無理やりすぎて「ないない(笑)」と思いましたがまあ許容範囲。すでに犯人視点で大半のトリックはネタ明かしされているので推理を楽しむという意味では弱い作品かも。トリック云々より犯人と刑事の心理戦が楽しいです。 最後まで読んで勧善懲悪を貫き通したなぁというのが最初の感想。悪いことをして最後にいい思いをする人物は作中一人もいません。そういう意味では読後感は悪くないです。ミステリーの二時間ドラマを一本見終わったあとのような感覚とでも言いましょうか。多少都合のいいように話を進めてる感じはありますが、ストーリー、トリック、文章力、キャラ、どれを取っても一定の水準は超えています。最初に言ったように派手さや爆発力には欠けるので数あるミステリー小説の中で印象には残りにくいですが、一気読みできるくらいには面白いミステリーですよ。☆3.5。 | ||||
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最初は、カトリーヌアルレーの小説っぽくて期待したけれど、謎解きの過程は都合良すぎるし、登場人物の心理描写はお粗末過ぎる。あ~あ。 | ||||
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まず主人公の高慢な女の転落は、しっかりと描けている。 物語の軸がしっかりしているので、最後まで緊張感を持って読める。 敵が仕掛けてくる心理的なトラップも面白い。 このトラップが重要で、二重構造になっているのだが、簡単過ぎず複雑過ぎず、その塩梅がとても良い。 (以下、ネタバレ。) 一方で、若干、登場人物が多すぎるという気がした。中年女性が4~5人出てくるのだが、けっこう肝心なところでごっちゃになる。 特に真犯人の下りなど、「ん? てかこの人誰だっけ」ってのが率直な印象。 あと、やたら「刑事ドラマじゃあるまいし」とか「推理小説じゃあるまいし」って文章が出てくるのが気になった。 この手の表現は、よっぽどリアルに書けている事が条件なので、不要にハードルを上げているだけのような気がする。 実際に、リアルな事件であるとするなら、最後の証拠の隠蔽工作など、そもそも不要である。あの程度のミスで検事が立件する事など、それこそ現実問題では起こりえないだろう。 また、主人公の身の処し方も、こてこての「火曜サスペンス」なので、読んでる側からすると、「てか、火サスやん」って突っ込まずにはいられない。 旦那が脅迫されるきっかけとなった事件も、ひき逃げを知り合いに目撃されるなんか、リアルでありますかね? もう、べったべた。 私はリアル人生でひき逃げすら目撃した事ないですが。 最後に、タイトルの「氷の華」の意味がよくわかりませんでした。 | ||||
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ミステリとしてはまあ、合格点がつけられると思うがこの作品、一点看過できない大ポカをこいている。 作品冒頭で描かれる殺人シーンで用いられる薬剤はいま話題のマラチオンだが、作者はこの薬品についてとんでもないことを言っている。。「マラチオンは一般に市販されているから、所持している家は無数にある。人間の経口致死量は五〇ミリグラム。・・・・」致死量わずか0.05gwwww作者はマラチオンを青酸カリよりも強力な毒物だと信じ込んでいたらしいが、そんな毒物が一般に市販されていて、無数の家が所持している、なんてことについては何の不思議も感じなかったのだろうか? 実際マラチオンの毒性は大したことはない(恐らく100g以上飲まないと死なない)が、この犯罪自体、どこででも簡単に手に入りそうな毒物でないとかなり実行が難しい前提となっており、そうなってくるとミステリとしての成立もかなり危ういことになってくる。そもそもそういう危険な毒物が普通に出回っているという前提に何の疑問も抱かないというのは、ミステリ作家とすればあまりに不注意に過ぎるのではないだろうか? | ||||
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これは良かった!最初『ええ?こんな理由では人を殺さないでしょ』と思いましたが、最後まで主人公のプライドの高さを強調した作品だったので、不妊症という唯一のコンプレックスを理由に、夫の浮気相手に愚弄され、しかも平穏な家庭まで奪われるとなると、殺人の動機としてあり得ない事もないかと?とにかく最後まで気の抜けない面白さ。予測はできても、まだ奥がある、という感じ。 | ||||
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もともとは時間つぶしにスマホでこの本の無料立ち読みをしたのが、購入のきっかけです。 ミステリーものは途中まで読んだらやめられませんよね。 ただ、何分の一かを読んでいるのに、新しい本を買うのは勿体ない、と中古本を探しました。 良い状態の本が届き、結末まで読めて満足しています。 | ||||
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たまたま、えぐいミステリーを続けて読んだ後に手に取ったので、 焼肉の後のお茶漬けみたいな感じで…、 そんな、あっさり系のミステリーでした。 読み入りました。 「この落着き感は何?」と思って著者の紹介を見たら、 なんと還暦を過ぎて書いた初本とのこと。 納得と驚きでした。 また、「これドラマだと面白そう」と思ってたら、 数年前にドラマ化されてたみたい。 見てみたいです。 | ||||
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テレビドラマ化もされた本格志向のミステリー。 解説でもちょっと触れられていましたが、ある意味でものすごく古典的な作品です。 なんか、松本清張とかあそこら辺を読んでる感じ。 刑事の地味ながらも少しずつ犯人を追い詰めていく捜査と、犯人の追跡を逃れるためにこれまた少しずつなされていくアリバイ作り。物語はその両方を軸としてすすめられます。 細かいところにこだわる人はきっと好きになる作品です。ただ、反面、あっと驚くようなことは出てこないので、物足りなさを感じる人もいるかもしれません。 こういうの好きな人はぜひ。 | ||||
