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(短編集)
パラダイス・ロスト
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パラダイス・ロストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 41~46 3/3ページ
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シリーズ3作目だから、1作目のような驚きが無いのは当たり前。でも、面白いものは面白い。 3編目の「追跡」は皆さん同様に、「おっ、とうとう結城中佐の・・・!」と色めきたった。この辺りの持っていき方は上手いですねえ。 4編目の「暗号名ケルベロス」はちょっと残念。これだけ雑誌連載2回ということで、他の短編の2倍の長さなわけだが、途中ダレてしまう部分があった。他の3編の出来と大きな差があったように思う。 「ジョーカー」シリーズの良さは、短編の中にスッキリとまとめ、後は読者の想像力に・・・というところにあるのが良く分かった。長編なんか書いた日にゃ、失望してしまうのかもしれない。 | ||||
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『ジョーカー・ゲーム』『ダブル・ジョーカー』に魅せられて、またまた! もうもう、ともかくこの世界が好き! かっこいい!めちゃくちゃ!かっこいい! 現実の単調な生活のちょっとしたことから、気分を一新させ、しばし柳広司の世界に埋もれる瞬間が、 今の私には一番の“幸せな逃避”です。 もっともっと読みたい。 早く次回作を書いてほしいです。 | ||||
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魔王率いるD機関シリーズの最新刊。 本シリーズの良さは、登場するD機関の面々がとにかくカッコ良いことにつきる。 あの大戦中の話にもかかわらず、彼らはあまり軍人らしさを感じさせない。 しかし、ミステリとしてのロジックや意外性がしっかりとある、ということが高評価の要因だろう。 もちろん「魔王」のミステリアスなところも本シリーズの魅力だ。 そして本書でも相変わらず、魔王が前面に登場することはない。 「ジョーカー・ゲーム」のテンションがいくらか下がっているとはいえ、その面白さは変わりない。 本書にはシリーズ最長編が収載されているが、本書のタイトルはその作品ではない。 なぜ本書が「パラダイス・ロスト」、すなわち失楽園なのか。 本シリーズには珍しく、ロマンスムードが漂う作品名をタイトルとしたのには、著者のロマンチシズムがあるのかもしれない。 | ||||
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「ジョーカー・ゲーム」シリーズの第3作。 作品としての完成度、スパイものとしてのネタの面白さなど、作者の力量は衰えるところがない。 しかしだ・・・衰えようはないのだが、第1作を読んだときの 文字通り「手に汗握る」とか「ラストで自失呆然」といったことはなくなってきた。出来でいえば5☆なのだけど、私同様に1作目からジョーカー中毒になっている向きには、2作で半★、3作も半★落ちで、4☆とした。 つまらないわけではない。しかし、なんというか、名人の落語を寄席で何度か聴いて、そして、テープで聴いたときの、上手さも心に響くものも一緒なのに、それを冷静に読めてしまう的なナニカがヒトツ足りない気がする。 個人的にはメイン・タイトルにもなっている「失楽園」と「追跡」が好き、 どっちも、「どんだけ仕掛けてるんだよ!」って話になるが、後者が時間的長さなのに対して、前者は面的広がりで、「ひょっとして、ラストのそれも、そうなるって踏んで仕掛けたの?」まで考えると、D機関恐るべしとしか言いようがなくなる。 昔の講談かなんかで、剣を極めた達人同士が、剣もなく、動きもせずに、目に見えない戦いをするってのがあったが、そのうち、D機関の名前だけで周囲が勝手に動くような話まで行きそうな感じすらする。 | ||||
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待望のD機関シリーズの最新作!今回もスパイの知能戦が繰り広げられます! ダブルジョーカーの終わり方で、もう続きはないものと勝手に思って(苦笑)チェックもしていなかったので本屋で見つけて小躍りしてしまいました! 相変わらずクールな雰囲気の中でもヒリヒリとした感じが伝わってきて、勿体無いと思いつつ一気に読了してしまいました。 特に「追跡」では、謎めいた魔王・結城中佐の過去が明らかになり、そして最後に…(以下、自主規制)となるのがこのシリーズらしくよかったです。 「暗号名ケルベロス」はめずらしく中編で読み応えありましたが、ちょっと強引かな…なので星4つ。 戦争の時代を描いているので暗くなりがちですが、今回は季節が夏だったり、舞台が楽園や海上だったりするのでこれまでよりも明るい感じですね。(でも時代を取り巻く環境的にはどんどん悪化していくのですが…) 勿論戦争は肯定しませんが、まだまだ続編が読みたいシリーズです。 表紙も相変わらずカッコいいです。 | ||||
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このシリーズは物語の語り口が独特なところが面白い。 内容がスパイものだということもあり、そもそも主役であるはずのスパイが文章自体に明確にでてこないことも。 本書でいうと、タイトルにもなっている「失楽園」がまさに。 読んでいる方としては、なんとなく期待しながら読んでいるので、だいたい想像はできるんだけど、 そこはなかなか明らかにならず、におわせるだけ、臭わせて、別の方向に話が進んでいく。 なので、どんどんページを読まざるを得ない。 先を知りたくなるように構成はさすが。 | ||||
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