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よろずのことに気をつけよ
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よろずのことに気をつけよの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 1~20 1/3ページ
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人や地方の伝統などが絡んでいて、著者の得意な物語の組み立てに満足しました。面白かった。 | ||||
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乱歩賞では珍しいオカルトものです。 | ||||
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呪術、民俗的なストーリーで途中まではおもしろかったけど、犯人(?)がわかってからが白けた。 なんだか餌をいっぱいばらまいていて、しまいには「なんだそれだけ?」って感じ。 | ||||
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人間のもつ、悪と善の究極を巧みに表現された作品に感嘆です。 読者の恐怖心はドンドン加速され、絶好調の一瞬で、人間のもつ慈しみに、両極端の表現に、圧倒された作品❗️ | ||||
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面白かったです。一気読みしました。超常現象かと思っていましたが、違いました。題名とのギャップがあります。 | ||||
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歴史、宗教や各地の習俗が好きな私に、友人が勧めてくれた本でした。田舎にある小さな祠や岩、禁足地…そう言ったものに、ゾワゾワっとした魅力を感じる人はのめり込める思います! 薄暗い緊張感の中で話は進み、クライマックスはハラハラするような、スリリングな魅力もたっぷりです。 プロットが、映画化されたフランスの例の宗教と例の美術館の作品に似ています。 | ||||
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まず、主役で語り手の男(35歳)の性格(=文章)が回りくどくてくたびれる。皮肉屋とでも言えようか。 ーーーp.70 日曜の竹下通りはしばらくぶりだった。流行の奴隷と化した若者にまみれ、三十過ぎの男が1人で歩いているのは、いかにも場違いなのは分かっている。 ・・・街を歩くだけでめんどくさいやっちゃのう、若い子たちはただ遊びに来てるだけだろ・・・ 皮肉屋がひとりだけでこういう表現がたまに出てくるだけならいいのだけど、相棒でヒロイン(18歳)も同じような性格でいちいち会話が長い。毎度毎度そんなに混ぜっ返さなくていいだろ。物語のスピード感を作家自らが止めるんだぜ?くだらない会話で。何がしたいんだよ・・・ それでも、怪しげな呪術を使う謎の者たちを追い求めて、そのうちおもしろくなるだろうと読み進めてるんだけど、「雰囲気だけ!」でいつまで経ってもおもしろくならない。 もひとつ、語り手の思考に飛躍がありすぎる。 ①爺ちゃんは小児病棟でちびっこの話し相手をする活動をしていた→→→「過去にちびっこになにかひどいことをしてしまった罪滅ぼしのため?」 ②牧師を詰問する場面(p.269-281) いきなり疑って掛かったりなにがなんだか分からんね。②のパートに関しては何から何まで作家の独りよがりで到底理解できない。別のところでも書いたけど、要は「それはお前(作家)だけが知ってることだろ」というのを演者がやってしまう例のあれだな。ここでもうギブアップ。ちなみにこの段階(p.299)で怪しげな集団(敵方・犯人らしき人たち)は誰も出てこない。ぜーーーーんぶ語り手の妄想でひとつもお話は進んでいない。 いつまで引っ張るの? | ||||
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江戸川乱歩賞を取った作品とは後で知りました。場面の表現と、例えが丁寧で、終始、ハラハラして楽しめました。ここ最近、タブレットで読書し始めましたが、このような本に出会えて本当に良かったです。。 | ||||
