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ユリゴコロ
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ユリゴコロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全196件 21~40 2/10ページ
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沼田まほかるの小説は好きでアレコレ読んでいます。そして何となく登場人物の 共通性とかパターンがわかってくる。 男性に性的加虐性を呼び起こす弱弱しいタイプの女性がいて 同時に彼女に惹かれ守ろうとする男性をも引き寄せる。 最後はねじりにねじまがった事件の後、 献身的な愛が自己犠牲という形で終末を迎える。 これほど欠陥品のように生まれついた人間が殺されかけることで 突然変異のようにまともな人間に生まれ変わるところ、 中年の女性が一人でヤクザまがいの男を殺して死体を片付けるなど ちょっと苦しい設定もあるけど、エンターテイメントとしては仕方がないところでしょう。 母性は何より強い。「彼女がその名を知らない。。」の最後は男の愛情というより 親の守護に近い気がするし。 それでも最後まで読んで、意外な人物が全編にほんのちょい役のように 出ていたので、もう一度最初から読み返したくなる、というのは この手のミステリーの王道なので評価したいです。 | ||||
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何故かamazonでkindle版を購入していて、請求がきて気づくという始末汗 | ||||
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スラスラ読めます。冒頭からのインパクト、散りばめられた謎、予想出来ない展開ほんとに素晴らしいです。 沼田さんの作品は二冊目ですが、淡々とした日常の風景を切り取って、残酷に、深く、冷静に表現する魅力にハマってしまいます。でもいつも何か腑に落ちないものを残して終わらせるのですね。 ユリゴコロも一気に読んでしまいましたが、読み終わったあとは全てが繋がりスッキリ!ハッピーエンド! しばらくして、あれ?今まで理由もなく殺された被害者達は?しかも子供って、、と考え余韻がパーッと消え去りました笑 まとめると、倫理も秩序もこのストーリーにはありません。でも小説としては面白いです。 | ||||
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勧善懲悪という要素は皆無なので、受け付けない人が一定数いると思います。 欠落した人間の苦悩と、その周囲の人間の苦悩、そしてその救済の話です。 名前も知らない登場人物の死に心痛める共感性の高い人にはおすすめできません。 | ||||
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一気に続けて2回読んでしまいました。 読んでいるうちにドンドン吸い込まれて行きました。 初めての頃は何かしら恐ろしさかったが、 最後は母親の愛情に胸打ちました。 | ||||
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「彼女がその名前を知らない鳥たち」では、世の中にどこでも存在するような愚かな女を描き「ユリゴコロ」では、世の中になかなか存在しないほど、悪を悪とも理解せず運良く咎められない女を描き、どちらも「究極の愛」を信じさせてくれる物語だった。平穏と仄暗い狂気が紙一重に満ちている感じが好きです。 | ||||
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一気に読みふけってしまいました。 このワールドからなかなか抜け出せません。。 | ||||
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先に映画を観るか原作を読むか。私は先に映画を観てから原作を読みましたが、時間がたつのを忘れるくらいおもしろかった。 | ||||
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人に勧められて購入したのですが、個人的には読んでいて気持ちが悪かったです。 最近有名になっていますが…ちょっと理解しかねる作品でした。 | ||||
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ただただ最後の結末には感動。 映画よりやっぱり小説派 もう一度読み返したい | ||||
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新品のはずなのに、ビニールで包装もされてたのに開けたら水で濡れて乾いたみたいに表紙は表も裏もヨレヨレ、端の四隅はハゲてるしボロボロで残念です。 | ||||
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この作品のテーマは「愛」である。 ほとんど感情を持たなかった殺人鬼が殺人を通して感情を身に付け、やがて愛することを知る。 そのストーリーを「ノート」で語らせながら、様々な「愛」が事件を起こしていく。 「ノート」の世界はいままでの”まほかるワールド”である。陰鬱で淡々とした語り口で歪んだ世界を描いていく。 一方で「ノート」以外の場面は今までの作品と異なり、どことなく明るさがある。兄弟の会話などは少しほっこりさせられる。 しかし時折「ノート」以外の場面で「ノート」の世界が見えてくる。 この2つが最後に大きく結びつき、圧倒的な愛が見せつけられるのである。 まほかる氏の魅力は、読者をとらえて離さない筆力であり、物語は二の次だと思っていたが、この作品は筆力と物語が高度に結びついたすさまじい作品であると感じた。 結末は何となくだが想像できてしまう。でもそんなことはどうでもよくなるような筆力と展開である。 時折、文章に押し倒されてめまいがするような、そんな強引さがある。 この作品は吉高由里子主演で映画化されているが、見ていない。きっと映画ではこの小説の圧倒的な愛を表現できないだろうから。 自分は読書があまり好きではないので、小説は読み倒すものと思っていたが、この作品は読了後すぐに読み返し、号泣してしまった。 まほかる氏の作品は好きで長編はすべて読んだが、間違いなく本作は氏の最高傑作である。 そして私の中でも現時点で小説の最高傑作である。 | ||||
