■スポンサードリンク
ユリゴコロ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ユリゴコロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初は面白かったけど、途中から雰囲気が変わって終わりにかけて尻つぼみ感がだった。 何だか時間返して、みたいな気分になった。 最初のおどろおどろしい感じが最後まで続けば面白かったけどなぁ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画の方を先に観ました、告白文の「ユリゴコロ」の内容は非常に興味深いです。 やはり原作の方が美紗子、洋介、亮介の人物像がよりわかりやすいし、美化されていないとこが良いです。 しかし真相が見えてからの後半からラストが尻すぼみで盛り上がりに欠けるとは思いますし、妹えみこの描写が大雑把なとこが気になります。かなり重要な人物だと思うんですが。所々わからないままで伏線回収が中途半端に感じます。 文章は読みやすいですし、読書好きじゃない人でも飽きずに一気に読めると思います、私も読書は滅多にしないです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こういう暗〜い世界観とか血が出るグロい感じが好きな人にはウケるんだと思うけど、単に面白いかもという理由だけで読んだ私のようなグロに耐性のない人は要注意です。 1/3読んで気色悪すぎてやめました。リストカットを手伝うとか気色悪すぎて吐き気がする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今更ですが読みました。 前半は特に謎が謎を呼ぶホラー調で、ものすごく引き込まれました。 しかし殺人の描写がどうしても現実味に欠けて、途中からだんだん興ざめしてしまいました。 (ここからネタバレあります) 男の人が持ち上げられるくらいの重さの鉄板に挟まれて、子供が即死する? 分厚いコンクリートの側溝の蓋ならともかく、鉄板の蓋はそこまで分厚くないし・・・ 健康な成人男性が階段から突き落とされただけで死ぬ? 手首の血管を切っても出血が致死量になる前に傷が乾いて普通は死ねないらしいけど? 極め付けが「屑かご」で殴って殺したー?? どんなに重い屑かごだとしても、いやそもそも屑かごというものはそんなに重くできていたらゴミ捨ての時に不便だし、とっさに思いついて持ち上げられられるくらいの重さだったんだろうけど、どう考えてもそんなもので殴って殺せるー??? と、疑問ばかりが湧いてきて、ノートの告白自体全て嘘なのでは、と勘ぐってしまいました。 テレビのサスペンスドラマではよく灰皿で殴られたり、もみ合って角に頭をぶつけただけで死んでしまう人が登場しますが、サスペンスの被害者は豆腐のように脆弱という暗黙の了解でもあるんでしょうか。 重りをつけてダムに沈めた人をどうやって助けたのかも疑問です。 どうせ助けるならそこまでする前に思い留まれよと思ったし、 主人公は自分のとんでもない出生を知っても家族と関わり続けたり、唐突に殺意を滾らせたり、 情緒が・・・情緒が理解できない・・・。 ただ序盤の殺人鬼の幼少の頃の内面描写は美しくも奇妙で、ものすごく惹きつけられました。 殺人鬼とはこんな風に世界を見ているのかと、不思議と浸りたくなるような世界観でした。 そこだけコピーしてとっておきたいくらい好きです。 しかし最後はものすごくただの普通の人になってしまったように見えてなんだか残念。 異常性を露見してしまったら犯人がすぐわかってしまうから仕方ないのかもしれないけど。 あの美しく奇妙な殺人鬼の片鱗をもっと見たかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ものすごく怖い、後味の悪い小説だと期待したのに怖さという点ではノートに記されている殺人やユリゴコロにとりつかれて殺人を犯す人物の心理描写、時にスプラッター的な殺人シーンであってどちらかといえばそれは気持ちの悪いという部分である。殺人の衝動、動機を持っていわばデスノートの昭和版みたいなノートを綴った人物が最終的にあぶり出され、それが主人公とどう関わってくるのか、途中から人情話の展開?と思わせられてそのままゆっくりしたある意味幸せな結末に至るあたりは正直期待はずれだった。が、人情話として読めば涙を誘われる内容ともいえた。残酷さを最後おだやかな温かい愛で救っているということなのだろうが、だからこそのどっちつかず感が否めない。伏線も最後は単純な回収のされ方でインパクトはあまりなかった。勝手にこの作者を男性かと思っていたが女性だというところに妙に納得感があった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
たしかに、非常に読みやすいです。 ページ数も少ないですし、面白く一気に読めます。 ただ、途中から、登場人物の描かれ方で、ひょっとして?と思う点があり、最後にやっぱりかと思ってしまったので、☆は3つ。 でも内容は少しはじめはホラーな感じがしますが、ミステリーかと問われても、恋愛かと問われても、どのジャンルに入るのかちょっとわかりません。 何人もの多くの犠牲者を出しているのに、なんとなく、爽やかに終わろうとしている。 たしかに、主人公やその家族はそれでいいのかもしれないけれど、でも、それまでの犯罪は、その家族は? そこまでえぐって書いていてくれれば、読後、少し、納得できたかもしれないです。 読み手によって大きく、感想は分かれる作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画が好きなので原作を購入しました。映画が原作と大きく違ったので楽しく一気に読んでいました。 作品内容はとても面白く、非常に引き込まれました。 主人公が見つけた殺人鬼の告白であるノート。その内容は冷静の口調で殺人鬼の虚しい心境を丁寧に描写し、物語の最初から段々に展開する。本作において一番おいしいところだと思います。 が、物語の終盤は、いくつか不足なところがあると思います。(ネタバレ注意) 美紗子のノートを読んだ後、「アナタ」である主人公のお父さんの心境はあまり触らなかったことはすごく残念でした。 最後ですべての真相が打ち明けられたところ、主人公はいろいろな思いがあるはずだけど、急に物語の完結を迎え、その心境の描写も不足だと思います。美紗子の家族は肝心なところなんですが、その後それぞれはどう思いますか?英実子が自分の人生を捨てて姉になることも、少々不現実だと思う。 テーマは夫婦愛や親子愛、どちらも描写不足で惜しいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
