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冬を怖れた女



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【この小説が収録されている参考書籍】
冬を怖れた女 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)

冬を怖れた女の評価: 4.67/5点 レビュー 3件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

めちゃくちゃ面白い!

スタガーのふたつの恋。ひとつは依頼人の妻とのよくある的な恋。ひとつは殺された娼婦の残像との恋。娼婦の残された声を聞くために留守電に電話をするスタガー。彼の孤独を強烈に印象づける名場面だと思う。
冬を怖れた女 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:冬を怖れた女 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)より
4576871595
No.2:
(4pt)

孤高の探偵の魅力で読ませるシリーズ二作目

警察腐敗を内部告発した男が殺人の容疑を掛けられ・・・というお話。
今回は腐敗した警察を告発した男の無実を晴らそうと、スカダーが捜査する話で私立探偵ものの定石どおりに様々の関係者に聞き込みの回る内に事件が意外な方向に発展するという展開でした。
はっきり言ってこの時点では、後の私立探偵小説/ハードボイルドのジャンルの偉大なシリーズになるという予感は見出せませんでしたが、プロットや謎解きなどは、流石にこのシリーズを書く前に色々修行して書いていただけあり、まずまず納得できる出来ではありました。
キャラクターもそれぞれ魅力があり、やはり主人公のスカダーにはなんとなく男も憧れるような所があり、読ませます。ただ、アル中というものがどういうものか、殆ど酒を呑まない(呑めない)私のような輩にはいまいちよく判らないものがるということも付け加えておきます。それと、作中スカダーが人妻とあっさり関係を結ぶ所なども私のような40独身男で異性と交際したこともない野郎には不可解に思えました(やっかみもありますが)。☆3・7くらい(四捨五入ということで)。
栴檀は双葉より芳し、といえるかどうかは判りませんが、良く出来た二作目。続きも読んでいきたいシリーズ、機会があったら是非。
冬を怖れた女 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:冬を怖れた女 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)より
4576871595
No.1:
(5pt)

前期三部作

マット・スカダーシリーズの2作目。
第1作の「過去からの弔鐘」と、この第2作「冬を怖れた女」が1976年発表。翌1977年に3作目の「一ドル銀貨の遺言」。
この三作が続けて発表されている。これを、スカダーシリーズの前期三部作と呼ぶ。(勝手に)
4年後の傑作である第4作「暗闇にひと突き」以降にくらべれば、どれも小粒であるとは言えるが、
スカダー誕生の瞬間に立ち会っているというスリルは味わえる。
マット・スカダーシリーズという希有のミステリの一部として、文句なく☆5
冬を怖れた女 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:冬を怖れた女 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)より
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