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タイトルとあらすじを聞いただけで、どんな謎解きが…と心ときめく、素敵な1冊だと思いました。 いざ読み始めて、残念ながらこの方の書かれる小説は、私には合わないだろうなとすぐに思いました。 まず、始まってすぐの主人公の学者と真由の会話が、ライトノベルの導入かと思うようなやりとりで、いかにも妄想の人間を主人公の都合のいいように会話させています、という感じ。 一番嫌だった展開は、 シングルを2部屋予約したつもりが、ダブルベットの部屋しか予約できていなかった。他は満室で部屋がない。ヒロインはダブルベットでいいと主人公を促す。主人公もしぶしぶ従う。2人は順番にシャワーを浴びる。 18の女の子が35歳の男とベッドで抱きしめ合う。 …なぜそんな事をしなくてはならないのか、全く感情移入できずに、本当に気持ち悪い蛇足だと感じました。 色々あり頼りにしていたとしても、それまでのやりとりがずっと安っぽくて、急展開すぎて、状況を無理やり作りすぎて、全く意味がわかりません。 男性視点で詳細な描写もかえって気持ち悪かったです。 (これは私の個人的な印象です) 真由が虐待してきた父親に怒りを露わに挑発しますが、それも全くリアルじゃない。 「演じているのよ」も鼻で笑ってしまいました。 真由です。真由に全く共感できない。おまけのような虐待設定も、主人公と真由を繋ぐために付けただけに感じます。 ヒロインがリアルじゃない。発言も感情もやってる事も全部18歳の女の子じゃない。 ラストの、犯人達の人間の心の揺らぎ、嫌いではありません。真由や主人公よりよっぽど感情が理解できました。初めて人間に巡り合ったような気持ちでした。あの辺りは読んでいて良かったです。 終わり方は、微妙。 ミステリーというよりは、読者は置いてきぼりなサスペンス?でした。 同じ江戸川乱歩賞を受賞した『QJKJQ』と『闇に香る嘘』とを一緒に一気読みしましたが、『よろずのことに〜』がダントツで一番つまらなかったです。 同じ作者さんの違う作品には、もしかしたら私が理解できなかった魅力を感じるかもしれないので、読んでみます。 | ||||
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江戸川乱歩ミステリー大賞受賞作品。後半の息をも尽かせぬ展開はスリリングさを感じた。それだけに、前半から中盤にかけての呪術に関する説明文には冗長さと間延び感を禁じ得なかった。ミステリー性は合格点だが、素人コンビが 刑事顔負けの推理力と行動力を発揮する点はちょっと違和感を感じた。前半からスリリングさがあれはま星五つも。 | ||||
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呪いを中心にした殺人事件。 結局、呪術は力を発揮しないわけですが、人のこころには爪痕を残す。 この思念がテーマなんだなと勝手に思いました。 ストーリーは非常に興味深かったですが、ヒロインの描写が…… 突然ヒステリーになったり、冷静になったり、情緒不安定です。 殺人現場を見たからそうなった、ということなのでしょうが、感情移入できませんでした。 | ||||
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法医昆虫シリーズが面白かったので、みなさんのレビューを拝読した上でこちらを読みはじめました。 おもしろいっ! こちらもシリーズ化すればいいのに!! | ||||
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ずっとタイトルが印象に残っていて、内容もなかなか面白そうだったので読んでみました。 最初はなんだか文章が昔風だなぁと思っていたのですが、読み進めているうちに気にならなくなりました。 キャラクターがみんな個性的で魅力があります。 おじいちゃんが何をしたのか、一体何に呪われていたのか…どうしてこんな目にあわなければいけなかったのか。 気になってどんどん読み進めました。 時々?な部分やラストの多少の強引さは感じましたが、物語の雰囲気はとても好きでした。 | ||||
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ホラーではなく、伝奇ものでもなく、オカルトでもない 最高水準のエンターテイメント。 いにしえから伝わる、日本の歴史、風習、風俗、土着の宗教、民間信仰などなど ちりばめて、なんとグイグイ読ませてくれることか! 呪いとか怨念とかのワード、大好きでやられちゃいました。 主人公、ヒロイン、鳥博士、友人の占い師など、登場人物も皆、魅力的です。 殺されたヒロインの祖父はもとより、祖父の教え子や教会の神父、田舎の青年に至るまで 巧みな人物描写がされていると思います。 二時間ドラマのラストシーンっぽい渓谷でのロケーションやラストの爽やかな安堵感。 傷ついた人々の優しさが底に流れており、私も絶対そうするであろう、エンディングです。 なぜに映像化されていないのでしょうか!? 主人公の学者を長谷川博己さん、ヒロインを吉岡里帆さんを思い浮かべながら読んでしまいました。 | ||||