サンプルを読み気になり購入。淡々とした語り口の衝撃な出来事、物語にグイグイ引き込まれ中弛みもせず一気に読み終えました。間違いなく良い作品だと思う。 が、しかし私は感動でもなく、この物語を呑み込めない。最後の被害者?はいざ知らず、主人公がユリゴコロを感じがたい為の殺人又は感じなかった無駄な殺人。理不尽に訳も解らず殺された人やその家族。 事故死だけどお母さん(主人公の妹)夫に大事にはされてても心から愛してもらえないのは悲しかったと思う。 やはり唯一の救いは主人公の息子と婚約者。読書後は感動ではなく気持ちがゾワゾワしました。 読後は必ずレビューを書くマイルールを決めていましたが、この作品は中々かけませんでした、読んで後悔はないですが再読もないと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
例えばアメリカの作家だったら先天的な特殊性や個性について宗教を下敷きにして展開できるんだろうけど、日本人の作家は苦労してるよね。とてもおもしろかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
手前で予想していた通り。サスペンスや推理とは言えないが、文の流れはとても良かった。グロくもなく、なんだかほわっと包みこまれた感じ。かといって感動ものでもないんだけど、作者のカキゴコロがあるのかな | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実家で見つけた殺人を告白するノート. ノートの主は誰なのか,彼と家族の真の姿とは? 快楽殺人者の罪の告白と,おどろおどろしい内面が綴られたノート. ノートを書いた正体について思い悩む主人公の姿から, 家族に何か秘密があることを散らつかせながら,ストーリーは進む. 色々な可能性を見せながら,真相を小出しにしていくストーリーテリングが なかなか巧みで,先を読みたい気持ちにさせてくれる. ラストにはどんでん返しも用意されていて,広げた風呂敷のたたみ方も悪くない. ただ,残念ながら,この真相は途中でわかってしまって,意外性は減じられたのが残念. これは,この種のミステリーに擦れてしまった自分の責任でもあるが, 登場人物がかなり少ないことも理由の1つだろう. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
途中まで面白かったのに、途中から失速というか陳腐な内容になってしまい残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
途中でやめられなくなってしまった。 眠いから、明日にしようと思いつつ、本をおけなかった。 そして、いっきに読み終わった。 内容は悲しく辛くかつ空しさを感ずる展開なのだが、読み終わってみると妙に爽やか。 不思議な本だった。 正直、最後のところは、作りすぎとは思った。 手記の書き手が、こうも変化していていいんだろうかとも疑問。 父親、母親についてもう一息、練りこみ、書き込んでほしいとも思った。 文庫の解説にもあるが、できたら、父親の視点でもう一冊書いてほしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ある殺人者の手記が出てきます。 その手記自体はとてもひきつけられる文章で面白く読めたんですが・・・ 後半、その手記の意味するところをネタばらしするあたりからややこしくなってきて、全体的にイマイチな仕上がりになってる気がします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
展開の予想がつかず、先が気になって一気に読んでしまいました。結末も予想外でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さわやかな後読感を残す不思議な本です。沼田さんの本をはじめて読みましたが、最初から最後までダレることなく引き込まれました。女性らしい丁寧な人物描写で、角田光代や(近年の)山田詠美が好きな人はきっと楽しめるのでは。 「混乱を混乱のままに受けとめる」という一節が印象的で、死に向かって歳を重ねるということに対して、新しい解釈を得たような気がします。ちょっとミステリー要素もありオススメです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どこからだろう話の終わりが見えだしたのは・・・ たぶん あの人の行動があまりにも「いい人」では済まされなくなってから・・・ でもね・・・ この人が「いい人」になっちゃう過程が読み取れなくて・・・ なので最後まで迷わされました・・・ 弟にするかこっちにするか・・・ しかも最後まで読んでも 納得できないときたもんだ この人って おどろおどろしい描写が人気の秘密なんですかね? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
手記や一人語りの文体は好きでしたが、なんて言うか、個人的には主人公の気付かなさ過ぎる感がイラっとしました…まあ、その点も作者の計算かも知れませんが…賛否両論あると思いますが、個人的には、''普通'でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なかなかの収束の付け方だと思います。 しかしながら、相当の異常な人格の殺人者の扱いには賛否はあるだろうと思います。 通り一遍でないところがこの作品の魅力かな…ブロットも破綻はなく、かなり面白いミステリー。 「悪の教典」や「告白」がOKの読者であれば買って損はないと思われ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人を殺すことの快感にとりつかれた人間の告白ノートを軸に展開する作品。 とにかく、この告白の部分が薄気味悪く、作品中に漂っている空気すら始終不気味。 最後の展開には驚愕です。 私にはまったく想像のしていなかった大どんでん返しのラストでした。 ネット上には「感動した」という声が多かったですが、私は感動よりもドロドロした気味の悪さだけが印象に残ります。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!