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プシュケの涙
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プシュケの涙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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※ 少し真相に触れているレビューです ※ 女子高生の転落死の謎を、主人公の榎戸川と探偵役の由良が追っていく青春ミステリー。…かと思いきや、ミステリーらしい「謎解き」要素があるのは前半部のみで、主人公かと思われた榎戸川も途中退場。 中盤を待たずに真相があっさり明かされ、その真相も高校生の「誤魔化し方」としてはある意味リアルだけど、ミステリーとしてはお粗末なもの。まだまだページ数があるので「ここからが本番か!」とその後の展開に期待しましたが、後半はミステリー要素はまったく無くなり、転落死した女生徒と由良の「過去の出会い」を描くだけの青春学園モノに。榎戸川と旭についてのその後が描かれることも無く自然消滅(笑)。そのまま後半も何のドンデン返しもなく、切ないと言うより後味の悪さを残したまま終了。 青春モノとしては由良の描写がいかにも漫画やラノベに出てきそうな「唯我独尊・変人美形キャラ」でリアリティが無く、いまいち感情移入できず。「双子」という設定にも必然性は見当たらず、吉野の「不遇な家庭環境」もとって付けたようないかにもな設定でちょっと紋切り型。 また、他の人の指摘にもありましたが、彼女自身、文化祭の準備にも協力せず、クラスに溶け込む努力もしないから学校での立場も悪くなっていくわけで、家庭の問題で疲弊しているのは同情するとしても、クラスメイトはそんな事情は知らないわけだし、学校の授業や行事をサボる理由にはならないでしょう。学校での居場所が無いのはほとんど彼女自身の責任で、そこを本人が見つめ直すという描写がなく、ただ楽な方を選んでいたら由良と出会って、家庭の問題(後述)も何となく解決しました、という展開には疑問。 由良と吉野がお互いに惹かれ合う存在となっていくために解決すべき「立ち塞がる難題」として、彼女を最も悩ませていた父親の問題もご都合主義的にあっさり解決してしまい、結局、ふたりが協力して何かを解決したわけではない。ここにミステリーとしての謎(父親が何者かに殺害されてしまい、ふたりでその謎を解明しようとする等)が出てきたら面白くなったし、その解決への過程によってふたりを掛け替えの無い存在にしていくという展開も描けたのにと思う。 切ないと言うよりも後味の悪さが残る青春小説です。文章は読みやすいですが、個人的にはミステリーとして読み始めたのでイマイチでした。 | ||||
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丁寧に人物を描写するからこそ その喪失感は読者に悲しくのしかかる。 だけどそれだけでいいのか? と疑問を抱く作品でもあり 少女は救われないのが不満として残る。 だから普通の作品 | ||||
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前半と後半でテーマが異なる。そういう意味で新しい。 リアリティはあまりない。とても良い雰囲気の調子が出ているだけに惜しい。 人物のリアリティがないため、話の展開も強引に感じる。 強引というより、あまりにも安直なのである。浅い。 メインとなるキャラクタはおもしろいと思う。 悪くはない。ただ、良くもない。 | ||||
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切ない、悲しい というよりは胸糞悪かったです 感情移入して物語を楽しむ人には 向いていないかも。 | ||||
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物語を文体が裏切っている。言葉に対するに、絶対的な諦念と「それでもなお」の反語という機制を欠いている作品、それは「社会性」という虚無の穴にそれと自覚することなくまっすぐに堕ちている、換言すれば穴そのものだ。定義からして「社会性」は「実存」に対して欺瞞的である以外に在りようが無いとするならば、そうした作品は、「実存」の側にそれ自体として留めておくことは不可能であり、「社会」の側に即自的に身を明け渡し、以て「社会」内の匿名多数による駄弁に自ら弄ばれるだけだ。 | ||||
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結末が分かっているので後半は落ち着いて読めます。 高校という狭い中での爽やかな青春と残酷な結末が何とも言えません。 二人は惹かれていたんだろうけど恋愛ものみたいにくどくないし 日々の小さな事に楽しみを見つけて一緒に共有する仲間のような 感じで本当に爽やかだと思いました。 最後が呆気なかったのでもっと色々知りたかったなと思いましたが 物足りない終わり方だからこそ良かったのかもしれません。 由良についてもっと知りたいので続編読んでみます。 | ||||
