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(短編集)

光る鶴



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【この小説が収録されている参考書籍】
光る鶴 吉敷竹史シリーズ16 (光文社文庫)

光る鶴の評価: 2.80/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

光る一作

島田氏のカッパノベルスから21世紀初頭に出した吉敷竹史の肖像に書きおろしを1作加えてタイトルを変えて文庫化した作品。
メインの光る鶴は島田氏のテーマでもある冤罪をモチーフに描いた力作。
トリック自体は懐かしい昭和テイストだが、それが本作には合っている。
実際の事件をアイデアにして書かれているため地味だが、吉敷ものにはこのテイストがしっくりくる。
この泥臭さが御手洗シリーズとは異なる魅力なのだ。
しかし、マニアックな本格推理は御手洗もの、通俗向けは吉敷ものと80年代から並行して続いてきたシリーズだが、2000年代初頭の本作以降吉敷シリーズはピタリと刊行が止まってしまっている。
本格ミステリーを一般向けに布教するという目的で書かれていた吉敷ものだが、本格ミステリーが成熟した今ではその役目を終えたということだろうか。
後、1作くらいちゃんと決着を付けた吉敷ものを読みたい気がするが。
光る鶴 吉敷竹史シリーズ16 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:光る鶴 吉敷竹史シリーズ16 (光文社文庫)より
4334741193

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