■スポンサードリンク
(短編集)
検事の本懐
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
検事の本懐の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全84件 81~84 5/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『最後の証人』を読んでいたので、佐方弁護士の検事時代の話だと知って購入。 『最後の証人』もよかったけど、これはもっとよかった。 1編1編丁寧に描かれていて、佐方の人となりがにじみでてくるのを感じました。だけどまだ謎な部分が!続編早く読みたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
朝日新聞の逢坂剛さんの書評を見て購入しました。 作家さんの書評は大抵そうなのかもしれませんが、逢坂さん、筆抑え過ぎ(笑)。もっと絶賛しても良かったのでは。そんな気がするほど、これは出来が良いです。別の方も書いていらっしゃいましたが、私も普段、アマゾン・レビューはあまし書きません。でも「検事の本懐」には、どうしても触れてみたくなりました。 まず評価するのは、どの短篇も高い水準をクリアしていること。五編とも読み応え十分です。ミステリー的には「罪を押す」が一番ヒネリが利いている感じ。人間ドラマとしては「本懐を知る」が頭抜けていると思いました。「拳を握る」のラストも好きだし、「樹を見る」の男の嫉妬もとてもよく書けていると思いました。また「恩を返す」で描かれる佐方の青春時代が素敵! 情感をくすぐられるという意味では、これが一番すごいかも。かっこいいし、泣けます。でもなんと言っても、佐方の父親の話を描いた「本懐を知る」。もう、後半から泣きっぱなし。話を作りすぎ、とか出来すぎ、という評価も見掛けますが、まっとうじゃない世の中だから、こういうまっとうな話が、もっと書かれていいのでは。 ちなみに、誰か疑問を提示されてましたが、業務上横領は禁固刑ありますよ。 宝島社じゃなかったら、なにかの賞に選ばれても、全然、不思議じゃないと思いました。 何より、ドラマで、ぜひ、観てみたい! どこか映像化してくれないかなあ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すごく、いい本でした。 5話のうち、第1話、第3話、第4話はそこそこなのですが、第2話(罪を押す)は、秀作ですし、それ以上に、第5話(本懐を知る)は感動的でした。 同じ著者の「最後の証人」・「臨床真理」(批判的意見もあるようですが、私はいい作品だと思います)がよかったので、この「検事の本懐」を読みました。一般に、長編小説と比べて、短編小説は、著者にとっても、息抜きというか、さらっと書いた印象のものが多いのですが、この「検事の本懐」は違います。 私は、Amazonのカスタマーレビューに書くのは、初めてですが、この本については、どうしてもカスタマーレビューを書きたくなりました。 最近読んだ数十冊の中で−−−−池井戸潤の「ルーズヴェルトゲーム」など、広く評価されている、いい本も多いのですが−−−−その中で最高です。 第2話(罪を押す)と第5話(本懐を知る)を評価しましたが、もちろん、他の3話も、全体で関連があり、とりわけ、最終話の第5話(本懐を知る)の前提として、第1話から第4話で佐方検事の人物像をつかんだ上で、第5話を読むのが、お勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「検事の本懐」を読んで、佐方検事の魅力にとりつかれました。シリーズものになるなと思ったら、本の末尾の「最後の証人」の案内では、佐方検事は、やめ検になっていて、落胆しました。「本懐を知る」の章では、目がうるみました。ですが、ふたつだけ問題があります。佐方陽世弁護士は、会長に遺言を作成させ、自分に遺贈させておれば罪に問われることがなかったのにと思いました。(そうしたら物語になりませんね)。また、横領には禁固刑ないのになと思ったところがありました。しかし、いい作品です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!