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ユリゴコロ
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ユリゴコロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全196件 101~120 6/10ページ
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父が末期がんと宣告されている私自身と被るところがあり、ラストは本当に複雑な思いでした 本人を思えばという観点と、残された人の思いという観点、、、、爽快な様で悲しい様で、、、そんな複雑な感想です 開始10ページ程度の暗い立ち上がりは先が思いやられましたが、軽くて頭の切れる弟の登場でこちらの気持ちも楽になり、徐々に靄が晴れる展開で最後まで興味が尽きること無く読めました 物語としてはあまりに唐突で強引な所もありましたが、先が気になるのは主人公と同じ視点で読まされているからでしょうか? 初めての沼田まほかるさん作品でしたが、他の作品も気になります! | ||||
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レビューが良かったので読んでみました。 最初はとても面白いです。 実家の押入れにあるダンボール箱の中から古びたノートを見つけ、読んでみると恐ろしい内容の書かれた誰かの手記だったここまでは、ありがちですが非常に興味をひかれました。でもそこまででした。 途中からだんだんつまらなくなります。 オチは大体の人が途中で気付くと思います。 それはいいんですが、ネタバレになりますが手記の書き手は言わば、産まれながらの精神異常者です。どんな劇的なことがあったにせよ、その後に普通の人間のように生きられるとは到底考えられません。よってオチには途中で気付きながらも、最後まで二人の人物がまったくリンクせず、読み終わっても納得できないままです。 「殺人にとり憑かれた恐ろしい異常者」は、最後までそのままの人物像だったほうがよっぽど面白かったと思います。 ユリゴコロというタイトルも最初こそ不気味な響きを持ってまとわりついてくるような怖さを覚えますが、最後まで読んでみると大した意味もなく、作者が単になんとなく思い付いただけの言葉だったのかとがっかりしました。 | ||||
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「ページをめくる手が止まらない」って説明書きに書いてあって、まあそんなことは無いだろうと何も考えずに読み始めたら本当に止まらなくてびっくりしました(笑) これは、ネタバレゼロで読んだ方が断然面白いと思います。 突然、感情の波みたいなのに襲われて困りました。 本当。 読後感、とても温かいです。 | ||||
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暇つぶしで何の期待もしないで読みました。 よくある展開…なんて思っていたのですが、中身が空っぽだと自覚している殺人鬼が学生時代友達に意外な努力を重ねていたり この殺人鬼は基本的には、価値のある人間、愛している人間しか殺したくないのかな…と思ってからは、話にグイグイ引き込まれてしまいました。 殺人鬼が初めて心を許す相手との出会いのエピソードに、なんだか切なく泣きたいような気持ちになりました。 私のアナタ。 これは恋愛小説だと思います。 最後まで真相が分からなかったし、読後に残ったのは切ない気持ち、人を愛する気持ちだけでした。 小説を読んで、こんな気持ちになるのは久しぶりです。 殺人の場面はどうでもよく、恋愛小説書いただけなんじゃないかと思えます。 沼田まほかる…侮っていました(笑) | ||||
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なかなか面白気味悪い小説だった。 父親の本当の素顔、母親だと思っていた人が実は…という展開と手紙がうまく絡まり引き込まれた。 ただ、最後の方のこの人が実は、みたいな部分は、ミステリー初心者でもすぐ分かってしまうくらいイージーな仕込みだった。 勝手に気になってしまうのだが、小説の中であっても、殺された被害者には身内もいたのだ。 そういった部分はないがしろにして、それなりに幸せに大円団を迎えるあたりは、ちょっと都合よすぎではないか、 と思ったが作り物だからまあいいかという感じだった。 | ||||
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面白かった。だけどラストは肩透かしをくらった。告白のパートは興味深く読んだが、通常のパートはやや退屈した。文章は一昔前の、緩んだ純文学のような印象。常套句やちょっと変な表現も多く、決して上手くないと思う。 他のレビューにもあったが、どうも作者の人生観や倫理観は普通の人とずれていて、それがこの不思議(または不気味)な小説に結実しているような気がする。 | ||||
