■スポンサードリンク
本陣殺人事件
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
本陣殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 41~54 3/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品には『本陣殺人事件』、『車井戸はなぜ軋る』、『黒猫亭事件』の3編が収録されています。 まず『本陣殺人事件』について 商品説明にもあるように密室殺人を扱った事件です。作者の疎開地でもあった岡山を舞台として起きた事件について書かれています。所謂密室トリックの解明が肝となり、現代の娯楽作品に繋がる作品でないかと思います。 次に『車井戸はなぜ軋る』について 腹違いの兄弟が戦争で入れ替わる…という『犬神家の一族 (角川文庫―金田一耕助ファイル)』に似た設定ですが、違った結末を迎える作品です。金田一がほとんど活躍せずに事件が解明されます。 最後に『黒猫亭事件』について 身元不明の腐乱死体を巡る事件を扱った作品です。犯人が分かったときには、そういう結末になるのか!と思わず唸らされます。 それぞれの作品の文体も第三者視点でかかれたもの、当事者の手紙で構成されたものと様々な方法でかかれており、作者の多才さを感じさせられる作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表題作は、どうしてもATG制作中林陽一監督の映画版の印象が強い。大学生時代に見たが、とても美しい画面と、俳優たち(金田一がなんと仲尾彬だった)の熱演、そして何よりもあのトリックが見事に映像化されて動いていることに、大変感動したものだ。 本作は、古典として、作品背景の時代設定を考慮して読む必要がある。おそらく現在の日本では考えられないだろう動機は、しかしこの当時では当たり前だったのだから。本作を読むと、現代が良い時代になったのかどうかと、考えてしまう。 本格ミステリのまさにお手本のような、伏線、ミスディレクション、そして探偵の推理である。この長さがちょうど良い。これ以上だと冗長だし、探偵が有能に見えなくなる。これより短ければ、それこそディテール不足で物足りないものになるだろう。戦争で抑圧されていた著者の本格スピリットの、まさに爆発した作品といえる。著者の長編(中編かも?)ミステリの中でもベスト3に入るだろう。ちなみに私見では、あとの二つは表裏一体作の「獄門島」と「犬神家〜」だが、これを一緒と考えれば、あとのひとつは社会性と都会性を取り入れた「悪魔が来りて笛を吹く」か。 映画版もたしか90分弱という、けっこう短いが締まりのある作品だった。なお、併映が「東京エマニエル夫人」だったのにはまいった。もちろん併映作は見ないで帰った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
記念すべき第1回日本推理作家協会賞受賞作にして、金田一耕助のデビュー作。金田一耕助のジャンキー時代にも言及されている。 解説の山村正夫氏によると、ディクスン・カーの『帽子収集狂事件』、『プレーグ・コートの殺人』の一読を契機に、本格探偵小説を志向したとのこと。本作品においても、冒頭でルルー、ヴァンダイン、スカーレットが言及されており、なるほどと思った次第。 あまりにも有名で、映像化されているがゆえにストーリーは分かってはいるものの、書物として読んだ場合には優れたミステリーであることを認識させられる。金田一耕助がどのように真相を究明していくか、興味とじれったさを持続しつつ、物語が進んでいく。一気に謎解きをするあたりは、爽快感すら感じてしまう。晩年の、いたずらに長くて、登場人物ばかり多いものに比べても、すっきりまとまっていて読みやすかった。 以降の作品のような見立てはないものの、ターニングポイントであることを考えると、作者の重要な作品に違いない。 山村正夫氏によると(氏の解説が本文庫版の良いところでもある)、金田一耕助がA.A.ミルンのギリンガムに発想を得ているとのことなので、『赤い部屋の秘密』も読んで見たいなぁ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
