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プシュケの涙



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【この小説が収録されている参考書籍】
プシュケの涙 (電撃文庫)
プシュケの涙 (メディアワークス文庫)

プシュケの涙の評価: 4.15/5点 レビュー 91件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.15pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全67件 1~20 1/4ページ
No.67:
(5pt)

何とも言えない切なさ

2部構成でそれぞれ違うキャラの視点で物語が始まる。
前半のみであればいまいちな作品だが、この作品の真髄は後半の物語にあると思う。
複雑な家庭環境に周囲とは馴染めない学校、そして人とは少し違う私。今時な感じの思春期女の子の青春がよく描かれていると思う。
そしてこの作品が他の青春小説と一線を画しているのは始めから結末がわかっている状態であるということ。
この構成により女の子の儚さ、切なさがより際立ち、読者に強い印象を与えているのではないだろうか
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No.66:
(5pt)

自分にとって一生傍に置いておきたい作品

画像とは違うイラストレーター也さんの描く表紙、挿絵バージョンが自分の持っているものです。全四作からなる由良シリーズの第一作目。
ストーリーの詳細は他の方々が良く書いてらっしゃるので省きます。
私はどんなにこの本がボロボロになっても、死ぬまで手放しはしないでしょう。そのぐらいこの物語は、自分にとって衝撃であり、儚く美しいものでした。也さんのイラストも含めて宝物です。
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No.65:
(5pt)

ただのミステリーではない

胸に直接訴えかけてくるような切なさの小説。本当に大好きです。
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No.64:
(5pt)

ミステリと見せかけて青春小説

ミステリ、と見せかけて高校時代の青春小説、でしょうか。

読んでいて事件の顛末が分かってしまえば「何だ、ただそんなこと!?」というくらいにあっけない話なのですが、でもそこが妙のリアルな気がします。思えば、実際の高校生活でそんな珍妙で小説っぽい事件なんてそうそう起こらないものです。

後半の事件前の日常パートも、複雑な家庭環境や生々しいいじめに不登、そんな中で飄々とした友達とも恋人ともつかない男の子との関係…。

過酷な状況を描く青春小説にありそうな、作者の大人視点からの「こうあって欲しい」のような眼差しや説教臭さがまるで無いかと思えば、登場人物にも確たる意志のようなものもなく、ただただ周りの状況に流されていくだけなのに、高校生の気持ちとか機知を透明感を伴って描くのがこの人は本当に上手だと思いました。

続編も全部読みましたが、大学生以降の話になるとなぜか登場人物が急に幼く見えてしまうのが残念…。この作者には、今後とも高校生の話をたくさん書いていただきたいです。
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No.63:
(4pt)

一人の少女の生と死を巡る物語

吉野彼方の死から始まり、淡々と綴られていく序盤には予想していなかった真実。
その真実から、更に後に提示された物語は想定外でした。
『プシュケ』は古代ギリシャ語で“心”や“魂”を意味するそうですが……この”魂の涙”は余りにも哀しく、もう取り戻すことのできない日々への追憶と、心に残る寂しさが胸に迫る……。
後半の終わり方が明るいだけに、その結末が一層やり切れないものとなり、読み手の印象に強く残ると思います。
そして、結末を知ってから由良と吉野の関係を知るという、この一風変わった二部構成の妙。
前半と後半で語り手が違い、それぞれキャラクターのイメージと作品の雰囲気が全く変わってしまう。
最初、主人公と思わしき人物に肩入れしながら読んでたのが腹立たしくなります。
前半で収束する謎は、後半の吉野視点の物語の透明感と残酷性のコントラストを際立たせている。
ミステリ仕立ての物語そのモノがプロローグであるからこそ、そこから語られる物語の重さが心に響く。
時系列の組立が見事なまでにハマっており、変人と描写される由良の言動に隠されたものが浮き彫りになることで、何とも切ない物語に変貌を遂げる。
時を遡るように構成されたこの2つの物語は、由良と吉野、二人の「彼方」の真相が分かった上で読み返す事で、補完された物語の輝きが強調されて……後半になるほど切ない痛みが、より一層深く重く胸に迫って来ます。
この完成度は硝子細工のようだ。冷たく脆く、痛々しい。苦しいほどなのに不思議と惹かれてしまう。
ごく稀に、二度読みしたくなる作品はありますが、実際再読しました。
この物語は優しくはない。……けれど、淡くて、触れれば掌で溶けてしまうような読後感に浸ってしまいます。
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No.62:
(5pt)