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中々評価が高かったので手に取ってみましたが、少しだけ期待が外れました。 内容は死が絡んだ青春モノですが、話が前編後編でぶつ切りになっているように感じるのと、死が絡んでいるはずなのに特に葛藤なく死の真相を述べられてしまう所が少し残念でした。 高校生くらいならば感情移入できてお話を楽しめるのかもしれませんが、そうでなければオススメできない本だと思います。 | ||||
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公式ジャンルが青春物なのか、ミステリーなのかは分かりませんが、後者として見るならば駄作と言わざるを得ないでしょう。トリックがご都合主義であまりミステリーとしての驚嘆がありません。青春物としてみればそこそこの作品かとは思う反面、主張したいことがよく分かりませんでした。淡々と描写を重ねているだけで、青春物独特の感情のうねりとでも言えるものが感じられず喰い足りない印象でした。 結構評価されいる作品だけに心苦しいのですが、繊細な感情の機微を感じ取れない方にはお勧めできません。逆に、それが可能な方には切なさを交えた青春というものが深く身にしみるのではないでしょうか。 私個人としては総合的には凡作の域を出ていないと思うので、星3にさせていただきます。 | ||||
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夏休みの学校で、女子高生が転落死した。 自殺として片づけられるが、納得のいかない由良は真相を探っていく。 そんな作品です。 由良や墜落している瞬間を目撃したという榎戸川サイドから描かれる前編と、 それより約1年前の墜落死した女子高生サイドから描かれる後編の2部からなります。 前編の終わり方がやりきれない上に、そのやりきれなさを抱えたまま、 後編の女子高生の苦しい人生を追うことになり、やりきれなさ倍増です。 すごく後味の悪い作品でした。 | ||||
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ラノベのよさもミステリーの面白さも中途半端なできかと思う 心の葛藤とか、決意とかが無くリアリティを求めて、だから何の世界 リアルが優しくないのはみんな知っているのにその上何のためにこの本を買うのか がわからない | ||||
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少女を死なせた少年と、これから死ぬ少女の話。 おもしろいが、ただおもしろいだけ、と言うのか。 一過性のエンターテイメントだった。一回読んだら、もういい。よくある感じ。 どこにでも似たような話は転がっているだろう。 ライトノベルの中では、珍しいかもしれないけれど、まあふつう。 とてもありきたり。 絵に描いたような、「女性作家の現代小説」。 すごく残酷なことを言うが、「誰でも書けそう」むしろ「誰かが書いてそう」。 「我が家のお稲荷さま。」を書いた柴村仁の、あの独特な空気が、死んだ一作。 プシュケの涙とハイドラの告白も読んで、思った。 「我が家のお稲荷さま。」は、もうこの人には書けないな。 | ||||
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こちらの評価が良かったので買ってみたが… 予想以上に期待しすぎたのか、それほどハマれなかった 登場人物の誰にも感情移入できなかったし 所詮ラノベだろってくらいの気持ちで読み始めてたらハマれてたかも | ||||
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死んだ女子生徒の理由を解明する部と 死んだ女子生徒視点からの生前の物語(死ぬことになった間接的理由に至るまでの) の二部構成となっている 後半部を前半にリンクさせることによって物語を完結させようとする意志が見られる。 死の真相を探る=ミステリー的な要素があるかと思いきや そんなことはなく、肝心の女子生徒の死の理由も半分読み進むと あっけなくわかってしまう(ご丁寧に真相をつらつらと…)点は致命的なんじゃ 死の真相もおぞましくドロドロした展開かと思いきやそうでもなく 期待外れ。 全体的に軽い感じがする 軽いというより浅い 死の理由も軽いし 浅い。 オススメできるものではないと断言できる。 | ||||
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