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ユリゴコロ
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ユリゴコロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全196件 181~196 10/10ページ
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主人公・亮介の「ユリゴコロ」の続きを読みたいと、はやる気持ちと 自分の気持ちがシンクロして一気に読んでしまいました。 親にもそれぞれの過去があることなど、気に留めたことさえないけれど 知ることが幸せなのか、知らないままが良いのか。 著者の他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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TV Bros.の豊崎さんのレビューを読んで、興味を持ち、「ユリゴコロ」を購入。 沼田さんの本は初でした。 このストーリーの秀逸さは、4冊のノートに描かれた内容とその時間の表し方だと個人的に感じました。 とても面白く、ノートに自白を綴った人間がどんな人なのか、気になって、どんどん読まされます。 ただ、最終部分のもう一捻り二捻りほしかったかもしれません... おそらく、自分の理解不足なのですが...あの最終部がちょっと腑に落ちず... ちょっとエモさに流されてしまったような... しかし、沼田さんは筆力のある、素晴らしい作家さんだと思います。他の著書にも、俄然、興味をもたされる1冊です。 | ||||
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ユリゴコロとは、自分が自分のまま存在していいと認めてくれる空気感のようなものだろうか。 その語源は小説内手記であっさり種明かしされるが、言葉の響きの美しさは失われない。 美しい言葉だが、蓮の花が泥沼の根っこから生え出すように、ユリゴコロの根元には暗黒と血なまぐささがわだかまっている。 家族と血縁の不思議な美しさを描いた作品だった。 登場人物の何人もが、気味の悪い人、壊れた人である。 それなのに、墓場に咲いた曼珠沙華のように、不穏な中にも静かに美しい物語だった。 この作家は、醜いものや邪なものから、美しく清らかなものを紡ぎだす独特の手腕を持っている。 | ||||
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本書の出足は江戸川乱歩の「心理試験」をモチーフにしたのでは?と思っているのもつかの間、夢なのか?現実なのか?コロコロ境なく転がり出す。 フワフワふわふわ浮かんでいる状態のまま終幕へ導き出される。これは一体何なのだろうか? かなり不思議な感覚は捨てがたいです。絶対にお勧め作品です。 | ||||
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手記の謎を探る前半と、いなくなっていた婚約者と主人公の顛末の後半、と分けられて、文章などから印象が変わりますが、もちろん、つながっています。淡々と語られていくので、その前半と後半と変化があるところが、いったん引いていきそうになる興味をまたぐっと引きつけて、最後まで一気に読めて良かったと思います。 前半の手記は、私的にはちょっとグロくて苦手だったんですが、それでも語り手に惹かれるものがあり、読むのをやめられませんでした。 後半は、まあ、わかると言えばわかってしまうのですが、きれいにまとまってくれていて、読み終えたと安心して本を閉じることが出来ました。だから、これはこれで良かったのでは。むしろ、あまり無理に隠そうとしていなかったところに好感が持てたかも。 個人的には、お父さんの話し方がちょっと言葉が荒っぽくて、手記のイメージと合わない気がしました。 でもでも、とにかくもっと読みたいと思わせてくれる作家さんでした。読んでおいて損はありません! | ||||
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読み手の合う合わないはあるでしょうが、これ私には効きました! どちらかと言うと、女性向きですね。 一般的に理解困難な精神を持つこの殺人者に...うそっそんな?!共感できない! けど、どういう事? で、どうなるの? と思いながら 読み進めるうち 夫婦の、母と子の、愛情が切なくて 胸がチクチクと痛くなり 最後 鼻をかみながら読みました。 これを読んでいる途中、 私が子供の頃読んだ漫画で 無垢な女の子が殺人を犯していく話 『聖・ロザリンド』を 思い出しちゃった(^_^;) | ||||
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淡々と読み進んでいる様でいて、実はその秀逸な文章に時々はっとさせられる。沼田さんの作品はいつも終わりに心臓を鷲掴みにされる様な、切なさ、人として切なさを感じられる事の素晴らしさを残してくれるが、今回の作品は特に素晴らしい。私には予想出来なかったラストに思わず涙が出ました。こんな作品を読めた事が幸せですね。スミレの様な可憐な作品ですが、ちゃんと存在は主張しています。素晴らしいです♪ | ||||