世間から隔絶された村、もの言わぬ人々、呪われた名門一族…… 金田一作品に共通するこの雰囲気が顕著にあらわれつつも、 初期作品らしく、後々に見られるようなこってりした文体ではなく、 素直な文章と、複雑な心理描写が、トリック以外にも見せ場を大いに盛り上げています。 新婚初夜、離れで起こった血みどろの密室殺人を扱った『本陣殺人事件』 思い込んだ、あるいはそのように追い込まれた人間の残忍さ・教房を巧みにを描き出した『車井戸はなぜ軋る』 どんでん返しが二重三重に張り巡らされている『黒猫亭事件』 私は『車井戸』目的で購入しましたが、他の作品もすばらしいです。 派手なトリックはありませんが、心理的なひっかけが多彩に用意されていて 気づかないうちに「盲点」に入り込んでいることに気づかされる、とても興味深い3作品です。 もちろん、当の金田一のツメの甘さも存分に味わえます(笑)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
金田一耕助の初登場作品にして、戦後本格の幕開けを飾ることになる横溝の代表作だ。 土俗的で因習めいた舞台設定が醸し出す独特の雰囲気と、それを加速させ際立たす異様な 登場人物の配置。そして、それは取ってつけたものではなく、優れた人間観察による裏打ちが あるのは歴然で、特に、やりきれない想い、報われない想いを胸の奥底にこだまさせている 繊細でとことん弱く、それでいて病的にストイックな人間を描かせたらあまりに天才的。。 そして、従来密室自体を構成しにくいと謂われる日本家屋で、これだけの和風大仕掛けを 創案した気概。あくまで本格、これでもかというぐらい本格に徹した主義・信条が見事。 本作が規範となり才能ある追随者が続き、確乎とした流れが出来た。まさに源泉であり原点。 これを読まずして何を読む。必読。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は昭和21年(1946年)に発表された、おそらく日本で最初の本格推理作品(それまでの「変格」推理作品とは違って)で、横溝自身が本書とほぼ並行してあるいは本書の後に「蝶々殺人事件」「獄門島」という日本推理小説史上、屈指の名作を立て続けに発表した他、角田喜久雄「高木家の惨劇」、坂口安吾「不連続殺人事件」、高木彬光「刺青殺人事件」という横溝作品に負けず劣らずの名作・傑作群が、本書に続いて登場している。 その本書の内容については、もはや語る必要はないだろう。 犯行現場の離れの座敷は内部から施錠され、さらに雪が降り積もっている中、犯人の足跡がない二重の密室仕立てという不可能殺人をテーマに、英米の論理的な本格推理の手法を用いながら、琴や屏風、灯篭などの日本的小道具を用いて「和風」の美を追求し、さらに徘徊する謎の三本指の男、生涯の仇敵といった味付けを加えた本書は、紛れもない名作と言えよう。 唯一の欠点は犯行現場を密室にした理由で、正直なところ、金田一の推理には開いた口が塞がらなかったが。 とは言え、イギリスではアガサ・クリスティーの名作「アクロイド殺し」が、アメリカではヴァン・ダインの処女作「ベンスン殺人事件」がそれぞれ1926年に発表され、以後黄金時代に突入した英米から遅れること20年目にして、ようやく本書を皮切りに日本は本格推理小説の黄金時代を迎えたわけで、そういう記念碑的な意味において、本書の意義・功績は計り知れない程に大きい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
名家の婚礼初夜、離れで寝ていた新郎新婦が殺害された。 離れの建物にはしっかりと戸締りがなされ、しかも、 周囲は雪で覆われており、いわば二重の密室状態だった。 にもかかわらず、犯人が立ち去った足跡は見当たらず、 凶器の日本刀のみが離れの外に残されていた…… 大掛かりで複雑な機械トリックが特徴の本作。 普段ミステリを読まない人が、本作を読めば、犯人のあまりに旧弊な犯行動機も含め、 「なんでわざわざ、そんなことすんの?」と思うんじゃないでしょうか(w しかし、ミステリ的にみれば、純日本家屋の中で、あくまで「和」の道具立て(琴、 日本刀、鎌など)によって密室を構成してみせた本作の歴史的意義は大きいです。 そして、そうした日本的なモノがそれぞれに帯びる象徴性が捨象され、単純な機能に 解体されることによってトリックとして再構成されるメカニズムこそ、ミステリの勘所です。 我々は、横溝作品といえばつい、おどろおどろしさや猟奇性ばかりをイメージしますが、 あくまでそれは演出の一面にすぎず、伝統的な和の意匠が、ことごとく抽象的なロジック へと還元されていく、ギャップや異化効果にこそ、その真骨頂があるといえます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は、本陣殺人事件の他に二つのショートショートがついている。 『本陣殺人事件』は密室ものである。途中で筆者は金田一に密室の探偵小説について語らせている。曰く、犯人がある方法で−針金だの紐だのを使ってですね−あとから錠だの閂だのをおろしておいた、などというのは感心しない・・・ であるならば、本件はこういうトリックではないということが分かる。 