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99%の誘拐
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99%の誘拐の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全81件 41~60 3/5ページ
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作品全編を通じる疾走感のすばらしさ。 ?な部分もあるし、コンピューター関係は古色蒼然となってしまったが、 それらを吹き飛ばして余りある疾走感を楽しんで欲しい。 一気読み間違いなし。 | ||||
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推理小説。 時効となった誘拐事件を背景に起こる新たな事件。 途中、読み手には、犯人が分かってしまうが、分かった上でも尚、犯人のクレーバーな仕事っぷりに見入るものがある。 ネタの隠し方とその明かし方がうまいので、テンポ良く読み進められる。 後半、期待に応え切れてない感じが残るのが残念。 | ||||
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普通のミステリー小説でした。最近の読者は本当に目の肥えた人が 多いので、これぐらいのトリック?ではいまいち盛り上がりに欠け てしまうかもしれません。トリック以外にも登場人物も薄い気が… やはり「頭が良い犯人」を作り上げるには読者を「なるほど」と納 得させる必要があると思います。ただ単に「犯人は頭が良い」と文 章で書かれても納得できませんよね。(汗)もう一癖二癖があって も良かったかも。その点では森先生の小説はすごいですよね。「天 才」と言い切れる人物が登場するのですから。(すいません、話が それました) 2時間ドラマでありそうなストーリーでした。(今回はちょっと辛 口です) | ||||
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仙台の乳児誘拐事件で、犯人が参考にした。という記事があったので買ってみた。 冒頭の部分のみのようです。 模倣したとは言いがたい気がします。 肝心の内容ですが、スマートな犯行という感じでしょうか。 | ||||
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二つの誘拐事件。 二つ目の誘拐事件と20年前の誘拐事件の関係は? 20年前の吸収合併との関係は? 20年前の誘拐事件の被害者「生駒慎吾」は、何に感づいたのか? 真の被害者は誰なのか? ハイテクを駆使した誘拐?復讐? ストーリー展開がスピード感に溢れており気楽に一気に読めてしまう作品です。 | ||||
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結構分厚い文庫本でしたが、 面白くてすぐに読み終わってしまいました。 現代のコンピューター社会において、こんなことがあってもおかしくないなと思います。 | ||||
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高度なテクノロジーを駆使した誘拐劇。このての分野には全く詳しくないのだが、それでも十分に楽しめた。ただこんなこと実際には不可能でしょうと突っ込みどころも満載ですが、そこはあくまでフィクションということで。この作品の素晴らしいところは、やはり他の岡島作品にも言えるスピード感でしょう。読み始めたらラストまで一直線、まさにジェットコースターのような小説。堅苦しい本格推理が嫌いな人でも楽しめる作品かと思われます。 | ||||
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誘拐事件という卑劣な犯罪を描いているが、なぜか凶悪事件のイメージが沸いて来ない。 推理の交錯や、謎解き、トリックを暴いていくようなスリリングな展開はなく 何十年もの間、心の中に封印されていた「想い」が徐々に解放されていく感がある。 最先端の情報機器を駆使しての誘拐というこであるが、著者が描きたかったのは やはり心の内面だったような気がする。 そのためか、誘拐事件に関しては傷を負ったり死亡する人がいないのが救いである。 物語の結末は、逮捕されるか逃げ切るか、という終わり方にはなっていない。 心の解放した安堵感さえ感じられる。 今までには読んだことのない、犯罪小説である。 | ||||
