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華竜の宮
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華竜の宮の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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温暖化が進んだ極限の地球で暮らす、もはや人間とは言いがたいほど人為的に改造された人類の物語。 ただ、SFだと思って読むと失望するかも。 SFの舞台を借りた、ポリティカルな面を色濃く持つ人間ドラマです。 | ||||
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お恥ずかしい話、最初ミステリーと思って読み始めたのですが、私にとって久々のSF大作読破となりました。 全体的には面白かったとは思いますが、ボリュームがありすぎて読むのにちょっと疲れました。 ただし、途中でやめようと思わなかったのは、ひとえにストーリの面白さでしょう。 世界観にリアリティを持たせるため、科学的な描写が頻繁に出てきますが、その部分は斜め読みで印象にも余り残っていません。 科学的な描写が難しすぎて、その部分で挫折される方も多いのではないかと思います。 コアなSFファンには怒られるかもしれませんが、正直なところ科学的な描写はもっと簡単にしても良かったのでは? エピローグに関して、賛否両論が出そうな内容になっていますが、ストーリ全体の主人公を「マキ(ボク)」と考えれば、ひとつの完成形であると納得できます。 細かな点を指摘すれば色々ありますが、それを超えてぜひ多くの人に読破して頂きたい作品です。 みんなガンバレ!! | ||||
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SFネタはこれでもかと詰め込まれ満腹感は十分。どうしても日本沈没と重なってしまうがネタのスケールはこちらが上。なのに小松左京のあの感動垂れ流に遠く及ばないのはなぜか。人物の陰影が奇妙までに薄く感じられる。平たんとは言わないが、悪人が悪人として描けない。悲劇が残酷さを強調しながら涙するシーンにならない。ここは筆力の差で今後うまくなるのだろうか。 あとSFとしての構想ではネタは圧倒的なスケールだし長編何冊分も詰まっていることは認める。これだけの世界観を持ちながら、この作品のテーマに選んだ時代と舞台が小さすぎるような。もっと面白い舞台を選べたようなきがしてならない。 このSFが読みたいで最後の一言が許せないと言っていた書評があった。書評だけ読むと何をいっているのがわからなかった。、最後まで読んでこの言葉に会った時、自分も猛烈な違和感を覚えた。この言葉のために書くならドキュメンタリーで良い(それにしても事件への焦点がうまく合っていない気がするが)が、人物のドラマを書こうとするSFなら哲学が必要で、そこまで踏み込むことから逃げているように思えて仕方がない。振り返って魅力的な人物が多数出てきたようなのに、ドラマとしての陰影が薄い原因もそのあたりにありそう。 詰め込まれたネタが多いだけに、解決していない先送りのネタが多いので(メインのツキソメの生い立ちとか謎のまま)、ぜひこの舞台で次の作品を期待したい。そのなかで前期の違和感が変わるかどうか読ませてもらいたい。 | ||||
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