ではあくまで密室なのであろう。しかし、犯行に使われたと見られる凶器は部屋の外にあるのである。となると・・・ 『車井戸はなぜ軋る』は、酷似している異母兄弟が戦争から帰って来る、が、一人は戦死し一人だけで。さあ、その本人はどちらか、というのが話しの中心である。何か犬神家の一族にこんなのがあったような・・・ 『黒猫亭事件』は「顔のない屍体」ものである。筆者曰く、探偵小説には「一人二役」型だの、「密室の殺人」型だの、「顔のない屍体」型だのがある。後の二つは途中でそれと気付くが、「一人二役」型は読者に感付かれたが最後、その勝負は作者の負けであると。また、「顔のない屍体」は、十中八九被害者と加害者がいれかわっていると考えて間違いはないと。 さあ、本件のトリックは如何に・・・ この作品の最後にこういう文章がある。 「私は正直にいうが、見破ることが出来なかった。読者諸君はいかに?」 至らない作家がこんなことを書けば噴飯ものだが、この作家に言われるとどうにも、にやりとして、ああ分からなかったよ、と言うしかないのである。 三篇の内では『本陣・・・』が有名なのだろうが、トリックとしては『黒猫亭・・・』が一番練れている気がした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「本陣殺人事件」「車井戸はなぜ軋る」「黒猫亭事件」の3篇が収められている。いずれも中篇という分量である。 「本陣殺人事件」は金田一耕助のデビュー作。本格的な密室トリックが使われており、著者の代表作としても広く知られている。しかし、正直なところをいえば、それほど優れた作品とは感じなかった。トリックもアレだし、真相もいまいち。探偵小説史上、貴重な作品だとは思うが。こういう、正面から取り組んだ密室トリックは著者は得意でないのでは。 「車井戸はなぜ軋る」は、煮え切らない作品という印象。 「黒猫亭事件」が、本書では最良なのではないか。プロットにトリックが組み込まれており、ついついだまされてしまう。読者への挑戦の仕方も粋だし、サービス精神に満ちた一編と思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は第二次大戦後、国内で初めて発表された本格推理小説で、金田一耕助初登場作品にして、第1回日本探偵作家クラブ賞(現在の日本推理作家協会賞)を受賞した、作者の代表的傑作である。 本書の魅力は大まかに次の3つである。 1)本格的な密室トリック 作者いわくはカーター・ディクスンの『プレーグ・コートの殺人』に刺激を受けたとのことだが、密室トリックに類似性や関連はないに等しく(『プレーグ・コート〜』は、密室の構成方法という点では機械トリックではなく、むしろ心理トリックのように思う)、「雪の密室」という点からはむしろ『白い僧院の殺人』を連想する。 またこれも作者の言だが、ガストン・ルルーの『黄色い部屋の秘密』を意識して、「黄色い部屋」に対してべにがら(紅殻)塗りの「赤い部屋」に仕立てている。 (ルルーの作品はミュージカルのおかげで『オペラ座の怪人』の方がすっかり有名になってしまったが、『黄色い部屋〜』は江戸川乱歩が名作推理ベスト10の2位に挙げる、密室ものの古典である。) なお、私は本書の密室トリックについて、クリスティー唯一の密室ものの長編『ポアロのクリスマス』に近しいものを感じる。一度読み比べられたら面白いと思う。 2)謎の三本指の男 この謎の三本指の男のように、たとえば『獄門島』の謎の靴跡の男や『犬神家の一族』の復員兵とか、『悪魔が来たりて笛を吹く』の椿子爵(に似た人物)、『悪魔の手毬唄』の「おりん」など、本書以降も作者は様々な作品で謎の人物を徘徊させているが、とくに本書ではこれが謎を深めさせ、怪しげで不気味なムードを醸し出すことに成功している。 3)金田一耕助の登場 本書の最大の功績は、金田一耕助を登場させたことに尽きるのではないだろうか。 本書とほぼ同時に発表された『蝶々殺人事件』と本書について、江戸川乱歩ら職業的推理作家たちは本書に軍配を挙げ、坂口安吾ら純文学作家たちは『蝶々〜』を支持したらしい。 もはや好みの問題だろうが、私は金田一の登場しない『蝶々〜』には味気なさを覚える。もしも本書に金田一が登場していなければ、きっと同じように感じたことだろう。 なお金田一耕助のモデルは、本書で作者が記載しているとおり、A・Aミルンの『赤い館の秘密』(本書では『赤屋敷の殺人』と記されている)に登場するアントニー・ギリンガムで、『赤い館〜』は江戸川乱歩が名作推理ベスト10の8位に推した作品である。 ちなみに『赤い館〜』の著者A・Aミルンは、『クマのプーさん』の作者である。 もう一つついでに、本書に記されている金田一耕助が解決したアメリカでの事件について、ヴァン・ダインの『僧正殺人事件』の続編として、『僧正の積木唄』という作品が山田正紀によって執筆されている。 (この中でファイロ・ヴァンスと金田一耕助のコラボが実現している) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
