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悪女について
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悪女についての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全96件 1~20 1/5ページ
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リアルなインタビュー記事の読み物として寝る前に一話ずつ読めた | ||||
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有吉さんは、ストーリーテラーです。 飽きさせずに、グイグイ読ませるワザが爽快です。 この方の著書は外れがないのもよいですね。 面白かったので、おすすめします。 | ||||
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いそうでいないのか、いなさそうでいるのか。本当に息を吐く暇なく読み切りました。素晴らしかったです。 | ||||
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★3.3/累計2091冊目/2024年46冊目/4月1冊目/『悪女について』(新潮文庫/新潮社)/有吉 佐和子/P.528/1983年/750円+税 #読書 #読書2024 #読了 #読了2024 一冊を通して、著者は何を伝えたかったのかが捉えづらかった。本書では「富小路公子」について、27人の視点から描かれている。ミステリーなのだろうが、公子が死亡した真相ははっきりとは描かれない。公子は歳を重ねるごとに自らを詐称する術を身に付けていく。少し裏を取ればバレてしまうようなことも多い。あんなことを繰り返していれば、当事者同士が集まれば、いつかは辻褄が合わな理想だけど。公子は「悪女」ではあるが、自身に対しては正義を貫いた。何が悪か正なのか、その点は当事者によって変わるのかもしれない。 | ||||
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一気に読み込んでしまいました。週刊誌を見ても思いますが、その人の目線からの話と真実は一致しないなと思いました。 | ||||
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面白く推薦します。 | ||||
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東京の戦後焼け跡の時代、16歳から昭和50年ごろに43歳(?)で亡くなるまでの一介の少女の物語。田園調布に1万坪の土地を持ち、銀座のレストラン、宝石屋、土地転がし、今で言うエステサロンなど38の事業を展開し大富豪になるも、、、、。 母親も含めて彼女と関わった27人の友人、恋人、配偶者、パトロン、事業関係者などがそれぞれ彼女との関りと彼女の人となりを述べる。オムニバス形式というのでしょうか?面白い構成でした。 特に10代の時の男性との結婚、出産、慰謝料請求。簿記経理を夜学で習得し実践的に活用し利益を狙う。 稀代の悪女という人もいれば、まれにみる心のきれいな人との評価も。 有吉佐和子は恍惚の人に続いて2冊目ですが私的には歴史的名作だと。お勧めの一冊。 | ||||
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YouTubeでオススメしてる人が居たので読んでみたいと思ったけれど、のらりくらり 意味不明なことが続いて途中でリタイヤ | ||||
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古い時代背景ではありますが、二度もドラマ化されたことが納得できます。 物語でありながらインタビュー形式という独特の表現に、普段は見ないワイドショーに引き込まれるような不思議な感覚を覚えた作品です。 結論がわからないのに爽快感がある。こちらの心理状態によって様々な解釈や考察ができる、不思議で魅力的な作品だと思います。 | ||||
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「悪女というなら、さぞかし男を手玉にとって苦しめ大金を巻き上げた強欲女なのだろう」との先入観で手に取った。ところが読んでみると全くそんなことはない。主人公の公子は少女の頃から家政婦業やら何やら寝る間も惜しんで働き、かたわらに夜学で簿記や法律を学び、二人も子供を産んですぐに仕事に復帰、果てには起業し店も持ち複数の業種の経営もやってのけ、巨大な屋敷に花いっぱいのお庭、なんだかんだ言って自力で財と名声を築き上げるスーパーウーマンだった。確かに計算高く虚言癖がある。悪どいこともやってはいる。しかし総合的にみると自身の能力で十分に稼ぎ、息子二人に十分な教育を与え育て上げ、実母の老後の家と収入までも確保してやっている。 淑女の皮を被った男好きではあったようだ。けれども多くの男が口を揃えて「とにかく体が最高だった」「尽くしてもらった」「最高の女だった」と言っているので、相手に損をさせているようには見えない。実際、それほど無理に貢がせてもおらず、体は惜しみなく与え、むしろ公子に支えてもらっていた男達も数々登場する。 裏表のある行動に「こんな女は大嫌い!最低!」と憎々しく感じる常識人が多いのはよくわかる。けれど常識人ほど実際に富小路公子に遭遇したらコロリと心酔してしまう気もする。 悪女かどうかはさておき、個人的には主人公の勤勉さと目的遂行能力をぜひ見習いたいと思った。 | ||||
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彼女は、悪女か?そうでないのか? 同級生達と話が弾みました | ||||
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非常に良いとのことで購入したのですが、カバーも表紙部分もキズで折れががある状態でした。シミもあります。経年劣化ではない状態で、せめて「良い」ぐらいの評価で出品してもらいたいです。 | ||||
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最初からずっと面白くて、後半は読み終わってしまうのが残念で、少しずつ読んでいたくらいです。 東野圭吾や湊かなえの小説が好みですが、こちらの作品もとっても楽しめました。 個人的には最後はええっ?!おわり?!と感じました。 悪女というより天性の魔性の魅力がある主人公という感想です。映像化されてるみたいなので機会があったらみてみたいな。 | ||||