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殺人者の物語です。最初はなかなか物語に入りきれませんでしたが、最後は、恥ずかしながら泣けてしまいました。沼田まほかるさんの代表作です。一読をお勧めいたします。 | ||||
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親の家を整理してたらなんだが妙なものが出てきた。その出だしだけでページが止まらなくなる。そんな私です 物語の構成も描写も簡潔かつ非常に分かりやすくグイグイ引き込まれていきました ちょっと残念に感じたのは主人公以下リアルタイムの登場人物の雰囲気がちょっと緩すぎるというか、人物描画が少々雑だなと感じてしまう点でしょうか。ノートの内容とのギャップがあってそれはそれで良いんですけどね さて、少女ちっくな心を持つそろそろおっさんに近い年齢の私ですが、いやー最後は胸が裂けるくらいの真髄のピュアピュア恋愛劇でした。 虚無から生まれた青臭い真っ直ぐな愛。狂気を変えるほどの愛・・・ あぁ残念ながら私にとってのユリゴコロはまだ見つけられません | ||||
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「最近の殺人事件がのニュースを見るとこの作品を思い出す」と言われて読んでみました。 作品内容はとても面白くて、一気に読みました。おすすめです。内容は読んで見て確認してくださいね。 | ||||
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好みが分かれるところですが、私はこの作品好きです。 しょっぱなから、小説の中の世界にぐっと引き込まれます。 わりと暗い不穏な雰囲気でストーリーが進んでいくのですが 最後はなんだか「え?」っという感じの清々しさに転調しているところに やや違和感はありましたが、全体としてはおもしろかったです。 | ||||
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あまりレビューにないので、コメントしますが 手記の前半で、リストカットを止められない子 とのお話がありますが、血が苦手な私はかなりきつかったです。 お互いの手首を切りあうとか、想像するだけで貧血起こします。 ストーリー全体は、可もなく不可もなく。そして鬱々としている。 ミステリーとしても、結末は想像がついてしまったのであんまりかと。 ただ、いろいろ考えさせられたので☆2つ付けさせていただきました。 (ここからネタバレ) 私見を言わせてもらえば、父の最後の行動は、納得できません。 父が美紗子(亮介の母の方)を忘れられないのは、美紗子の存在が男の子を死なせてしまった という父の心の十字架と深く結びついてしまっており、さらにその美紗子を愛してしまっていた ために、もはや事実を知ったときには美紗子を本心から憎むことができなくなっており、 人を殺した重みと、裏切られた憎しみ、憎み切れない悔しさ、愛した重み それらがどこにもいけず昇華しきれずに、ずっと胸を巣食っていたからで、 つまり、父は、美紗子の妹を愛しはしたかもしれないが父の人生においては、美紗子にまつわる 想いの方が、妹に対する愛と比較すると、大きかったという話ではないでしょうか。 だから、これは愛の話なんかじゃなくて、人間の業のお話だと思います。 美紗子は手記で、横断歩道で”アナタ”は、足を踏み出そうとした私を飛び出さないように 押さえてくれたと言っています。そして、小説の最後の方で父が言っています。「あの事故の時にも 信号がまだ変わりもしないうちにふらりと・・」 どうして、美紗子は押さえて、妹は押さえられなかったのか。なんとももやもやします。 美紗子に成り代わり、成りきれなかった妹のことを思うと切なすぎます。 こんな小説をかける人はどんな人なのかと、気になることは確かです。 | ||||
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結末は別として、とても良かったです。 人の気持ちというものに泣きました。 また時間がたてば再読したい本になりました。 | ||||
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展開の予想がつかず、先が気になって一気に読んでしまいました。結末も予想外でした。 | ||||
