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ユリゴコロ
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ユリゴコロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全196件 61~80 4/10ページ
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想像していたより淡々とした、ユーモアもある、愛ある小説でした。 楽しかったです。 | ||||
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こんなにページをめくる手が止まらなかったのは、何年ぶりだったでしょう。本当に衝撃作でした。 ただの連続殺人鬼とも言えそうな『私』に、どうしてこんなに心が揺さぶられるのでしょう。 彼女が見ている世界に、どうしてこんなに心を掴まれるのか。この自分への疑問符を知る為にも、最後までページをめくる勢いが止まりませんでした。 『私』の垣間見る、完璧な幸福の世界... 犯罪者ではあるけれど、なんて悲しい、なんて美しく...なんて愛情。 映画を見る方も見た方も見ない方にも。 本当にオススメです。 | ||||
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ユリゴコロってなんだ と思ったが 『拠り所(よりどころ)』ということらしい。 『言葉ではどうしても言い表せないもの すべてを表すための言葉』 人を殺したい という 欲望。 『人の命が消えていく時の現象』をユリゴコロという。 どこから、くるのか?が、わからないままに。 子供の頃から その欲望があった。 カエル でびっくりして 池に溺れるのをみている。 鉄の溝板ではさまれる少年。 ラーメンの出前持ちを階段で蹴落とす。 学校のリストカットの友達を殺す。 街であったもと会社の上司をゴミ箱で殺す。 なぜ、殺すのか? 殺すと言う行為に、満足する。 それを ノートに 告白を 書いていた。 それを発見した 亮介。 一体、母親って、誰なのか? そして、どうやって生まれたのか? その謎解きに 終始する。 細谷さんは、亮介の手伝いをするが。 ところで、ユリゴコロの反省はなしなのか? 何で、ハッピイエンドにしちゃうの。 | ||||
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手前で予想していた通り。サスペンスや推理とは言えないが、文の流れはとても良かった。グロくもなく、なんだかほわっと包みこまれた感じ。かといって感動ものでもないんだけど、作者のカキゴコロがあるのかな | ||||
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余命いくばくもない父が隠し持っていた手記。そこには、殺人衝動にかられた女性の人生が刻み込まれていた。 亡き母親が殺人鬼だった?主人公であるその息子は逡巡する。あり得ざる物語だが、読み進めるうちに心をぎゅっと鷲掴みされてしまった。 本作品は、著者のこれまでの作品のように男に対する怨嗟をまき散らす事はない。残酷ではあるが意外な結末には清々しさすら漂う。主人公の婚約者の失踪話をどう決着つけ方てくれるのか興味津々。お見事だ。 祝映画化なれど、原作の痛々しい感動を上手く表現できるのやら。 | ||||
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おもしろかったけど、私はきらい。自分本位のシリアルキラーがなぜ幸せになるの?おかしいでしょ | ||||
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映画化されると評判になっていたので、手に取りました。沼田さんの作品は、今までに2作拝読しましたが、いつも独特の雰囲気に引き込まれます。本書も一気に読了しました。 殺人やDV、不倫など穏やかならざる出来事が次々と起こるのに、沼田さんの静かな落ち着いた文章で淡々と語られると、何かこう非現実的というか、悲壮感、嫌悪感が薄れ(面白味が薄れるという意味ではありません)、自分が冷たい水の中にひっそり潜んだまま、ガラス越しに人々のドラマを見ているという気分になります。 本作も、読後によく考えてみたら、登場人物がかなり悲惨でえげつない目に遭っていたり、そこまではありえないだろ?と思うような設定もありましたが、ドロドロさよりもひんやりとした透明感の方が印象に残りました。 筋立てのリアルさよりも雰囲気で読ませる作家さんだなと思います。好き嫌いが分かれるところかもしれませんが。 | ||||
