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147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官
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147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 21~40 2/2ページ
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ミステリーの新刊が山積みされている書店で、タイトルに惹かれて手にとった1冊が、子供の感想文の様に、大好きです、という一言になってしまうくらい、法医昆虫学というテーマも登場人物のキャラクターも好みで、ワクワクしながらページを読み進めました。 作者は女性の方でしょうか?ベタベタしておらず、さらっとした文章はとても読みやすく、恋愛要素もそれ程に濃くにじませている訳でもなく、あくまで昆虫に視点を当てて謎を解明していく点は、読後もスッキリとした感触で、読みを終えてすぐに、既刊をすべて購入してしまいました。 蛆虫の成長過程から犯罪の過程を探りだす、という手法は、確かに多くの著書で語られているテーマですが、川瀬さんのこのシリーズに登場する法医昆虫学者 赤堀涼子という女性は、あまでも虫という存在に畏敬を抱き、虫が語る真実に誠心誠意向き合いながら、彼ら(虫たち)の声を読み解いていて、彼女のこの姿勢と身なりに構わず野山を駆け回る子供の様な無邪気さは、唯一無二な愛すべきキャラクターだと感じました。 毎月様々なジャンルの本を読んでいますが、久しぶりに夢中になって読み耽ってしまう作品に出逢えて幸せでした。続巻、むんむん期待しながらまっています。 | ||||
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2作目の方が先にkindle化されており やっと法医昆虫学シリーズの1作目を読みました。 本当に面白く、一気読みしました。 はっきり言って、2作目のシンクロニシティより好きです。 このトリオ、否カルテット、また3作目に復活しそうで、スっごく楽しみ。 法医昆虫学はCSIのグリッソムでおなじみだと思いますが ついに日本でも!って感激です。 そういえば、グリッソムを陥れるため、農薬を塗った豚を使い 死体の蛆の成長をコントロールするエピソードを思い出しました。 期待最大のシリーズです! 孵化時間を | ||||
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女学生奇譚で川瀬さんを知りました。 面白かったので他のも読んでみようと思いこちらの作品を読みました。 虫が苦手な人にはお薦め出来ませんね(笑) 蛆虫が沢山出て来ます! 登場人物のキャラがなかなか素敵でしたね。 ストーリーも面白かったです。 | ||||
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主人公の昆虫学者はじめ、登場人物がみなさん魅力的でした。比較的分厚い本でしたが、すらすら読めましたし、それも作者の技なのでしょう。 さて準主役ともいえる刑事ですが、その相棒が毎回かわるようです。今回は、プロファイラーをかじっている、一癖あるおじさん。彼もとてもいい味を出していました。 さっくりと言えば、昆虫から事件を調べていくお話ですので、死体に群がる蛆虫などの描写は、想像するだけで気持ち悪いです。でも読めないほどには感じませんでした。 それにしても昆虫の力、あなどれないです。普段は気持ちわるいだけの昆虫ですが、ちょっと興味すら沸いてきました。 | ||||
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法医昆虫学なるものを導入するといわれたこの事件。連続放火の犯人が挙げられない警察はついに犠牲者を出してしまう。 だが検死の結果は首をかしげるばかり。放火にも不審な点が。そして極め付けは死体から出てきた「虫の塊」これは一体何なのか? 面白かった。うん。この法医昆虫学というのもの存在は以前テレビで見たことがあった。ドキュメントでけっこうグロイ部分があったけど。今回はそういう部分はスルーして、いかに虫が重大な証拠を握っているかということが分かった(笑)。 ほんとに面白かった。結構犯人像が見えてこない部分とか。でも、虫を使っての実験なんかはちょっと笑えたりするし。シリアスばっかではないし、読みやすいと思う。虫が嫌いな人はどうだろうと思うけれど、たぶん読めるんじゃないかな?科学的に虫を見ているから。オススメです。 | ||||
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虫と言っても、蝶とか、トンボとか、カブトムシとか、昆虫採集に出てくるような虫ではなく、 遺体につく、できれば一生お目にかかりたくない虫づくし。 しかも、よりによって、ハエとかウジとか。 ・・・ホント、勘弁してよ!と思い、それこそ、何度本を閉じようと思ったことか。 それ以上に、虫ベースで事件を解決するなんて推理小説はなかったので、 どうしてもラストが気になって、最後まで読んでしまうのです。 刑事の岩楯と昆虫学者の赤堀コンビ、最強です。 赤堀先生が主役、でいいんですよね? といっても、そんなに捜査に出張ってくるわけじゃなく、あくまで虫視線の意見をいうだけで、捜査陣は大混乱。 文字通り地べたを這いつくばって、いろいろと調べるわけで。 肉眼ではほとんど見えないほどの小さな手がかりを追って、事件の真相にたどり着くのだけど、ラストがちょっといただけない。 正直雑だな、と。 真犯人が狂気に満ちるのは大いにあり得るけれど、なんかいまいち魅力に欠ける犯人でした。 あっと驚くってことがほとんどないラストでした(あの人、死ぬ必要なかったじゃん?みたいな)。 次回作に期待。 | ||||
