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ダークライン
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ダークラインの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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とにかく、「探偵」が多すぎる。 13才のスタン、姉のキャリー、スタンの友人で父親に虐待されているリチャード。 この3人に任せておけば、青春小説としても味わい深く、面白かっただろうに。 そこへ、スタン一家が経営するドライブインシアターの映写技師・黒人の老人バスターがにわかに探偵として加わる。そう。にわかに。 飲んだくれで、気むずかしく、白人であるスタンとはろくに口もきかなかったバスター老人が突如として過去の殺人事件を掘り返し始めるのがなんとも唐突で、不自然に思える。バスターが若い頃にインディアン居留地で保安官を務めていたという経歴があるにしても。 次に、スタンが偶然発見した箱の中の手紙、日記が一通として引用されていない。単に、「こういうことが書いてある」と説明されるのみだ。 殺された少女達はどのような言葉で語っていたのか?なぜ、手紙や日記の一部でもいいから載せないのか? 過去の新聞記事についても同様で、なんとも工夫がないのだ。 犯人は、まあ、意外な人物といえるのかもしれないが、あまりの急転直下の結末についていけない。 また、いくら虐待されているとはいえ、子どもが親の首を鎌でちょん切るものだろうか? 「ボトムズ」でも、父親が息子に捜査の進展を過多に語るという興ざめを味わわされたが、本書もまた同じ問題をはらんでいる。 唯一良かったのは、これも「ボトムズ』同様、犬が死なないこと。 家族で経営するドライブインシアター、16才の美人の姉にいつも無知をバカにされている弟。地中から掘り出した箱の中の古い手紙ーーと面白い道具立てはそろっているのに残念。 最後のほうはとばし読みしてしまった。もうランズデールは読まない。 | ||||
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