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主人公が父親の部屋の押し入れから見つける4冊のノートの手記が 大変面白い。本書の中の3分の1位がその手記の内容が書かれているが 少しづつ小出しにされて、読者を引っ張っていく。 ノートを書いたのは誰なのか、主人公の母親はいったい誰なのか? 物語に引き込まれる。 しかし手記以外の部分が、平凡です。無理もある。最後の落ちもなんだかなあ〜とは言っても 最後は思わす、涙がこぼれてしまった。 | ||||
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ミステリーは結構読んでいる方だと思いますがこのオチはわからなかったです。過去の手記と現実の様子が同時に進んでいきますが、とても読みやすく、先が気になって一気読みでした。沢山の人が死んだり、不幸がてんこ盛りで、後味悪いな〜と思っていたところにふんわりと舞い降りるかのような衝撃のラスト!お〜最後にこう来たか〜と…なんとも体験したことのない読後感でした。面白い。もっと話題になって沢山の人に読んでほしいです。 | ||||
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以前からかなり気になっている作家さんです。 亮介が実家で偶然見つけた「ユリゴコロ」と名付けられたノート。 それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。 これは、誰が書いたものなのか。 亮介は真相を突き止めようとするのだが… 今までになかった様な話で本の中に出て来る本の内容に引き付けられました。 先が気になって一気に読めますし結末も意外性もあり面白い作りになっていますが 毎回読後にいつまでも感じる怖さみたいな物は残りませんでした。 でも沼田さんの書かれる世界観は好きなのでこれからも読み続けて行きたいです。 | ||||
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うまいレビューが書けないので、受け売りはどうかと思いましたが 2度繰り返し読んだあとの感想として 新聞広告のこの宣伝文がいちばんぴったり来ます。 人の絆が、 モノトーンの世界に 彩りを取り戻させる 衝撃の恋愛ミステリー 手記の書き手が誰なのかがミステリーの軸となりますが ミステリーなれしておらず先を深読みせずに読み進められたのが かえって主人公のテンポと同化できてよかったのかもしれません。 欠点や罪や色々なものを背負っていながらも 人とのつながりによって前に向かって生きていける そういうことを感じられる本でした。 広告につられて購入しましたが、読んでみてよかったです。 | ||||
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読み終わった後…しばらく放心状態でした。いいも悪いもなく、最後は温かい人の気持ちに泣きそうに…今年映画化もしくはドラマ化されるでしょう。是非読んでみてください。 | ||||
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主人公の青年が、病気で余命が短い父親の部屋で謎の手記を発見する。その手記に書かれている内容は人殺しの人間の不気味な過去が描かれていた。 その手記を書いた人物は父親なのか母親なのか。また、フィクションなのか実際に起こったことなのか。 手記の書き手やその内容の真偽をメインとして、主人公と家族の有り様を描いたミステリ小説。 評判はまずまずのようだが、手記の内容はそれほど恐ろしいわけでもなく、ラストの落ちは途中でわかってしまったため予想通りの結末で驚きは無く、話の内容や手記に書かれている人殺しの人間の設定にやや無理があり、リアリティを感じず読了した後にもあまり感動は無かった。 作品のキーパーソンである手記を書いた人物の正体は、ミステリを読みなれている人ならば途中でわかってしまうと思われる。 辛口レビューになってしまったが、文章は読みやすく、先が気になる展開の為、興味を持たれたならば読んで損は無いと思う。ただ、私には相性の悪い小説だった。 サスペンスものとしては良いが、ミステリとしてはやや弱く、落ちに意外性が無い点が残念。 | ||||
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あることがきっかけで、ユリゴコロに目覚めてしまった その本人の心理が伝わってくる手記(ノート)、 本編より、その現実離れした残酷な内容の手記がとても読みやすかった。 ※友情のようなものはありますが女性同性愛的の百合(ユリ)とは関係ありません。 | ||||
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双葉社が力を入れる今回の作品、 『告白』に続き特大ヒットの予感 !! 非常に読み易く、今までに見た事の無い 謎が謎を呼ぶだけでは語れない奇想天外な ストーリー展開、そしてこの結末! 今までに読んだどの小説よりも面白かったです! ぜひ映画化してほしい一品でした。 | ||||
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怖いことに、ひとつひとつが僅かな「共感」 を引き起こす気がする。 悲しく、恐怖を感じる内容ではあるが、 時には涙があふれ、 読み始めたら止まらない。 | ||||
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