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虫に対する見方がかわります。人に対しても!とことん追求する人の魅力が満載!事件もすごいけど。 | ||||
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解剖,飛び出すウジ虫の大群など,冒頭から強烈なインパクトを植え付けられますが, 聞き慣れない『法医昆虫学』への興味と,その先生自身の自由奔放なキャラクタもあり, 作中の刑事たちと同じように,その知識や導かれる推察に気がつけば引き込まれています. このほか,並行で進む刑事二人の捜査パートも,これだけで一つの作品になりそうで, 魅力的なコンビの様子も相まって,ヘビーな事件ながらもスムーズに読み進められます. また,先の学問と先生が前面に…というのではなく,あくまでも裏付け要素の一つであり, ミステリ的にもトリック云々とは違い,中心はあくまでも刑事と警察にあるという印象です. ただ,最後の章での畳まれ方があっさりとしており,展開にも都合の良さがチラホラと…. 締めにしても,事件や理不尽な死があった割には軽く,人物やエピソードも消化不良が多め. このあたりは,長い作品でもあるため,もう少しスマートに運んで,まとめてほしかったです. なお,12年07月の単行本から改題されての文庫化で,一部に加筆・修正があるとのことです. | ||||
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噂に違わず、非常に面白いミステリー。赤堀涼子という一風変わった昆虫学者が、警察の事件捜査に協力する。 江戸川乱歩賞受賞作の『よろずのことに気をつけよ』よりも本作の方が断然面白い。『よろずのことに気をつけよ』は一流ミュージシャンを集めたにも関わらず、選曲を間違えた感のある残念な作品だったが、本作に登場する昆虫学者・赤堀涼子、刑事の岩楯、鰐川がなかなか良いキャラクターを演じている。また、何より事件現場で見付かったウジから事件の真相に迫るというストーリーが面白い。 この作品を読む前にハワイで法医昆虫学を確立させたマディソン・リー・ゴフの『法医学昆虫学者の事件簿 』を読み、免疫を付けておいて正解だった。 | ||||
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読み出し当初は少しエグイ描写があり驚きましたが、途中からは今までに無い事件の真相追求の展開にどんどん引き込まれていきました。川瀬作品は初めてでしたが、他の作品も拝見したいと思います。 | ||||
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法医昆虫学を私が初めて知ったのはダリオ・アルジェント監督の「フェノミナ」です。 ドロドロの死体に付くウジやハエから死体の言葉を聞く学者が登場しましたが、この作品も負けず思いもかけない形状でウジが登場してまずそれにびっくり。 そしてそれを研究するのが女性でしかも美人ときた。 とても面白いのでこの作品はもっと読まれて欲しい。 そして法医昆虫学が日本でも本当に確立されますように。 | ||||
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昆虫学者と法医学 どこに関連があるのかと思いますが、文中で丁寧に虫について 解説してくれているので、こんなアプローチがあるのかと 引き込まれていきます。 冒頭部は、解剖シーンから入っていくのですが ここが ハードルとして一番高いかもしれません。 食前食後には ここは読まないほうがいいかと思います。 刑事たちのやりとりなど シリーズ化するのにピッタリな 感じです。昆虫ネタで新しい展開できるなら是非次も 期待したい一冊です。 | ||||
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いやぁ、はまりました!! シリーズの最新刊も、おもわず購入して読んでしまいました。 軽く読めるので、あっと言う間によみきっちゃいます。 早く次が出ないかなぁ(笑) | ||||
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のっけから、ウジムシのオンパレードで、ちょっと面食らったが、あっという間に読了してしまった。 冒頭部分の被害者の描写は、慣れない読者にはキツイかも?しかし、是非がんばって読み続けてほしい。 主人公の「法医昆虫学」専門家の女性も当然個性的だし、刑事や小悪党等、被害者も含めて、登場人物はなかなか魅力的だった。 ストーリーも、読者を飽きさせないスピーディな展開を見せ、思いがけない方向へ連れて行ってくれた。そしてミステリーの新しい世界を見せてくれたことに感謝! とても、面白かったです。次作に期待大!! | ||||
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昆虫学で犯罪者を探る、とても面白かったです。テレビで動物学の博士が事件を解決って!! 面白いですが。さらにこちらの方が昆虫の細かい習性の記載でどんどん引き込まれて行きます。川瀬七瀬さんの3作目が楽しみです。 | ||||