とりあえず読んでみてほしい

本当に大好きな一冊です
映画化されたっておかしくないと思います
本の構成がすばらしく、それゆえに
とても質のいい?優しさ、切なさを感じられました
ぜひもっと多くの人に呼んでもらいたいです
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No.61:
(5pt)

思春期の危うさ

10代の大事なもののためには危険も顧みないような感覚が、大人になった自分にはだいぶ遠いものになってきたいたけれど、これを読んだらまたそういう感じを思い出した。
前半部分は由良が妙にしか思えなくてあまり入りこめなかったけど、後半を読み、そしてまた物語を振り返ると、ああそうだったのか、そこまでの想いだったのかとわかる。わかった時に胸が痛くなって、たぶんこれはずっと忘れられない作品になると思います。
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No.60:
(4pt)

切ない…

文体が『あぁーラノベだなぁ』って感じ。
だからこそ読みやすいからすぐに読める。
後半の話を読むと前半の話がすごく切なくなる…。
読了後、これといって残るものはないけど、私はわりと好きですこういうの。
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No.59:
(5pt)

美しく、残酷な物語

久しぶりに胸を抉られる物語に出逢えた。
読み終わった後、しばらく放心してしまうほどに心を揺さぶれた。
この作品の魅力は、何といっても構成の妙にあると思う。
前半は一人の少女の死を起点とし、物語が動く。ミステリー要素があり、死の真相が明かされる場面は少なからず驚きを覚えた。一人称視点を巧みに駆使した技巧には作者の力量が伺える。
そして、特筆すべきは後半の展開。
視点が変わり、死んでしまった少女にスポットライトを当てる構成には脱帽するとともに、なんと残酷なストーリーを考えつくのだと胸が苦しくなった。
後半部分は、前半ではぼやけていた少女の輪郭を綿密に形作り、絶望の淵から救済される様を描いてる。それは心温まる話なのだが、読者は結末をすでに知っている。この少女が理不尽な運命に晒されることを知っている。
でも、だからこそ、一つ一つの場面が、描写が 強く印象に残り、読者の胸を激しく打つのだろう。
この物語に救いはない。読後感も決して良いとは言えない。しかし、是非とも読んでほしい。
眩いほどに美しく、どうしようもなく残酷なこの物語は、きっと何かしらの爪痕を残してくれるはずだから。
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No.58:
(5pt)

読み終わったあと、切なさでいっぱいになるような作品です。

前々から気になっていてやっと読めました。 呆気なく終わったような気持ちも少しありましたが読み終わったあと胸がキュッと苦しくなるようで切ない、だけどとても爽やかな作品でした。 続編も読んでみようと思います。
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No.57:
(4pt)

萌え萌えしていないリアルな人間模様

美術部登校をしている少女・吉野の自殺と、その真相を描いた「やるせない」青春ストーリー。 前半では吉野の自殺の真相について、後半では吉野と由良の出会いが書かれている。 (良点) 展開が早く、登場人物が少ないのでストーリーが分かりやすい。 読みやすい。 (欠点) テーマが不明瞭。 読んで「吉野ちゃん、お気の毒」といった感想しか出てこない。 前半部の主人公がダメ男なので感情移入できない。 あらすじの「身を滅ぼすほどに愛おしい」という部分が、作品内容と合致していない。 (総評) 上記で酷評したものの、内容は面白い。 ・・・が、読み返したくなるレベルではない。
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No.56:
(5pt)

雰囲気が好き

先生に勧められて読んだのですが、雰囲気が気に入りました。
次の作品も読みたいです(^v^)
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No.55:
(4pt)

羽の取れてしまった少女(もしくは少年かもしれない)

前篇と後編に分かれると言ってもいいかもしれません。
前篇はとある少女が自殺?したというお話から始まるミステリーで、探偵役の少年と、それに振り回される少年が登場します。前篇はおそらくミステリーが好きな方ならオチは予想がつきやすくはっきり言えばつまらなかったし、「オチ」もなんというか、色々と気分が悪くなり、途中で読むのをやめようかと…

思った方が多かったかと思いますが頑張って後編読んでください(苦笑)後編から怒涛の展開と、この表紙の意味がわかりますので。

後編も…正直に言うとオチは読めましたが、だからこそせつなくなりました。
ある少年の想いが前半に繋がっていると思うと何とも言えない気分になります。とにかく哀しいです。
冗談めかして言っていた言葉も、少女への追憶から放たれた言葉なのだと思うと……
後編のお話を読むともう誰も救われないという感じで……もうなんというか哀しい

おちゆく少女を助けられなかったと少年は想いを抱えながら、そしておそらく蝶を見るたびに、少女を思い出すのだろうと思うともう……
プシュケというのはおそらく少女か、もしかしたら少年なのかもしれませんね……涙は少女のほうが作中で流してましたが、少年はもう泣くに泣けなかったのだろうと思います。