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すごい速さで事件が進んでいくのですが、無理がなく一気に読める作品です。 多少疑問の残るところはありますが、相関関係がよくできていますね。 殺人事件ではなく、「誘拐」のスリルだけに焦点を絞っている上に、 90年代初頭の作品とは思えないほど、IT Technologyを駆使されている 事件展開が、作品とは関係なく、驚嘆を覚えるところです。 映画「誘拐」渡哲也主演 を思い出させる作品ですね。 | ||||
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ハイテク音痴の私には、今ではそうとうに古臭いテクニックであろう当時のハイテクが駆使された誘拐も、新鮮に思えました。 へーこんな事できちゃうんだあ、なんて妙に感心しました。 まあ、現実にはこんなに何もかもうまくいくわけないんですが、いいじゃありませんか、やってのけちゃったって。だって、これは小説なんだから。 スピード感あって、一揆に読めますよ。 | ||||
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おもしろかったなぁ、これは。 今ではちょっと懐かしい、電話回線を通したネット環境、PCのリモート操作、 なんてものが相当重要な要素をなす誘拐モノ、謎解きモノ、サスペンス、です。 今どきの高速通信環境でもチト苦しいと思われる事を、電話回線を通してやれる ところがちょっと首をひねりますが、それでも、コンセプトとして大変進んで いるのではないでしょうか。 インターネットはこんなことも可能にする、ってね。 そこは今もかわらない点、作者の造詣を感じます。 誘拐モノは、いつにお金の受け渡しの妙にかかっています。 その意味では、その一番重要なところを電話や、インターネットなんてもので かなり実現性のある高度なものを提示した点、おもしろいと思われます。 エンディングと言うか、まだ多少謎と余韻を残しているところで、一個☆を減じました。 | ||||
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誘拐というお題で、こんなに爽やかな気分になる本や映画があっただろうか。19年前に起こった誘拐。主人公はその人質だった。時は流れ、ある事件をきっかけに、過去の誘拐の輪郭が浮かび上がる。そして新たな誘拐劇の幕も上がることに…30年近く前の作品。誘拐にはコンピュータを使うという展開。出てくるコンピュータは古いが、古いからこそ‘今’わかりやすい。だから今売れている!頭脳的なのに読み終わると心に響いていました。成功者の達成感と虚しさを共有して下さい。 | ||||
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復讐劇の一環として、コンピュータを用いた誘拐劇を企てる男の話。しかし、使用するコンピュータがあまりにold fashionedなのでレトロな感じすらして、読む者に失敗率99%を予感させてしまう。そして全篇を通して読んで見ると、果たしてこの誘拐劇にコンピュータを使用する必然性があったのか相当疑問である。作者の立場として、"コンピュータを使った誘拐劇"という見かけ上の新規性を狙ったものとしか感じられない。 誘拐劇の見せ場と言えば、身代金の引渡しの場面であろう。しかし、何と本作では仇側や警察と接触する危険を冒して、男が自身で受け取り役を務めるという不可解さ。何のために、コンピュータを導入した計画を立てたか分からない。オンライン詐欺ではないが、コンピュータを用いて金の受け渡しをする展開を考えるのが普通であろう。 コンピュータを用いた最新型の誘拐劇を描こうとしていながら、旧来の枠から抜け出せなかった凡作。 | ||||
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フィクション小説の場合は設定がそれが現実にはありえないことでも、如何にもありそうに描き読者を引き込んで欲しいと思う。友人の強い勧めで読んだが、主人公が使用するコンピューターに度肝を抜かれた。「2001年宇宙の旅」に登場するハル9000ばりの人工知能で会話する。ペンタゴンのスパコンでさえ不可能なプログラムを、何と主人公はたった一人で作りあげてしまう。このハルもどきがストーリー上重要な役割を果たす。これはサスペンスというより近未来SFなのだろうか?それとも主人公は則巻せんべい博士か?一人でアポロロケットを作ってしまうのと同じくらい不可能だ。ストーリー展開や文体の上手さの前にこの設定に大きくつまずいた。現実感はハリポタ並である。サスペンスでありながらハルもどきの大活躍ぶりに思わず笑い声を漏らしてしまった。映画「天国と地獄」のようなリアルで生き詰まる誘拐サスペンスが読みたい。 | ||||
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後期の傑作と評価されるだけあって、岡嶋二人初体験にして「岡嶋ファン」にさせてしまうような魅力が詰まっている。とにかく無駄の無い文章、次へ次へと読ませる文章に長けている。現代では当たり前のパソコン用語などが頻出する中で、古臭さが皆無なのは言わずもがな。とにかくラストまでの疾走感は他の小説じゃなかなか味わえない。老若男女をハラハラさせてくれる、そんな作品だと思う(ハイテク社会になった十数年前の作品だからこそ…という事もあるだろうが、、) | ||||