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イメージはTVサスペンスドラマなんだけど、面白い。 テンポの良さと軽妙な会話、個性的で魅力的な登場人物達のおかげで、少々現実味がない部分や安っぽい部分も、力押しで面白く読ませてくれる。 法医昆虫学からの捜査という切り口も新鮮。 冒頭からグロいシーン、虫もわんさか出てくるので、食事前に読むのはお薦めしませんが… 著者はまだ二作目だが、前作とは全く世界観の違うサスペンスを書き上げ、今後も期待大。 是非シリーズ第二弾を出してほしい。 | ||||
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とても面白かった、人にも是非薦めたい、そんなこの夏一番のミステリーでした。 法医昆虫学は新鮮なテーマで、昆虫の生態を利用して犯罪捜査を科学的に行うのですが、なにしろ虫なのできもちが悪いのです。這い回る虫、集団でうわっと湧き出る虫、攻撃する虫などぞろぞろ出てきます。正直、食事の前は勘弁という場面もあります。しかし不思議と読んでいるうちに昆虫が好きになりました。草叢とかちょっと覗いて営みを観察してみたくなりました。虫以外にも気味悪いシーンが登場しますが、論理的、科学的に進行するので後味は悪くありません。グロテスクな映像は嫌いでも小説なら好きという人には一押しです。 そして何より登場人物が素晴らしいです。プロ刑事の岩楯警部補、若いが情熱とインテリジェンスを感じさせる助手の鰐川刑事、奔放で昆虫には徹底的に詳しい主役の赤堀涼子准教授、ウズベキスタン人とのハーフの辻岡大吉昆虫コンサルタントなどみんな個性的で愛すべきキャラクターです。かれらの軽妙なやりとりには何度も噴出してしまいました。 早く続編が読みたいです。 | ||||
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初めてレビュー入れようという気になりました。 これ、すんごいオモシロイ! 昆虫法医学という言葉に引っかかって読んだのですが、赤堀先生アクティブすぎw 野山を駆け回って虫を鷲掴みにして腐敗液を舐めようとして、とにかくやることなすこと普通じゃなくてあっけに取られるんです。 すごく親しみやすいキャラで、登場してすぐに好きになってしまいましたよ! 岩楯刑事とワニさんもいいし、大吉なんてもっと活躍させて欲しいぐらい。 赤堀先生の明るさが、ずっと物語を照らしています。 この作家さん、2作目なんですねー。出会えて良かったです! 続編待ってます! | ||||
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デビュー2作目とは思えない筆力で、あっという間に作中に引き込んでくる。 アメリカのドラマ「CSI」は好きで見ていたが、そこに登場する法医昆虫とはひと味もふた味も違った。 自然界すべてをを味方につけている法医昆虫学者という感じで、キャラクターがいい。 喫煙中毒であらゆる不摂生を極め、しかも夫婦不和の捜査一課刑事の岩楯と、「新種の虫がいると聞けば、肥溜めにでも飛び込む」勢いがある法医昆虫学者の赤堀。 この2人の視点で本作は進んでいくのだが、岩楯刑事は従来の刑事捜査を崩さず、赤堀は昆虫が伝えることを信じて突き進んでいく。 なので、まったく違った側面から事件にアプローチをかけているが、真実の着地点がピタリと合致する構成がよかった。 前作でも思ったことだが、この作者はグロテスクな描写を美しく表現することができる。 ウジとかハエとか焼死体の解剖とか、そういったものでさえ、嫌悪感なしで読める工夫のようなものが窺えた。 ともかく、岩楯と赤堀が活躍する次の事件を読みたいと思わせたのだから、この小説は成功だろう。 ぜひ次も読ませて下さい。 | ||||
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これは面白いでしょう!!!!!!!! 昨日の夜、遅くに冒頭をパラパラとめくっていたのですが、思いっきり引き込まれてやめられなくなりました。 いやぁ、夢中で本を読んで徹夜って、いつの日以来だろう。 眠くて倒れそうですが、清々しい気持ちでいっぱいです! 検死のシーンから始まるこの物語は、法医昆虫学という聞き慣れない分野がテーマです。私は全く知りませんでした。 死体にたかる蛆虫とかハエ、その他いろんな虫を解析して、死亡推定時刻や死因を突き止めるという、なんともハードな学問。 この法医昆虫学者、赤堀涼子がいい! 実際虫が大嫌いだし、グロっぽいものも苦手な私ですが、赤堀と岩楯刑事のキャラが魅力的なので、抵抗なく入り込んで行けます。 特に赤堀は「ぶっ飛んでいてかなり異常」で、そんな中で見せるプロ根性がかっこいいんです! なり振り構わず事件に挑む姿勢は、読んでいて気持ちいい。 全編に散らばる虫の生態や蘊蓄も楽しくて興味が持てました。 今その辺を飛んでるセミとか足下のアリとか、この虫たちにもすごい能力があるんだろうか・・と思ったりして。 でも、レッキとした警察捜査ミステリーなので、虫が犯人へ導くストーリーは、なるほどと納得しました。 本当は星5つにしたかったのですが、最後の章で出てくる◯◯が、◯◯してしまうのが残念で、ひたすら切なくて・・。 赤堀の右腕として使ってあげて欲しかった、というのが本音です。 とにかく!シリーズ化をお願いします! この世界をまだまだ読みたいです! | ||||
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