烙印
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烙印の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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人物の設定は、評価できるものとして、温度差が気になりました。 | ||||
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氷の華に惚れて 同じ刑事さんを追いかけてしまいました 一方で、ロマンチックですよ! | ||||
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歴史的なことも含んで、物語としては氷の華と違って 今回は歴史とか含んでいるので場面はとても広がり、面白かったです。ただ、烙印として何百年引きずっての殺人事件と結んだところだけが、私は理屈っぽいのかしれませんが感覚的にちょっと無理でした。 でもまた別の作品を読みたいと思う作家です。 | ||||
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面白かったです。 構成は二つの物語が交互になっています。 どこで繋がるのかがわからなかったのですが、 読み進めていくうちにだんだん想像はつきます。 400年前の先祖の恋が現代の殺人事件を引き起こす物語です。 ある烙印を背負った男性が殺人事件の重要参考人として浮上しますが、 動機も証拠も見つからない。 偶然とは思えない犯人と被害者の接点の点が線となり、 最後繋がった時に400年前の出来事が大きく影響していることがわかります。 最後はすっきりですが、髪の毛、カラーコンタクトでそんなに人は見間違うものなのでしょうか。。。 細かいことはあまり言及しませんが、そこが少し気になりました。 ただ、全体としてはとても面白く読み進められました。 | ||||
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400年前に実際に起こった海難事故、30年前に殺害された白骨死体、現代に起きた殺人事件。この3つが、一人の人物と、ある「女性雑誌」によってだんだんと結びついてくる。天野節子3作目。前2作のデビュー作「氷の華」、次の「目線」は、「殺害トリックの謎解き」が秀逸だったが、本作は、最初からなんとなく犯人はわかっている。が、鉄壁なアリバイをどう崩していくか。「氷の華」に登場した戸田刑事の執念深さを、作者は地に足のついた丁寧な筆致で描いていく。そこに、400年前の海難事故が微妙に影を落とす。純粋な日本人の両親から青い目の金髪の欧米人のような子供が本当に産まれることがあるのか。遺伝の不思議と悲劇をもあぶりだしていく。戸田刑事は最後まで「動機」にこだわる。そして、なんといっても本作では「女性雑誌」を実に上手く、キーアイテムとして使っている。松本清張を思わせる感じ。ただ、阪神淡路大震災が事件に関係しているくだりが出てくると、なんとなく「ああ、もしかしてこういうことなのかな」と想像がついてはくる。阪神淡路大震災については、「死んだ別人に成りすます」という事件が現実にも起きているし、また、東野圭吾氏の名作「白夜」も、阪神淡路大震災が物語に大きく影響している。東野氏の「白夜」を読んだことがある読者であれば、本作「烙印」も、途中で「死んだ人に成りすましての犯行か」と容易に想像はつく。が、容疑者の「鉄壁のアリバイ」を崩すこととなった「新宿ロイヤルホテル」の防犯カメラに映っていた2人の男の「手についた傷が何時にはあって何時にはなかったか」というくだりは、ちょっと類を見ない極上のアリバイ崩しと言っていいのではないか。容疑者は、タイトルのように、ある「烙印」を押されていた訳だが、ラスト、犯行を認めてからの犯人の殺害の動機、アリバイなどの告白、「烙印」を押されたことによる暗い人生の苦悩、そういったものが、ちょっと期待よりも、あっさりしすぎている感じはする。せっかく400年前の悲劇と現代の殺人事件を絡めるという壮大なスケールを構想したのだから、タイトルの「烙印」による犯人の心情、人生の足取りを、もっと踏み込んで読ませてほしかった。戸田刑事の執念は見事に描かれているけど、犯人の暗い過去をもっと読みたかった。あまりにあっさりと犯行を認め、30年前の殺人の動機も「母親に暴力を振るっていたから衝動的にやった」の一言。現代に起こった殺人についても「あの時殺しておけばよかった」だけ。もう少し書き込んでほしかった。が、戸田刑事の「殺し屋じゃない限り、人は一生に一度しか人殺しをしないだろう。でも、刑事にとっては殺人は仕事。1年に30回の仕事ある」という一言は名言だと思った。が、犯人が「刑事さん、その言葉、間違ってます。僕は人生に2度、人を殺しています」というくだりは、戸田刑事ともども、ちょっとビックリ(想像はついていても)というか、「絶妙な会話のやり取りだ」とうなった。直木賞「候補」にはなるかもしれない、と思った作品 | ||||
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