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セイジャの式日
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セイジャの式日の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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シリーズ1作目にひかれて購入しました。まだ読んではいませんが楽しみです。 | ||||
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「プシュケの涙」「ハイドラの告白」「セイジャの式日」全て読みました。 プシュケの涙は5点満点。 見事な章立てでしたし、第一章ではクールな印象だったヒロインが第二章でヒロイン視点になってみると意外に幼い感性の持ち主で、そのギャップもまた良いと思いました。文章そのものも、よく推敲されていてすらすら読めました。 ところが、その後の続編は「プシュケの涙はフロックだったのか?」と邪推したくなるような出来でした。 まず「ハイドラの告白」。第一章と第二章の主人公が、大学生でありながら感性が幼すぎる。プシュケの涙のときは「高校生らしい感性だな」と納得できた部分が、さすがにこうも続けて幼いと辟易してしまう。あとは「それは登場人物が思ってることじゃなくて、作者さんの思ってることですよね?」と言いたくなる箇所がいくつかあり、作者の顔がちらついて集中できませんでした。余計な文章も多い。シナリオそのものには不満はないので、これを第一稿として推敲を重ねればずっとよくなったのに、と思う。 セイジャの式日も同様。余計な文章が多い。表現が幼い。軽妙であることと、表現が幼いことは全然違う。これも、推敲を重ねていれば回避できたはずなのに。教育実習生の話は「プシュケの涙」の完結編としては良かったと思う。 「プシュケの涙」が非常によかっただけに、残念でした。 | ||||
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本作は前2作と違い、1部も2部も男性が主人公で、1部は例によってミステリだが、2部は恋愛というよりも(恋愛小説を銘打ってるのに…)、単に由良のアフターストーリーという印象… 肝心の2部の主人公とヒロインにはほとんどスポットが当たらず、これといった説明もないまま終了してしまった。ヒロインに関しては、態度が突然豹変するし、意味が解らない。ページ数も1部に比べ、非常に少ないし、やや消化不良で、最終作としては有終の美を飾ることはできなかった。 だが綺麗に終わったラストシーンに免じて、★4。 ツッコミを2つほど。 1部で由良が「青大将だから(噛まれても)大丈夫」と言っているが、青大将は毒蛇ではないが、物凄い菌を持っているので、実際には噛まれたら大変なことになるだろう。 作中では金が無くてささやかにしか作れなかった筈の花束だが、挿絵では豪華過ぎる(笑)。絵師にイメージがちゃんと伝わってなかったみたいだね。 | ||||
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三部作読んで総合評価としての星5 また以下は総評です シリーズ通して「由良」の気持ちの成長を見れたのが良かった 周りの登場人物、特に由良の周りが個性派揃いばかりで「今このキャラは何を考えてこの台詞を言ったんだろうか?」と考察しながら読むのが非常に楽しい 一巻で死んでしまったあの娘に対し何かモヤモヤしたものがあった由良が、最後に全て吹っ切れて清々しさまで感じる素敵な笑顔を見せてくれたのが一番素敵でした ここまでキャラの気持ちを考えたラノベを読んだのはまだまだラノベ歴が浅いですが初めてです 評判の良いのも頷ける | ||||
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後半の話は面白かったけど、前半がすこぶる退屈で、 「書くことなかったのかな…」と思うような内容でした。 前二作読んだ人なら何言われても買うでしょうが、 前半はすっとばすぐらいで読んでいいと思います。 | ||||