そんなわけで(苦笑)この絵のデザインはすばらしいなと思います。

ラノベ分野ではあるし、そういう文体でもあるし、見たことある話と言ってしまえばそれだけですが、この表紙に惹かれた方は、頑張って、
後半まで読んでください。切ないお話が好きな方はぜひどうぞ
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No.54:
(5pt)

この時はまだ、”ラノベの良作”に過ぎなかったが、今では”文芸の良作”へと見事昇格した、オススメの一冊。

実に面白くて、久しぶりに一気読みしてしまった。

物語は2部構成に分かれており、1部はどんでん返しのあるミステリ。2部は1部の過去編にあたり、こちらはミステリ要素は無く、ギャグ色の強いラブコメとなっている。私としては、いかにも青春と言える2部のほうが好きだ。シリアスで暗い内容の1部の後だからこそ、余計に笑えたのかもしれない(もっとも、そんな幸せな結末の2部も、この後に1部での殺人の悲劇が待っているわけだが……1部での彼方の態度と豹変ぶりが、良く解る)

キーとなるキャラクターはどちらも同じなのに、テイストとして全く相容れない2つのストーリーを、綺麗に一冊に纏めたことは、実に見事。

電撃の”ラノベ”として発売された本作だが、ラノベ的な要素は薄く、挿絵もほぼ無く(あってもイラストというよりは、イメージスケッチのよう)、内容的に一般文芸のように感じた。その完成度の高さゆえに、本作は2014/10/15発売の新文庫版から、講談社レーベルへと移行した。

古くは乙一や村山由佳などのジャンプノベル出身者。比較的近年では森橋ビンゴや有川浩などもラノベ出身だが、後に一般レーベルへと”昇格”している(森橋は一般レーベルで一冊出しただけで、今でもラノベ作家だが)。

作家だけに限らず、本当に面白い奴はマイナーからメジャーへ必ず出てくるなと思った。
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No.53:
(5pt)

ちょっと古き良き少女漫画のような

少し前の小説で、電子書籍化するのを待望していたのですが、一向に電子化する気配がないので
買いました。
軽く自然なタッチで描かれていて、とても読みやすい小説ですが、所々でガツンとやられます。
シリーズ作品のようなので続きも読んでみたくなりました。
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No.52:
(5pt)

うまい!

文章も当然うまいが、なにより素晴らしいのは構成だろう。前半のストーリーを先に読んでいるので、後半のストーリーがよりやるせなく感じる。
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4048674676
No.51:
(4pt)

思春期の切なさ

同じぐらいの長さの話、2つによって構成されていました。ひとつめは、吉野彼方という高校生の少女が校舎を落下して死亡。その真相を調べようとする少年、そして、なにか隠しているらしき少年。となると、ミステリーとして読んでしまいますが、そこはあんまり期待しないほうがいいというか、違うと思って読んだ方がいいかも。ふたつめの少女が語り手の話では、さらに真相究明が進むのかと思いきや、そういうわけではありませんでした。少年と少女が出会い、特殊な状況のなかで惹かれていく、はじまりそうではじまらなかった淡い恋の物語です。上質の少女漫画を読んでいるような、きゅんきゅんとくる味わいでした。彼女の命に対する償いは充分だったのかと、前半の終わりがあらためて気になったりはしますが。
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No.50:
(5pt)

切ない・悲しい物語

前半は由良が自殺の真相を追及する話。
後半は自殺した少女と由良の関係がわかります。
物語の構成がいいですね。この構成が逆だったら本当に後味が悪いです。
読了後は切なく、なんだかやるせない気持ちになりました。
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4048674676
No.49:
(5pt)

面白ーい!

情景描写やら、女の子の描き方やら…こういうのを透明感っていうんだと思います。
大人が読むに耐える青春ものです。でも少し切ない…。

同じメディアワークス文庫のバカ売れ本より全然面白い。
何もないことが「透明感」ではないと思うのです。それはただの「透明」。
プシュケの涙 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:プシュケの涙 (電撃文庫)より
4048674676
No.48:
(5pt)

確かにいい作品ではありますが…

ここまで評価されているのはちょっとわからないです。

自分はどんな本も好きになれる人なので星は5ですが別に泣けるわけではなく話としては中途半端なとこが多々あります。

でも、リアル感はありストーリーにすごく引き連れられたのも事実。

もしかしたら読む人を選ぶ作品かもしれません
プシュケの涙 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:プシュケの涙 (電撃文庫)より
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