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あまり惹かれる題名ではなかったのですが、思っていたのとは全然違いました。 現実に起こった殺人から、主人公とヒロインが独自に呪いについて調べていく話。 村に代々伝わるマイナーな呪いやすごい薀蓄の数々・・・。途中までの分からないままの怖さはあったのですが、蓋を開けてみれば・・・あまり怖くもなかったですし、緊迫感もなかったので、最後の盛り上がりがもう少しあれば、より面白かったのかな、という気もします。でも扱っている題材は魅力的ですし、登場人物たちのキャラも濃くていいですね。 時間や現実を忘れて、楽しませていただきました。 | ||||
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呪術を専門に扱う研究者のもとに駆け込んできた女性。彼女は自分の祖父が殺されてしまったという。そしてその床下から見つけた呪符を持参していた。人は呪殺できるのか?その呪符は本物なのか?話を聞くうちに殺された状態や日付などから見え隠れする呪術者たち。祖父の生前をたどると今まで知らなかった一面が見えてきて・・・。そして巻き込まれていく。 呪術というのはとてもそそられる対象。こういうのは好き。そしてこの作者は最後まで展開がわからなくていい。 面白い!現在は呪術なんて鼻で笑われる側面を持っているけれど、それもやっぱり「怨念」って怖いわけで。いくら信じていない人でも藁人形に五寸釘があったらそこに見える「人」の「念」の部分にぞっとすると思う。そのぞっとする部分がふんだんにあって、ゾクゾク。そして謎解きの部分もあって、楽しい。あまり書かないから読んでみてほしいと思う。 | ||||
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面白いにもほどがあるだろ。 とにかく読みなさい。今すぐ読みなさい。 傑作だからね。 | ||||
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第57回江戸川乱歩賞受賞作。老人の惨殺事件の現場から発見された呪術符…面白い材料がたくさん散りばめられているのにイマイチ乗り切れない。一流のミュージシャンを集めたにも関わらず、選曲を間違えたというような作品だった。 評判の高い法医昆虫学捜査官シリーズに期待したい。 | ||||
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読んでいて、たいへん面白かった、というのがまずの感想。 日本古来の神社や、祠、八百万の神々、村人たちの信仰。 どれをとっても、日本古来から庶民の人々が、生活の中で信仰していたもの、を彷彿とさせるキーワードだ。 遠野物語も口頭伝承の物語。 この物語の呪詛もそうであったとしても、何ら不思議はない。 ただ、途中まではとてもドキドキ、ワクワクであったのだが、後半、クライマックスか というところにきて、 ちょっと、「こじつけ」っぽくなってしまったところは、残念だ。(昨今の2時間ドラマ或は海外のスプラッター系っぽい) 著者が、福島県白河市出身とあって、最後の描写もなかなかリアルでよかった。 関東平野が終わり、山並みが徐々に増していくあたりには、こんな、「お百度めぐり」に適した(?)神社はたくさんあるのだ。 | ||||
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推理・ミステリーのジャンルでは歴史と権威のある江戸川乱歩賞。売れっ子のミステリー作家も多数輩出していることは言うまでもないが、受賞後はあまりぱっとしなかったり、作家活動を辞めてしまっている作家も多いと思える。それでも、受賞作品にはそれなりの「力」なり「光」なりを感じたものだ。だが、ここ数年は読後に沸き立つもやもや感ばかり。この作品もわたしにとっては「はぁ?」としか言えない作品であった。 作者が女性だから不自然さを言及されない方が多いのかも知れないが、十八歳の女子の会話とは全く思えない台詞回しが鼻についた。呪いにフォーカスを当てたところは評価するが、冗長な説明ばかりでリアル感がなかった。主人公の呪術学者の白魔術師の友人や、ホームレスの鳥類学者など、無理やりな人物設定が作品を浅薄にしていると思えた。プロットも実際にはちゃんと練れていない。このような作品に大勝の冠を与えるようになってしまったのか・・・愛して止まなかった江戸川乱歩賞もそろそろ・・・。 | ||||
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