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プシュケの涙、ハイドラの告白、そしてセイジャの式日。 ひたすら好きと叫び続けたいです。 他の方々が沢山の意見を書いている中で申し訳ないですが、私には文才も語彙力もないのでこの物語りの魅力を多く語ることはできません。けれども、精一杯お勧めします。読んで損はない、是非読んで欲しい。その気持ちでいっぱいです。 | ||||
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シリーズの最後になりますが、なにか物足りなかったです。 今回も前作と同様、2部構成となっていて、表現方法もあくまで由良は脇役、由良を引き立てる主役がそれぞれ存在します。 由良兄弟の魅力あふれるキャラはすごく良いんですが、今回はそれが生かし切れていないように感じました。 1作目のプシュケの涙が後味が悪いながらも一番良かったと思います。 | ||||
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プシュケの涙、ハイドラの告白と続いて、今回のセイジャの式日でこの物語は完結する。概要は今までの二冊と変わらず、前半はミステリー、後半はハートフルと二度楽しめる構成だ。 ミステリーパートは、由良が通う美術大学を中心に起こる、愛の狂気が引き起こした事件の話。 未だに彼女の死を振り切れない由良が、絵を描き続ける理由。そして、そんな彼が見せる人間味溢れる狂気。それをハルがしっかり支え、最後には彼らが事件を解決へと導くわけだが、この事件を通して、彼らの仲は一層深くなった気がする。由良にとって気を許せる存在は絶対に必要だったはずで、そういった意味ではこの前半部は、由良を大いに成長させる物語になったと言えるのではないだろうか。 続いて後半のハートフルパート。この後半部がプシュケからの全体を通して、最も美しいのではないかと思う。 由良が、全ての悲劇の原点である母校に教育実習生として戻ってくるのだ。 話の根幹は、内気な美術部の少年が、登校時にいつも同じ電車に乗る女子生徒を不幸から助け出す話となる。由良は教育実習生の立場から彼らを支えていく。 その高校では、とある噂が立っていた。夜の美術室に、かつて飛び降り自殺を果たした女子生徒の幽霊が出ると言うのだ。そんな母校で、少年と少女は自らと向き合い、そして由良も、そんな少年たちを救って、自身もまた救われていく。 そして、ラストの二行。それは、彼女が死んでから笑顔を失っていた彼に送られた、ささやかな吐息。 非常に美しい。台詞にしてみるとありきたりだが、そんなありきたりな言葉を美しく思わせてしまうほど、この物語の切なさを全て昇華させてしまう。しかしそれは、読者に限った話ではない。 なぜなら、そう。 悲劇に半身を浸してい彼が、悲劇の原点である母校を前にして見せているのは、心からの笑顔なのだ。 | ||||
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プシュケの涙、ハイドラの告白、今回の作品が最後です。 今回も二部構成で、 最初の話は、サスペンスっぽくかつ、笑いがある作品です。 2話目は、由良彼方が高校に教育実習生として戻ってくる話。 最初の話は、犀のキャラの感じがとても良かった。 泥の仮面の噂とかも面白く読み応えあります。 2話目は、吉野さんが現れるのかと期待したが、 裏切られました。 しかし、それが逆に良かったです。 この作品は、全体的な話を読んできて、 由良を三者目線で見るから面白いと自分は感じました。 読み易いですし、暇つぶしなどにオススメの本です。 | ||||
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ラスト2行。 「プシュケの涙」→「ハイドラの告白」→「セイジャの式日」と続いてきた この物語は、明るい描写はありながらも由良の描く青い絵のごとく、 深い青に囲まれていました。 しかし、最後の最後に鬱積していた想いが昇華され、見事な空色に なったのだと思います。 今回も二部構成であり、第一部はハルさんが主人公。 才能を持ってしまった人間の苦悩を描きながらも、前作同様、 ハルさんの人間性に救われています。 第二部は由良彼方が吉野彼方と過ごした母校の話。 主人公である男子高校生・日野と女子高生・絹川、 そして教育実習生・由良の成長が描かれています。 3作を読み終え、もう由良と会えないのは寂しいですが、 本当にこの作品を手に取って良かったと思っています。 | ||||