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この物語をサスペンスとして読むと、 初手の犯罪における動機の凡庸さ、 すぐに殺意にかられて行動してしまう女主人公の軽挙妄動に、 軽く失望させられる。 「そんなんで人を殺しちゃうって、どうよ?」と、思わずツッコミたくもなる。 細かいトリックも、「偶然に頼っちゃダメじゃん」が山盛り。 証言をする登場人物に対しても、 「もしかして、ヒマなの?」と、問いかけたくなる場面もしばしば。 もうひとりの主人公である刑事さんの設定も、 警察内部の人間関係、操作手順などが通りいっぺんで、 「足でかせぐ現場主義の職人刑事」っていうプロフィールを押し通すには、 ずいぶんと書き込み不足(これって、藤田まことが扮する安浦刑事を想定してたんだろうか)を感じる。 それでも、この長尺の小説がぐいぐい読ませる力を持っているのは、 女主人公の恭子が、「負の成長」をしていくからだと思う。 プライドが晴れ晴れと高く、 自分より下のランクの人間を見下してはばからないセレブ妻が、 自分のプライドを守りたいがゆえに、 どんどん強くなり、賢くなり、心は冷たく燃える。 もちろん、ただ環境に恵まれただけのセレブ妻ではなく、 彼女は彼女なりの「闇」を抱えているのだけれど。 恵まれた生活を、安穏に保つためだけではなく、 もっと根の深いところで、彼女の「負の成長譚」が進行していくうちに、 「このひと、どこまで行くんだろう」という好奇心に駆り立てられて、 読者は(少なくとも私は)最終ページまでつき合わされてしまう(しまいました)。 その力強い牽引力に、やはり敬意を表して四つ星。 ドラマ化を意識した章構成、場面展開、小道具の設え具合は、 まあ、さもありなんですが、 池袋駅を中心とした私鉄まわりの風景が、 女性の作家としてはとても視覚的に、女性の立場から描かれていたことも 評価のポイントとさせていただきます。 | ||||
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還暦を迎えるにあたり、小説を書いてみようと言う 作者のバイタリティにまず驚かされた。 内容に至っては、私はすっかりだまされました。 私は全くマークしていなかった人が主人公を陥れていたなんて!! すごく、予想外でビックリしました。 裁判の章ではぞくぞくしました。 出来れば、そのままうまい事終わって欲しかったです… ラストが納得出来なかったです… 刑事が余計な事をした、と言う感がぬぐえません。 そこだけが残念でした。 | ||||
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テレビドラマ化決定! そんな宣伝に惹かれ著者の本を初めて読みました。 なにやら、設定人物が、 東野圭吾さんの「白夜行」に登場する、 大人になってからの唐沢雪穂さんと、笹垣刑事の対決を見ているかのようでした。 だからというわけではありませんが、 とても読みやすい文体でもあって、すらすら読めてしまう。 そこに、先が見えず、先を早く知りたい衝動に駆られて、 さらに、読書スピードが加速。氷が溶ける時間なんてないくらいの ハイスピードで一気に読みきってしまいました。 一体、どのようにドラマ化するのでしょうか。 ストーリーは知ってしまいましたけれども、こちらも楽しみになりました(笑顔) | ||||
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何の気なしに手にとった本だったのですが、思いのほか面白かったです。 テンポが良く、ぐいぐいストーリーに引き込まれてしまいました。 誰にでも一つや二つ秘密ってあるんですねぇ・・・。 主人公の恭子という女性は最後までプライドが高い悪女で格好良かったです。 これが著者のデビュー作ということを読み終えてから知り、他の小説も読んで見たいと思いました。 | ||||
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読み応えのない作品。冒頭からして安易過ぎる。ヒロインの恭子が夫隆之の愛人と名乗る女から告白の電話を受け、住所と名前を知らされた挙句、相手の素性や事実関係を"確かめもせず"に、翌日にその住所の部屋に忍び込み、毒を仕掛けるとは余りにも漫画チック。誰がその毒入り液体を飲むか不明な上に、一旦事が起これば、海外出張中の隆之に類が及ぶ事は必定であり、そうなれば恭子自身にも類が及ぶ事は必定なのに。恭子が、隆之の会社の元常務の娘というのも類型的過ぎる。また、第一章を普通に読めば、誰が事件の首謀者かは自明であろう。これで、まともなミステリや犯罪心理小説が産まれる筈はない。 実際その後の進行を見ても、恭子の心理を主体に描きたいのか、捜査の進展を描きたいのか伝わって来ない。文体も中途半端で、刑事小説にしては写実性・簡潔性に欠けるし、犯罪心理小説にしては切迫性・異常性あるいは一種の狂気めいたものが感じられない。淡々と物語が進むだけで、読む者の意表を衝く要素がカケラもない。むしろ、恭子がある人物の正体に途中まで気付かない余りの不自然さに驚いた。隆之という人物の書き込みも不充分で、単なる記号にしか見えなかった。全般的に男を描く筆力が欠けていると思う。 作品の構成力や文章の練達度において習作レベルと言って良い内容。特に、冒頭の軽挙妄動によって、作者が設定した冷酷な筈の恭子の性格が微塵と散って、「氷」とは程遠くなってしまったのは致命的だろう。 | ||||
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確かに、最初に犯してしまった衝動殺人は、多少無理があるかもしれない。 しかし、十分動機としてありうるし、衝動的に殺人にいたる心理描写が秀逸で、 違和感なく読み進むことができました。 自分は金持ちでも女性でもないのですが、セレブでプライドの高い女性という主人公の 心理描写は上手く書けていると思いました。 もしストーリーの概略だけを説明したら、「そんな無茶な」と言われそうだけど、 説得力を持って物語りは進んでいきました。 このストーリーで違和感を感じさせない筆力はすばらしいと思います。 | ||||
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