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作者の「猫鳴り」や「痺れる」が好きで手に取った本書。 映画化ともあり、レビューも高評価うなぎのぼり、大変よろしい事です。 小説としての手法はなかなか素晴らしく、ミステリーと言うより やはり人間模様を細やかに描こうとする抒情小説と感じました。 女性の心をわしづかみにするロマンティックな彩に 「ああ…なんだかよくわからないけど切なくって甘くってきゅんっとするう」 と魔法にかけられた婦女子は多いでしょう。グロやサイコは 吊り橋効果的なスパイスで、まるで苦くて独特の臭みを持つ食材を最高の スイーツに仕立ててしまった一流のパティシエの様。 いわゆる今どきとてもウケるであろうこの作りの物に 今更モラルなどと野暮な事は言いますまい。 しかし自分には、「感動をありがとう」というもう随分前からの 表現への違和感は、時代がどんなにそれを支持しても受け容れ難く、 これがサイコホラーのカテゴリと言うのなら、最もコワいのは 「人の死や障害者や奇形等々の一般的タブーを持ち出すショックで、 刺激に麻痺した現代人の心に感動の錯覚をもたらす」という その手法だと感じるのです。 今やテレビなどマスメディアでもあたり前のこのザラッとした コワさ。大変おいしゅうございました。 | ||||
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イヤミスと聞いていたので、どんだけ嫌な気分させられるのかと思っていましたが、全くそんな気分にはなりませんでした。 むしろ、家族や血、母親とはを考えさせられました。 | ||||
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意外な結末でした!まさかそんなところでつながるなんて…と最後の結末に驚きました。 | ||||
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吉高由里子×松坂桃李×松山ケンイチで映画になるので読んでみました。 主人公が実家で見つけた殺人の記録ノート。 小説か事実の告白か、読み進めていくうちに家族の謎を解いていくことになります。 人を殺した女でも愛してくれるアナタがいる。 残酷なシーンもありますが、平易に読み進められて、最後まで飽きさせません。 結末は爽やかな感じに終わるんですが、何人もの殺人を犯して罪に問われなくても良いのかなと思いました。 | ||||
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あっという間に読破! 面白い、続きか気になり引き込まれる。人間の闇の部分とかもしっかりと表現されていて、ぞっとするし、感動する。 | ||||
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実家で見つけた殺人を告白するノート. ノートの主は誰なのか,彼と家族の真の姿とは? 快楽殺人者の罪の告白と,おどろおどろしい内面が綴られたノート. ノートを書いた正体について思い悩む主人公の姿から, 家族に何か秘密があることを散らつかせながら,ストーリーは進む. 色々な可能性を見せながら,真相を小出しにしていくストーリーテリングが なかなか巧みで,先を読みたい気持ちにさせてくれる. ラストにはどんでん返しも用意されていて,広げた風呂敷のたたみ方も悪くない. ただ,残念ながら,この真相は途中でわかってしまって,意外性は減じられたのが残念. これは,この種のミステリーに擦れてしまった自分の責任でもあるが, 登場人物がかなり少ないことも理由の1つだろう. | ||||
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人を殺すとユリゴコロを感じる。だから、ユリゴコロを感じたくて人を殺す。 殺人というと、怨恨や金目当てといった動機を思い浮かべるのだが、そんな 動機ではなく、「人を殺すことを運命づけられた」殺人者もいるのだなと 感じた。これはフィクション小説だが、そういう人物が実在してもおかしく ない。現に『人を殺してみたかった』から殺したという犯人も実在している。 だから、フィクションと分かっていても、リアリティーがあって怖かった。 ただ、塩見の死体の始末と、塩見が乗っていた車の始末については、『悪い 男を殺して死体などを始末したけどバレませんでした。めでたしめでたし』で 終わっていいのかな?と思ってしまった。 | ||||