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犯人は分かっているのだ。そして最後の局面にどうなるかも、数パターンの内で想像が付く。でも、だからといってつまらないのではない。犯人が警察をどのように翻弄するのか、身代金受け取りの方法はどうするのかなど、非常にうまい罠が数多く仕掛けてあって飽きさせない。複雑だが非常に疾走感があり、まるでドラマか映画を見ているかのような気分になる。 ただ、動機が最後まで良く分からないのだ。でも、それでいいんだと思う。金銭が目当てでない誘拐なんて、そのくらい複雑な動機の元に行われるのだろうから。 | ||||
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文庫本になったのは2004年ですが、最初に出版されたのは1988年。 さすがにハイテク機器を駆使したトリックだと、古臭さを感じます。 なにせ、まだパソコン通信が一般化していない時代ですから…。 時間の流れは無情だと感じます。 12年前の誘拐事件に端を発する新たな誘拐。 キーマンは、そのときの被害者と、身代金(お金ではなく、金=ゴールドでしたが)を運んだ男性。 コンピュータによって制御されたその犯行は、完全犯罪となるのか? トリックの説明が文章のほとんどを占めているのが残念です。 また、かなりご都合主義なのも否めません。 なんていうのかなぁ、偶然が100回くらい重ならないと成功しないような感じといえばいいのでしょうか? 人物像に深みがないのも気になります。 慎吾くんってどんな人間?と言われても人間像が浮かんでこないから、感情移入ができません。 間宮さんのしたことを理解しろといわれても、あの程度の言及では理解できず、非難の気持ちしかわきません。 人間の感情の部分が弱すぎる感じです。 ある程度のご都合主義には目をつぶって、ある種の夢物語としてトリックを楽しむにはいいかもしれません。 | ||||
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誘拐をテーマにしたサスペンスは、けっこうなミステリー作家が手がけてましてちょこちょこ僕も読んできましたが、この作品はかなり良かったです。誘拐モノで重視する事は誘拐劇の奇抜さ、身代金受け渡し時の工夫、全体のスピード感でありますが、そのどれもこの作品は上質に仕上がってました。冒頭の手記からハイテンションで、ハイテクを駆使した誘拐劇がラストまで加速しますね。スピード感があるので退屈せずに読めました。実社会で起きている誘拐事件は単純ですから、ほぼ100パーセント犯人は捕まっているようです(人質の生死は五分のようですけど)。それが知能犯となると警察もあたふたするわけで。そのあたり、この犯人の頭脳明晰さが遺憾なく発揮されてるようです。西沢が書いてる解説もかなり読ませるものですよ。岡嶋二人をマイ書籍に加える事に決定しました・ | ||||
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この作品が書かれたのは、インターネットやメールが一部の人にしか利用されていなかった頃。 しかし、今、読んでも決して古臭くないし、不自然さも感じません。 過去に起こった事件を再現して、父親の夢を潰した犯人に復習をするというストーリーもテンポよく読ませます。 この本は、コンピュータについての解説も多く、聞いたことはあるが理解していなかったことも知ることができます。 | ||||
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この作品は1988年に書かれた作品ですが、今読んでも全く 古さを感じません。 日本の半導体産業黎明期、昭和40年代に起こった誘拐事件を 回想する手記から物語りは始まります。 ここでは息子の命のために、自分の会社の将来をかけた資金 5千万円を誘拐犯に渡す父親の苦悩が描かれます。 それから20年後、昭和60年代に再び誘拐事件が発生します。 二回目の誘拐事件では、当時普及し始めたパソコンを縦横に 駆使した犯人と、捜査側とのやり取りがスピーディーに描かれます。 はたして、二つの事件のつながりとは? ただ、二回目の誘拐では、こんなにうまく事が運ぶのかという疑問がありました。 途中でトラブルがあった方が、物語りは盛り上がったのではないでしょうか。 ミステリーとしてのサプライズは少ないかもしれませんが、読みやすい文章で、 テンポ良く最後まで一気に読めます。 | ||||
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