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(短編集)
光る鶴
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光る鶴の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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島田氏のカッパノベルスから21世紀初頭に出した吉敷竹史の肖像に書きおろしを1作加えてタイトルを変えて文庫化した作品。 メインの光る鶴は島田氏のテーマでもある冤罪をモチーフに描いた力作。 トリック自体は懐かしい昭和テイストだが、それが本作には合っている。 実際の事件をアイデアにして書かれているため地味だが、吉敷ものにはこのテイストがしっくりくる。 この泥臭さが御手洗シリーズとは異なる魅力なのだ。 しかし、マニアックな本格推理は御手洗もの、通俗向けは吉敷ものと80年代から並行して続いてきたシリーズだが、2000年代初頭の本作以降吉敷シリーズはピタリと刊行が止まってしまっている。 本格ミステリーを一般向けに布教するという目的で書かれていた吉敷ものだが、本格ミステリーが成熟した今ではその役目を終えたということだろうか。 後、1作くらいちゃんと決着を付けた吉敷ものを読みたい気がするが。 | ||||
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