さえずる舌
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真幌という成功した女性のもとで、芽衣という美しく、頭のいい、カリスマ性のある女性が働くようになる。ところが――という話なのですが、期待したようなことは起こりません。じつは芽衣は常人には理解できないモンスターのような女だった、理解不能の悪魔、規格外の問題児……と看板ばかりが大きくなるのですが、実際にやったのは、アルバイトの女の子を混乱させて、辞めさせただけ。あとはひたすら芽衣はこういう人だという説明ばかり。それでもいつか、芽衣が本性をあらわして、悪事を働くかなと思って期待していたのですが、結局、悪い男に適当にあしらわれるだけだという。はあ?という感じで終わってしまいました。看板通りの悪女だったらおもしろかったんですけどね。真幌や真幌やまわりの女性たちが大騒ぎしていたのも、あまりの空騒ぎぶりに馬鹿っぽく感じました。真幌一人が芽衣のことを調べれば十分だと思うのですが、僕も調べた、私も調べた、と同じ話の繰り返しだし。それよりなにか事件を起こしてくれよ〜と思ってしまいました。やっぱり文庫書き下ろしはそれなりの作品になってしまうのかな、というのが正直な感想です。 | ||||
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前半の展開はとても秀逸。カウンセラー真幌の前に現れた、見目美しく才覚あふれる謎の女、芽衣。その女性の「裏の顔」が少しずつ明らかになり・・・、違和感は少しずつ大きくなっていく。みしみしと音を立てるように、職場の雰囲気がおかしくなり真幌は彼女のことを調べ始める。ミステリー性、ホラー性ともに色濃く出た作品だったのですが、途中から芽衣の正体を簡単にばらしてしまいます。そしてとても簡単に芽衣が降参(?)してしまいます。なんとも残念!!最後まで芽衣を「モンスター」として生かして欲しかった。ということで★3つ | ||||
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人間の恐ろしさをうまく書いています。軽度の嘘でも計画的であれば、更に恐ろしくなる。特に、人間の心理を巧みに利用する芽衣の残虐さとそれを上回る男の出現。『契約』に続いて読んだせいか、作者は本当に人の心の動きを上手く書ける方なのだと感心しました。ただ、『契約』同様、ラストがちょっと(-_-;)もう少し「あッ!」と驚くラストにして欲しいです。 | ||||
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魅力的な容姿、明晰な頭脳、輝きを放ち、いつでも人に好かれる女性。そんな理想的とも思える女性が、天使の外見とは裏腹に、悪魔の心を持っていた。この悪魔に狙われたのは、これまた容姿端麗、賢さも優しさも兼ね備えた才女だった…。この悪魔VS聖母のような対決、途中までは、夢中で読みました。幽霊の怖さではなく、人の心の黒い部分がにじみ出てくるような怖さがあって、一気に読んだのですが…。中盤を過ぎ、様々なアクシデントが降り掛かる中、さぁこれからどうする!?という時に、えっ?まさか、これで終わらせるの!?と思っているうちに、無理やりラストにされたという感じでした。比べてはいけませんが、貴志祐介の「黒い家」のように、後に行けば行くほど狂気が増すような緊張感と怖さは、この作品には感じられませんでした。前半4/5に☆×3、ラストの1/5が☆×1という感じです。 | ||||
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面白かった。 文庫書き下ろしだけれど、いきなり文庫にするにはかなり勿体無い完成度が高い作品。 明野 照葉の小説は途中で飽きると言う事が絶対ない、次々出てくる要素が丁寧な文章で語られ、 そして又その人間の深淵に潜む恐ろしさに目が離せなくなってしまう。 芽衣の様な容姿端麗でかつ悪魔の部分と両方併せ持つ女性は存在しないかもしれないが 芽衣に近い女性なら周りを見渡せば必ずいる。 人を欺き陥れ、自分は安全圏に… 私の周りにも2人は存在する 明野 照葉はやっぱりすごい 今、私の一番のお薦めの作家です。 次回作が待ち遠しい | ||||
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