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ムジカ・マキーナ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ムジカ・マキーナ
ムジカ・マキーナ (ハヤカワ文庫JA)

ムジカ・マキーナの評価: 3.80/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

この雰囲気がイイ!

音楽だとか歴史だとかはただの素材で、これは幻想SFというジャンルだと思います。
架空のヨーロッパ的なめくるめく平行世界のお話。サイバーパンクと言ってもいいかも。途中で転調するんですよ、イメージが。あれ?さっきまでのは夢だった?みたいな、こちらを気持ちよく振り回してくれるお話なのて、リアルで確固たる何かの世界を期待すると全然違うと思うかも。
ムジカ・マキーナAmazon書評・レビュー:ムジカ・マキーナより
4104059013
No.2:
(5pt)

人類最大の悦楽は音楽

1800年代のヨーロッパを舞台に、才能がありながら、若すぎることでオーケストラに受け入れられない青年の苦悩を描いた物語。
 だけなら普通なのだが、そこに当時はあり得なかった音響機器が登場したら、それは受け入れられる人とそうでない人に分かれるだろう。受け入れられる人は幸せだ。この独特の世界に思う存分、酔いしれることができる。「魔笛」と呼ばれる麻薬を使って「最高の音楽」を探し続けるフランツ。著者は、人類最大の快楽は音楽であると言ってはばからない。
 最後には、機械による音楽とブルックナーのオルガン演奏との対決があり、クラシックファンならずとも手に汗をにぎる。この独特の世界、一度はまると癖になる作家である。
ムジカ・マキーナAmazon書評・レビュー:ムジカ・マキーナより
4104059013
No.1:
(4pt)

クラシック音楽の好きな人、どうぞ

面白かったです。音楽の流れに身を任せ一気読み。時は1870年、ナポレオン3世・ビスマルクらの登場するヨーロッパ。
この物語は大聖堂のパイプオルガンの響きからはじまり、全編音楽が流れている。
ブルックナー、ベートーベン、シュトラウスのワルツの響きの片隅から聞こえてきたのは
FGTHですか?「Welcome to the Plesure Dome!」の声に導かれウィーンフィルの練習指揮者フランキー君はハリウッドならぬロンドンへ。
自信がありながらも認められない若き音楽家は、謎のミューズに満足されることだけを求める。
ソーホーのクラブDJダニエルは叫ぶ。理想の音楽、それは、すでに、それぞれの音楽のうちにあると。
オルガン技師は純粋な神の音楽を現前させんと欲する。登場人物それぞれの求める「最上の音楽」の主張、それが物語を導き、それぞれの行き着いた所は。。。ストーリーの構成、伏線、さすが。
クラシック音楽が好きで、シンセサイザーをさわり、
ロンドンとウィーンが好きで、昔のUKロックが好きな人、はまるでしょう。+アルペンスキーの好きな人、にやりとしながらさらっと読みましょう。竹宮恵子さんにマンガ化して欲しいナ。
ムジカ・マキーナAmazon書評・レビュー:ムジカ・マキーナより
4104059013

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