角川文庫新版を購入し、旧版にあった「解説」が無くなっていることに気づき唖然とする。旧版の「解説」では、大坪直行氏がこの小説の誕生背景を語ってくれていた。正史が岡山県吉備郡岡田村に疎開し、敗戦後直ちに執筆活動を開始したこと等。更に正史自身、『金田一耕助のモノローグ』(角川文庫)で、詳細に疎開前、疎開後、敗戦後の生活を具体的に語っている。が、この書も現在では古本屋でしか入手困難となっている。正史が、疎開前に既に本格的探偵小説の構想があり、瀬戸内海の島々を射程に入れており、岡田村に疎開した時、戦争絶対反対者であり、戦争協力せざるを得ない窮地時は青酸カリ服用・「家族無理心中」の覚悟をしていたこと、玉音放送を聞いた瞬間「さあ、これからだ!」と内心叫び、直ちに、執筆の準備を開始、執筆時は言葉があふれんばかりであったこと。岡田村界隈の探偵小説大好きインテリが情報を提供し、共同作品の様相。上京せず、岡田村発の作品を発表、まさしく日本国で「超然と孤立していた」と語る。この勢いが『本陣』では、見事にでている。伏せ字が伏せ字で無く読める近辺で生活している者達は有り難いやら得意であったり。尚、吉備郡は消失し(平成17年)、岡田村は真備町を経由して倉敷市に位置づけられている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さすがに日本ミステリーの最高峰とか、言われてるだけのことはあります。凄い密室トリックです。こんな上手くいくのかなぁとは思うけど、現実で実行可能かは分からないしそんなの論外で、要は机上で論理的に解決されれば、本格ミステリーは上上なわけで。その辺は島田掃除のトリックに共通するのではないでしょうか。琴糸であるとか、日本刀であるとか、日本屋敷、そして本陣のある某村であるとか、、、昭和前期の雰囲気がとてもよく出てますんで、いいですね。それにしても、3本指のオヤジさんが、とても可哀想です・・。こんなとこ来なけりゃ良かったのにね(笑 残りの車井戸と黒猫亭も、かなりのレベルではないでしょうか。3編は横溝さんの黎明期のころのものらしいですが、さすがに完成度が凄いです。同時期に執筆されたという金田一ではないけど、蝶々事件がまだ未読なので、早く読みたいと思ってます! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
氏の戦後長編の中では若干評価を下げさせて頂きました。初めて読んだ中学生時、改めて読み返した現代に於いても密室トリックに不自然性と非現実性を感じてしまいます。犯行動機に到っては、おそらく現代ミステリーばかり読んでいる人には理解不能かもしれません。但し本作は、戦後本格推理小説の嚆矢的重要作であり、著者は本作以降、奇跡的勢いで傑作長編を残していきます。本書を最初に読んで、疑問符を感じた読者も続く「獄門」「犬神」「手毬歌」を読んで頂ければ、何故に未だに読み継がれているのかがお解りいただけると思います。あえて金田一初登場作から読む必然性は無いので高評価の「獄門島」等から著者の作に触れてみてはいかがでしょうか。併載の「車井戸」は短編ながら良く出来た佳作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
金田一耕助初登場、いかにも日本的な密室、で有名な作品です。また、戦後まもなく書かれ、紙が不自由だったための中編。長編だったらもっととんでもない傑作になっていただろうことはよく言われています。が、果たしてそうでしょうか? この作品は、中編だからこそ名作として今まで残ったんじゃないかな。密室のトリックは機械的で味気ないし、いかにもな姿の名探偵もちょっと鼻に付く。今だからこそ、そう思ってしまうのでしょうが。 ただ、恐さ・まがまがしさ・緊張感が最後の最後まで持続しているので、読んでいるとまさに手に汗握るといった感じ。これが何百枚という長編だったら、この緊迫感が最後まで続かなかったのではないでしょうか。「本陣殺人事件」は中編だからよかったという理由です。 戦争の終わりを境に、本格推理を書こうと心機一転した著者の意気込みと、紙の不足という戦後の混乱の中だからこそ生まれた、時代が書かせた傑作といえると思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!