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商品はすごくキレイでした。 ☆5です(^o^) 本の内容はまさかの展開?!ってところがあり、読み応えがあります。 オススメです♪ | ||||
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正直、ここまで不思議な小説を読んだことがない。 いや正確には数十年前に中学生の私の精神構造に多大な影響を与えたヘンテコ小説「ドグラマグラ」以来の、ヘンテコな小説である。 「私」の異常な体験・行動が本当にイケナイことなのか読んでいる途中からわからなくなっていく。自分が精神に異常をきたしたのではないのかと疑ってしまう。まさに現代の夢野久作ワールドだ。 しかし、それは文庫の217ページで終わってしまった。 218~322ページまではある意味別の、ヘンテコでない「心温まる小説」になってしまったのだ。 本当に欲しい。最後までヘンテコのままならば、「ドグラマグラ」は超えられなくても、「犬神博士」には勝ったかもしれない平成のヘンテコ小説の誕生であったろうと思わずにはいられない。 しかしよく考えれば、もしそんな作品になったならば、小説という形で発表・発売されなかったかもしれない。つまり沼田 まほかる氏はわざとわかりやすい展開にしたとも思える。 やはり現代の奇書の一つであろう。 | ||||
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いつ誰か来るかわからない部屋で、秘密のノートを探して読む、という展開は僕の好きな展開で話の内容に引きこまれていきました。ストーリーが抜群に上手く、色んな感情を読者側に与えさせていきます。 思わず声がでてしまうほどのラストに、この作品にただただ脱帽しました。 文句なしに満点の評価です。 | ||||
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ユリゴコロというタイトルが妙に気になり、本の紹介文で面白さを確信して購入しました。 間違いなかったです。あまりの面白さに最後までノンストップでした。 文章力や話の展開も秀逸で、欠点が見当たりません。 自分が予想した話の展開になっても、そこからの裏の展開や意外な展開にハラハラドキドキしながら読める傑作です。 | ||||
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「彼女がその名を知らない鳥たち 」を読んで、 あまりにも女の駄目さ加減を遠慮会釈なく書いていて うわぁすごい、すごいけどどうしよう?、あ、だめ・・・ になり、沼田 まほかるさんのものを読む気がなくなっていたのですが、 誰かがすごく書評で褒めていて、ついついまた手を出しました。 今回も、なんとも駄目な女・・・というか、駄目な人間・・・ でも、やはり女だな、その女の息子が女の手記を見つけたところから はじまる物語は、 とにかく気持ち悪いのに目が離せなくて、 ミステリーではあるのですが、 最後まで読むと究極のラブストーリーでもあり。 人間の心の計り知れなさがとても不気味なのに妙にけなげで切なくなってみたり この本は読んで損はなかったな なんの役にもたたないけど、そう思える本でした。 | ||||
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押し入れから4冊の古びた日記が出てくる。 主人公はその日記を読み始めるとそれは、ある殺人鬼の生い立ちが書かれている日記だった。 殺人鬼の子供のころからの描写とかとても秀逸で、本当にこんな人いてもおかしくないのではと思わせるほど上手だ。 なので、殺人のシーンとかはドキドキするし、どうなっていくのかとどんどん読み進められる。 しかもそれが身近な家族の一員であるかもしれない。 主人公の職場の恋人の失踪の謎とかも絡み合いながら、最後は意外な展開が待ち受けている。 なかなかリーダビリティがあり最後まで面白く読ませてもらった。 なかには、グロテスクな殺人シーンとかもでてきて嫌な気持ちになることもあるが、最後まで読むと不思議なことに爽やかな感動に包まれる。 この作者も本は今後も追いかけていこうと思う。 | ||||
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さわやかな後読感を残す不思議な本です。沼田さんの本をはじめて読みましたが、最初から最後までダレることなく引き込まれました。女性らしい丁寧な人物描写で、角田光代や(近年の)山田詠美が好きな人はきっと楽しめるのでは。 「混乱を混乱のままに受けとめる」という一節が印象的で、死に向かって歳を重ねるということに対して、新しい解釈を得たような気がします。ちょっとミステリー要素もありオススメです。 | ||||
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