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前半から中盤までに出てくる謎の「手記」の内容が 美しくも残酷でどんどん読まされて行きます。 手記が終わってからはちょっとご都合主義的展開で 最後なんと、それなりにハッピーエンドで終わっています。(びっくり) この作者のほかの作品も読んでみたくなりました。 面白かったです。 | ||||
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ラストはちょっと読めてしまいましたが、とにかく、先が気になって一気に読んでしまいました。 美しく生々しく五感に迫る描写 少女の中での殺人がどのような形でうごめいているのか、私には意外なほど爽やかに伝わってきました 暫くは沼田まほかる作品を漁ると思います | ||||
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同名映画の予告の松坂桃李に惹かれ、(映画はみていませんが)購入しました。思った通りの展開部分も巧みな筆運びで引き込まれますが、思いもしない展開に最後まで楽しめました。ユリゴゴロが私のまほかるデビュー作品になりましたが、続いて他の作品もよんでいます。 | ||||
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映画を観ましたが、原作とはだいぶ違うようでした。沼田まほかるさんの本は好きですがあまり出ないので待ち構えてという感じで購入します。 | ||||
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途中で予想がついてしまいました。ちょっと性格変わりすぎ?でも内容はぐんぐん引き込まれて面白かったです。 | ||||
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ふ~ん、『吉高由里子(ユリコ)』が「ユリゴコロ」か…。書店で目に留まった。吉高のファンなんだなー、人殺しが絡んだミステリーときた。即買い。カズオ・イシグロの「充たされざる者」読後の長い嘆息、大概の本はヘラヘラ読める自信が付いていた。気を取り直して本作を早速読み始めた。瞬く間に冒頭から引き込まれ、ホラーさながらの展開に皮膚が粟立ち、肩越しに怖気も妄想したりで、頁を繰る手が止まらなかった。途中から物語の様相が一変、謎を垣間見せつつも、筆者は手綱を緩めずに終盤を突き進む。織姫と彦星に浄化の道筋が開けるはずも無いが、諦観にも似た心を寄せ合って昇華の旅に出立、成す術も無く見送る子等との永遠の別れ…。非現実てんこ盛りのストーリーテリングでアンバランスな感は否めないが、描写力と説得力が勝って渾身の作品に仕上がっている。還暦を過ぎた爺がダラダラ涙を垂れ流し、且つオイオイ泣き崩れた本に出合ったのは天童荒太の「悼む人」以来かしら。映画にも期待が高まる。 | ||||
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たしかに、非常に読みやすいです。 ページ数も少ないですし、面白く一気に読めます。 ただ、途中から、登場人物の描かれ方で、ひょっとして?と思う点があり、最後にやっぱりかと思ってしまったので、☆は3つ。 でも内容は少しはじめはホラーな感じがしますが、ミステリーかと問われても、恋愛かと問われても、どのジャンルに入るのかちょっとわかりません。 何人もの多くの犠牲者を出しているのに、なんとなく、爽やかに終わろうとしている。 たしかに、主人公やその家族はそれでいいのかもしれないけれど、でも、それまでの犯罪は、その家族は? そこまでえぐって書いていてくれれば、読後、少し、納得できたかもしれないです。 読み手によって大きく、感想は分かれる作品だと思います。 | ||||
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映画が好きなので原作を購入しました。映画が原作と大きく違ったので楽しく一気に読んでいました。 作品内容はとても面白く、非常に引き込まれました。 主人公が見つけた殺人鬼の告白であるノート。その内容は冷静の口調で殺人鬼の虚しい心境を丁寧に描写し、物語の最初から段々に展開する。本作において一番おいしいところだと思います。 が、物語の終盤は、いくつか不足なところがあると思います。(ネタバレ注意) 美紗子のノートを読んだ後、「アナタ」である主人公のお父さんの心境はあまり触らなかったことはすごく残念でした。 最後ですべての真相が打ち明けられたところ、主人公はいろいろな思いがあるはずだけど、急に物語の完結を迎え、その心境の描写も不足だと思います。美紗子の家族は肝心なところなんですが、その後それぞれはどう思いますか?英実子が自分の人生を捨てて姉になることも、少々不現実だと思う。 テーマは夫婦愛や親子愛、どちらも描写不足で惜しいと思います。 | ||||
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