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黄金の島
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黄金の島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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以前、友人の結婚式でホーチミンに行ったことがあり、小説を読みながらベ トナムの街並みが頭の中で巡るようでした。雑誌に連載されていたためか、次 の展開が楽しみで、一気に読めます。 ただ、逆に著者が最初からストーリーや結末を考えて書いていたわけではな さそうで、登場人物の心情や行動がどっちつかず、何が最大のテーマかが分か らないまま書き進めている印象がありました。 特に日本を目指して、上陸を目指す終盤がどう着地させようか悩みながら、 えいっやという感じで終わらせてしまったようなのが残念でした。仲間や恋人、 家族との信頼関係、仁義がテーマだと思うのですが、結果的には消化不良になっ てしまった印象を持ちました。 | ||||
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この作者のは、他の作品でもそうなんだけど、ちょっと冗長では無いでしょうか?とはいっても「奪取」は、長いながらも内容が詰まってるので良かったのだが、本書とかは無駄に長く感じます。 それもだし、主役のヤクザがベトコンと一蓮托生の関係になるのがちょっと強引と感じます。あまりにもベタでは無いでしょうか。そりゃたしかに彼らの境遇は悲惨だし、そこに同乗するのは分かるし日本語教えてやるのもけっこうだけど、そんな命までかけるかなぁ・・・? それに、主役のヤクザが、元海の男っていうのも、なんかやけにご都合主義っぽく感じました! | ||||
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海外に逃亡した日本のヤクザと、日本に渡りお金を稼ぐ事を目的とする ベトナムの若者たち。この二者が、やがて出会い物語は進展します。 日本人から見れば、日本はそれほど住みやすい国とは思えませんが、 一攫千金を夢見るベトナム人から見れば、「黄金の国」に見えるんでしょうか。 日本に来ても、あまり良い事は無いように思えますが。 グループを作りシクロをこいでお金を稼ぐ若者たち。 市民に因縁をつけて賄賂を巻き上げる警官。 夢を実現するため体を売る女たち。 異国でフィクサーとして活動する日本人。 日本で修司を外国に追いやる事になった女性とヤクザの幹部。 様々な人の思いが交錯し、やがて日本から逃げてきたヤクザの修司くんは、 ベトナムの若者たちに手を貸して日本を目指す事になります。 果たして下巻で彼らを待ち受ける運命やいかに。 | ||||
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「日本で働いたお金でビルが建った」。 アジアのエマージェンシー諸国(発展途上国)では、こんな話を信じて日本に行こうとする人たちがいる。貧窮した彼らが正規のルートで日本へ入国できるはずもなく、密航船にすべてを託し夢を追い求め大海原へ出ていくのだ。 日本にいられなくなったタチバナが流れ着いたのはベトナム・ホーチミン。そこには、裕福な生活を夢見る少年たちが、途方もない密航費を稼ぐためにつたない英語で観光客を相手にする人力タクシー・シクロを漕いでいる。タチバナはカイが率いるシクロ乗りの一団から安いホテルを紹介してもらう変わりに、彼らに日本語を教えることに。そんななか、日本への密航船にカイの仲間が乗ることになった。しかし計画は失敗、カイの仲間は打ち殺されてしまう。それでも日本へ向かうことを諦めない彼らをみて、日本へ戻ることを決意したタチバナは一緒に連れて行くことに。日本へ向かうことになった彼らを待ち受けているのは!? 久しぶりの冒険小説だ。しかし書評子的には、連載をまとめたものらしく若干の尻つぼみ感は拭いきれない気がした。深読みのし過ぎかもしれないが、連載期間内に完結させようとしたのではないだろうか。船に乗ってからが短い気がする。 | ||||
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もともとが雑誌に連載されたものであるためか、次の展開に期待を持たせる文章構成が徹底されており、読み出したら止まらないです。ただ残念だったのは、国外逃亡したヤクザ坂口の存在が、単なる「語り部」としてとしか機能していないこと。物語の本筋は、黄金渦巻く島「日本」に行くことを夢見るベトナム人シクロ乗りの話なので、あまり共感が持てませんでした。希望に向かってがむしゃらに生きているという意味では、「戦後」をリアルタイムで経験した人たちは、別の感想を持つのでしょうか...? | ||||
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