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(短編集)

水銀虫



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【この小説が収録されている参考書籍】
水銀虫
水銀虫 (集英社文庫)

水銀虫の評価: 3.23/5点 レビュー 13件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.23pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

たまにこういうのも

花まんま、かたみ歌、わくらば、と短編の名手。昭和の香り。
そんな枕詞の朱川作品。
 濃厚なホラーもまた一つの持ち味ですが。

 期待して、期待して、ページを繰るのですが、なかなかその
期待にこたえてくれる作品、巡り合いませんでした。

 個人的な好みというのもありますから、これについては
全てが全ての人にどうかとは思います。
 文章も達者、流れも良好、水準以上の作品ばかりなのですが、
その全てが55-60点かなあ。
 朱川さん独特のひねり、結末、匂い、オーラというものが
滲み出る、そんな作品が少ない、というよりも私には全く
ない短編集に見えました。
 全部が全部水のように流れて行ってしまって、残ったものが
なかったですね。

 50点。
 朱川さんとは言え、こんな作品もあるんだとちょっと安心。
気に入る方も結構いらっしゃるかと思います。そこらへん、
難しい一冊です。
水銀虫 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:水銀虫 (集英社文庫)より
4087464652
No.3:
(3pt)

怖さ…不気味さは★五つ

正直暗いです…

作者曰く“鬱小説”らしいですから(苦笑)

自殺…虐め…虐待…人肉食い…オカルト…

嫌な話ばかりなのに 何故かラストまで読んでしまう…

朱川ならではのファンタジックな味わいを期待する方は読まない方が…

どホラーですから…。
水銀虫 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:水銀虫 (集英社文庫)より
4087464652
No.2:
(3pt)

ダークな朱川ワールド炸裂です。

表紙からして、ダークだとは思っていたのですが、かなりのダークさ。
風邪気味で体調が悪い時に、『鬼の跫音』に続いて読んだので胸の中がモヤモヤとし、頭の中に水銀虫がざわつく気がしそうでした。

「わくらばシリーズ」のようなややほんわりするような日常の不思議を描く朱川さんの裏の顔。
ダーク朱川です。

「虎落の日」では、祖母の孫への愛の形をふたつ別の形で見事に描かれていると思います。
母親とはまた違った祖母の愛情。
母なら連れて行かないであろうし、病院へ連れて行ってまでしても必ず除去しようとするでしょう。
同じ科を背負ってまでも、孫と一緒であろうというのは、祖母の愛なんだろうなあ。

ダーク朱川を、探して読んでみたいと思います。
今度は、体調の良い日に…w。
水銀虫 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:水銀虫 (集英社文庫)より
4087464652
No.1:
(3pt)

お得意のモダンホラーだが

朱川さんの得意なモダンホラーの短編集で、いつものようにどの作品も面白くて一気に読んだが、正直言って読後はあまり良くなかった。同じ短編集でも「都市伝説セピア」や「花まんま」の方が好きだ。

理由は、本書の登場人物は皆善良で、精一杯生きているにもかかわらず、不幸な目に遭った上に、救いがないからだ。タイトルの「水銀虫」は勿論想像上の産物で人の魂に入り込んで無数の穴をあけてしまうそうで、この短編集の主人公は皆水銀虫に取り付かれてしまっているようだ。

水銀虫についこれ以上のの詳しい説明はないのも不満だ。出来ればこの続編で、水銀虫に何故取り付かれるのか、取り付かれた人が癒される術はないのかといったところも書いてほしい。
水銀虫 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:水銀虫 (集英社文庫)より
4087464652

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