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珍しくAmazonで高評価だったので読んでみたけれど、正直なにが感動なのか私にもよくわかりませんでした。押入れの中の手記はとてもワクワクしたのに。 読みやすいです。展開はあっさり予想できます。 何人も息をするように人を殺しておいて、人を愛し子供を産み、でも今度は家族のために結局また人を殺し…。 この人が罪を償ったとは到底思えないし、家族のしたこともそれもひとつの愛の形、とも全く思えません。殺された登場人物のことを思うと。 全ては犯罪者と犯罪者家族のエゴだなと思います。 ただ、イヤミスという点では、それでいいのかもしれません。 | ||||
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私はそこまで読書家という訳じゃないです。 しかし、たまにむしょーに本が読みたくなり、 10冊程文化を買い込むときがあります。 今月のその"むしょーに"10冊のなかの一冊でした。 結果からいうと今まで読んできた小説の中で一番のクソでした。 どの辺がひどいと感じたというのは、 すでにある星1のレビューさんたちが語り尽くしておりますので、具体的に述べるのは割愛しようと思います。 いわゆるサイコパス、グロ、お耽美、恋愛… 等の今風のアイコンまみれの作品だったわけですが、 どのジャンルをとっても中途半端。 この辺のカテゴリの小説なら、もっと面白く、真剣に丁寧に書かれているものがたくさんあると思います。 そしてこの手のいわゆる"異常な人"ものでよくあるなぁという展開のひどいやつでしたが、 結局愛()を理解できるようになったよ!やったね! 前半のサイコパス設定はなんだったんだ… 自分たちの価値観が正しいと思ってる書き手でしたね、サイコパスが私たちみたいにせいじょうに! …マイノリティを認めない人の図式にみえます。レズは妊娠したら母性愛で正常にもどる!みたいな…。 マイノリティに理解あるつもり、ふり、は鼻についてしまいます。 作者のキャリアてきにも一応の形にする、というハードルはこえてる…こえてる? いやこえてるとして、 結局何が言いたかったのでしょう…。 ワタシ…ワカラナイ… 売れそうな際どさと、スイート恋愛があったらそれでいいのでしょうか… いくら普段小説を読まない人でも、この作品の不誠実さはいやののでは?いやじゃないのか… 多分携帯小説のほうが、自分の役割を理解してるし、面白いとおもう。 これを"よし!"としちゃダメじゃないかなー… | ||||
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偉大な価値と見栄え 完璧なギフトのアイデア! 製品は完全に記述されたものです それは大丈夫だった。 私はそれが非常に満足見つける 良い製品です。特に価格のために。すべては、あなたがそれを打つことができない価格のために非常に満足して説明されています。私は再び購入する! | ||||
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この作家のレビューをかなり前に書きましたが、その後ずっと読めずにいました。 子供産んでから、エグい表現が少し苦手になってしまったので。 何年ぶりかの沼田まほかるミステリー。 久々のまほかる節に時間を忘れました。 えぐくて、悲しくて、爽やかです。 小説として面白いこと間違いないのですが、シリアルキラーの造形で自閉スペクトラムの特性が濃いことに、倫理的にどうよと思うので★は一つ減らしました。 あー、私の産後は今日終わりました。 | ||||
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タイトルからは内容が想像できないですが何気なく読み始めたら一気に読み終わりました。くどくどした描写が少ないのですっと入り込めます。信じ難い内容の手記と現実が交互に出てきますが、現実の中の弟の存在と職場の人の存在にホッとしながら読み進められます。そしてラスト。謎解き部分はある程度は予想できるものでしたが、それとは別のカタルシスが得られます。最後は号泣でした。 最近読書してなかったな、という人にオススメ。 | ||||
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非常に読後感が不思議だった。 というのも、作品中に何度も残忍な殺人シーンが描かれている一方で、後半になると、親子愛、家族愛に満ちた感動すら憶える作品であったため。 主人公は、「ユリゴコロ」と題された4冊のノートをみつけ、その内容が殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった部分から物語は始まる。 告白文の内容はかなり衝撃的であり、それが主人公の身内の書いたものであるという点で二重のショックを受けるが調べてみると、色々と意外な事実が判明する。 読み始めから中断を許さない面白さが最後まで続く、素晴らしい作品だった。 | ||||
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