他言せず
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少し納得のいかない部分があった。自分の読み込み方が浅いだけかも知れないが。武雄が自転車の荷台に乗せた若い女性って誰だったのか? | ||||
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202X年、東京都目黒区で、かなり昔に亡くなったと思われる2体の白骨死体が発見されます。 この物語は2章からなります。 第一章は、昭和30年代半ばから後半にかけて倉元家で働いていた、女中のよし江の視線で語られます。 白骨死体の発見現場にあった倉元家の洋館でよし江が女中をしていた頃、2人の若い男性が行方不明になるという事件がありました。倉元家への配達を最後に失踪したことだけが判明しましたが、結局未解決のまま、時間だけが過ぎていき。。。。 第二章は、倉元家を常に怪しんでいた、脇田刑事の行動が中心となり、事件解決へと進んでいきます。 男性が行方不明になってから5年後、今度は、倉元家の主人である宗一郎氏が頭蓋骨骨折の末亡くなります。腕のいい大工にしては疑問の残る事故死として、身内からも疑問視する動きがあり、脇田刑事が捜査に乗り出します。 宗一郎氏の死と、男性2人の失踪事件に関連はあるのか? また、この2件の共通点は? 第一章は静かに進行していきますが、第二章ではそれまで想像できなかった事実が次々と明らかになり、面白い展開に。 伏線もきれいに回収されていきます。注目すべき関係やヒントが自然に浮き出てきて、捜査関係者が確信を持てるようになる流れとなっています。 また、第二次大戦後10年くらい後の昭和の話が舞台なので、牛乳瓶用の箱とかでてきて、少しノスタルジアに浸りました(こういう箱っていまでもあるのかな??)。 この話は、天野節子さんの以前の作品「氷の華」でもそうでしたが、一見、外からは優雅に見える女性の「こだわりや闇の部分」が鮮やかに、でも冷たく表現されていて、作品の魅力の一部になっていると思います。 質の高いミステリ&推理小説だと思います。 気になる方は、是非読んでみてください。 | ||||
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