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読み終えた。 なんというか。 後半は中途半端な話だなー、と思っていた。 これなら、由良が美術室で吉野彼方との思い出を回想する話がよかったなー、と思っていた。 が。 見事に考えをひっくり返された。 日野と絹川を、当時の由良と吉野彼方に重ねたようなラストにやられた。 やはり由良は、とことんまでに主役になりきれない脇役。 これは全編を通じてそうだった。 本当に。 この作品は。 不器用な人たちの、不恰好な恋の物語だった。 稀に見る良作。 文句ない。 | ||||
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『プシュケの涙』『ハイドラの告白』『セイジャの式日』 3作とも「サスペンス」後半「青春劇」の構成だったんですね。 前半で『由良』の人から外れた狂気を描いて、後半で一人の青年に戻る。 ―かなり振り幅が激しい人です彼は 良くも悪くも『由良』ひとりでストーリーが回っています。 通して読むと、この3作は『由良観察日記』とも取れるでしょうか? 『由良』はとても魅力あふれる人物ですが 本人視点だと苦悩が多すぎてめんどくさい話になるのかも 読んで彼を観察してください。 私の観察報告は「遠くから見ていたい男子」です(苦笑) | ||||
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プシュケの涙、ハイドラの告白に続くシリーズ第三弾にして最終章の本作。 メディアワークスの数少ないシリーズ物の一つとして、価値のある作品だと思います。 シリーズ通して、大変美しいカバーイラストが目を惹きます。作品の内容を良く表していて、奥深いものになっています。 作品の形式としては前章に続く、二部構成。登場人物はハイドラの告白からあの人も登場します。 なにより、この作品の登場人物が、私は大好きです。 みなそれぞれ何かしらの葛藤を抱えていますが、それが必要以上に誇張されておらず、現代的で人間的。 飾り付けてない、そんな感じがします。 だからこそ、共感出来る部分が多々あり、また素直に「そういうこともあるのだな」と頷けます。 シリーズ通して言うならば☆5つ。購入してよかったな、と思います。 しかしシリーズ一発目を☆5としてしまうなら、その衝撃は劣ってしまうのでやはり☆4つとするしか。 またシリーズ最終章としながらも、全てのフラグを完全には解明しきっていない所も残念。 いや、それがまた作品のよさなのでもあります。 想像する楽しみも当然ありますが、最終章と随分前から銘打たれていたので、それらがすっきり判明するのだと思い込んでいた自分としては、少し寂しくもある訳です。 しかしながら。とにかく、良作だと思います。 まずはプシュケの涙を手にとって頂きたいと思います。 お勧めです。 | ||||
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プシュケの涙、ハイドラの告白と経てついに最終巻になりました。 ただ、由良の心の変化部分についてはあまり鮮明には書かれていないので少し残念かも。感じ取ることは出来るのですが…。 ラストは今までの曇り空から太陽の木漏れ日がさしてくるような、そんな印象を受けました。 ただ個人的にはやっぱりプシュケの涙を読んだときの衝撃には劣ったので☆4に。 これ単体で、というより今までの二巻があったからこそ満足出来る仕上がりになってると思います。 最後のページに書かれた彼女の思いが切なく、暖かかったですね。 由良の清々しい笑顔が印象的です。 | ||||
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夜の学校に忘れ物を取りに帰る。今日、無理をして取りに行かなくても何とかなるんだけれど、やっぱり忘れっぱなしにして置きたくないので、怖い気持ちを我慢して戻る。忘れ物は元のまま残っているとは限らないけれど、今どうなっているかを知ることが出来れば、次の手立てを考えることが出来るのだ。 今回も二部構成になっている。後半が本当に書きたいことだったとすると、前半は迂遠な感じがしなくもない。前巻であんな仕掛けにしなければ、まとまってしまうような気がした。まあ、でも、ストレートにいった方が良いとは限らないし、受け入れるまでには時間がかかることもあるから、必要なことだったのかもしれない。 本筋とは関係ないところで、色々と小ネタが仕込まれているのも面白かった。 | ||||
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