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読書から遠ざかっていた私が久々に読み切れるほど面白い小説でした。 ワイドショー的に楽しめるエンタメという感じでした。 黒川の手帳や白夜行とか好きな方に向きそうな本です。 | ||||
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ちょっと言い回しが古かったり独特ですけど面白いです | ||||
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本人が一切登場しない小説というのは珍しい。 その人物についての評を無慮27名の老若男女がインタビューに語る、という、群盲象を撫でるというか、27名もの証言がありながら、まったくその内心を吐露しない主人公「富小路公子」の実像はなんだったんだろう?という不可解ななぞ解きをする…という、倒叙ミステリの歴史小説バージョンのような作品である。 トリを飾るのはその息子だが、この結末にたどり着いた時には私は幻惑されて疲労困憊、彼の解釈でまあ、良いか、と思わされてしまったのは作者の技能のたまものか。 芥川龍之介の「藪の中」の言わんとするところ、「どれが真実だか判らない」をより大規模な長編で実演した名曲という感じだった。 子曰く「人を見るに、行動から考えよ」これから見れば貧寒な家に生まれ育った公子は、いうなれば「貧しさとは余りにも多くの罪を犯させるものである」ことに気づき、太閤秀吉のごとき意志力で、絶対に絶対にその境遇から脱するためにあらゆる術策を尽くして(なかには当然、時代的に女の武器も含まれる)みごと、7階建てのビルを打ち建てるものの、ピカレスクロマンにつきものの展開を迎え、その結果、その没後にインタビューが敢行されるという入り組んだ構成の小説である。 太陽の下に新しきものなし、というコトワザがあるように、これは歴史小説の世界では繰り返された技法でもあり、井上靖「後白河院」では四名の側近たちによって語られる後白河法皇の姿が描かれ、永井路子「絵巻」では、ある僧侶によって本人の回想と小説仕立ての部分が交錯して院政末期を、ソーントン・ワイルダー「3月15日」ではカエサル暗殺周辺を書簡によって浮かび上がらせるという技法を取っている。 この「悪女について」は、それらの中に混じっても出色の出来栄えである。 なぜならヒロイン富小路公子の常人離れした不可解な目的、人格、内面が矛盾なく読者のなかで統合されるようには設計されていない。行動から見れば、俗悪で浅薄で好色な、虚栄心だけの小金持ちにすぎなかったのかも知れないが、打算的で男狂いで、趣味かよくて反面詐欺などなんとも思わず、子どもへの愛情も計算づくと素直さが同居し、その矛盾した人格と、行動半径の巨大な振幅を埋めるに足る視野を持ち、彼女の人格を十分に目配りできて説明と理解を持ち合わせる人物は27名の誰にもできなかった。 もしかしたら内面を見たらがっかりするような女性だったのかもしれない。 しかし、この矛盾とスケールの大きさの為に、ひとり、このヒロインを越えて、人類の不可解さ、こうした訳の分からなさはあるよなあ、という普遍的な不可解さを指摘する深みに至っていた。 (他のレビュアー様を拝読する限り、これは私が勝手に深読みしすぎてるだけかもしれませんが) 謎解きが完全になされない、という一般的には欠陥であり破綻であるとみなされる部分において完成し、私はこの長編を有吉佐和子の最高傑作と断言して憚らない。 …まあ、その、そんなに肩肘怒らせなくとも、十分エンタメとして面白いですよ。 良かったら是非・・・・ | ||||
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「恍惚の人」「不信のとき」など有名作はたくさんありますが、この一冊を読めば有吉佐和子は天才、と思うのではないでしょうか。 私が生まれる前の作品ですが、公子の生き方はむしろ今を生きる女性にぴったりなのではないか、と思います。 公子はある人が見たら「女優でもこんな綺麗な人はいない」と評され、またある人が見れば「十人並の女」と言われる。 使用人に対しては威厳ある態度で接し、好きな男の前では蚊の鳴くような声でハラハラと涙を流す‥。生みの母すらも欺く。まるでミラーボールのような女性です。 決して生易しい物語ではないのですが、公子の生き方を見ていると、皆に好かれようと無難に生きなくても好きに生きたらいい、と少し勇気をもらえます。 公子が美貌と身体を武器にしてきただけの女なら女性の共感を得られなかっと思うのですが、若い時から夜学で簿記を習い、税理士の資格をとり昼も夜も働き‥というバックボーンがあるところが「有吉先生‥上手いなぁ‥」と感じてしまいます。愛人の沢山栄治に「忘れないでね。パパ。私には税理士の資格があるのよ。」と言うセリフが最高に格好良い。 作家の柚木麻子さんも「これを読まなければ人生の半分は損している」と絶賛しているのも頷けます。 私も24歳のときにこの本に出会い、数十年経った今でも読み返すほどです。 今後これを超える面白い本に出会えるのだろうか‥。 | ||||
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背表紙破れ、手間を取らせ、謝りもなし。 | ||||
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原因不明に自殺するのです。あの手この手で世間を騙し男性を騙し欲しかったものを手に入れて命を絶つのです。芝桜の蔦代は不幸な境遇など気にせず字が読めないことが自慢でそれを逆手に大金を男から奪います。この作品の主人公はそういう自分についに耐えられなくなった様子。随分違います。女性も多種多様であると有吉さんは言いたかったのかもしれません。主人公は種違いの息子が2人います。自慢の東大卒の息子は詐欺体質の母に嫌悪感を抱き絶縁状態です。出来が悪い息子は母の矛盾に満ちた言動を知りつつもかばいます。ママは天使だったんだよと。自殺なんかじゃないよと。こういうロマンな発言を生前主人公が知っていたら生き方を変えていたのではと思いました。 | ||||
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タイトルから消えてもらいたい悪女を想像していましたが、虚言癖はあるものの 才覚があり、努力を惜しまず、若くして金銭的な成功を修めた人のお話でした。 人を騙すときもあれば、意地でも迷惑を掛けなかったりとい多面的なこの人の特 性、魅力?を、関係者の証言を通じて綴られています。 ミステリー的な要素もあり、とても楽しめました。 | ||||
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