■スポンサードリンク


情事の終り



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

情事の終りの評価: 4.17/5点 レビュー 24件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.17pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全19件 1~19 1/1ページ
No.19:
(5pt)

超迅速配達&丁寧な梱包

超迅速配達&丁寧な梱包でした。イギリスの有名な書籍なので、これからじっくり読んでみたいと思います。
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.18:
(4pt)

古典もいいです。

特になし。
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.17:
(4pt)

満足

満足
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.16:
(4pt)

単純な情事の話ではない、奥深い物語

何度もノーベル賞候補にあがったイギリスの偉大な作家の作品。
著者は著名な映画の脚本も執筆している。
絡み合った男女の関係に意外などんでん返しが・・
推理小説でもあるようで、切ない純愛のようでもある物語です。
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.15:
(4pt)

3分の2は恋愛小説で後半3分の1はキリスト教(カトリック)の教理解説

私のようなキリスト教と縁の薄いものにとっては不思議な小説だ。サラは彼の友人の妻であり、彼とも不倫の恋をし、他にも・・・という疑いが彼を苦しめている。グリーンお得意のミステリー仕立てで、作家である主人公とサラの恋愛が語られつつ、サラの秘密が徐々に明らかになる。というのは3分の2くらいまでの話。で、後半はいろいろな奇跡の起こった話になり、弁証法的なカトリックの神学的理論のようなものに昇華されていく。
ここからは私の感想。3分の2のところまで読み終わって「いい小説でした、これで普通は終わりでしょう、え、ここから何が始まるの」と思ったのである。グリーンは、イギリスでは少数派のカトリック信者で、サラのいろいろな場面での言動にカトリック的な意味づけを行うので、私にはそこそこ違和感がある。その辺の記述がつまらないわけではないが、もっと他の描き方はなかったのかと思ってしまう。
ちなみに私が読んだのは田中西二郎訳なのだが、翻訳のせいか読みづらいところがあった。違う訳で読んでみたいが、他も読まねばならず時間がない。
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.14:
(5pt)

お気に入り

大好きな本になりました。これは本当に人それぞれなんですけど、涙なしでは読めません
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.13:
(5pt)

今回買った満足のいく商品。

素晴らしいガジェット。 売り手は非常にいいです。 私が助けを求めるときはいつでも、私はすぐに答えました。 私は別のものを買わなければならないと思っているので、私が必要なときに検索する必要はありません。 これらは素敵です! 絶対に完璧! 製品に満足して、本当に良い、速度が速いです。多くのものを買って非常に満足している、非常に良い売り手私は頻繁に来る
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.12:
(4pt)

読みづらいが、語り手にしっかりついていけば、その先に衝撃あり

グリーンはスパイものと短篇集しか読んでいなかった。
ドロドロした恋愛ものがそもそも苦手で、これも偶然読むことになったのだが、読んでよかったと思っている。
「恋愛」もの、というよりは、恋愛を軸として神の存在を問うている作品のようである。

第三部までは、語り手の憎しみの吐露がひたすら続いて(愛ゆえではあるのだが)、読むのがかなり苦痛だった。
グリーンお得意のサスペンス仕立てがなければ投げ出したかもしれない。
我慢して読み進むと、サラの失踪の経緯について書かれた部分(p.180-81)にたどり着く。
ここを読んだときは体に電気が走るような衝撃を感じた。
恋愛小説をほとんど読まないからかもしれないが、私にはとてもインパクトがあった。

他の方も仰っているように、カトリックの知識が全くないと、理解に苦しむ部分はたくさんある。
その昔、山形和美先生のご著書をいくつか読んだが、読んだつもりでいるだけで、どのくらいわかっているのか自信はない。
それでも、愛する人を思うsinnerの祈りや、その愛を知らぬ者の愚かさや懐疑は切実に感じられた。

語り手は神の存在を認めるかどうかで煩悶するが、結局のところ、サラを愛したがゆえに憎み失った、その苦痛を糧に生きていくことになるようだ。
「私は毎日少しずつ死んでいくが、あの苦痛を保ち続けたかった。人は苦しんでいる限り死なないのだから。(p.267)」
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.11:
(4pt)

カトリシズム全般及び作者の個別状況に関する理解がないと中途半端な読みに終わるのでは

原題は『The End of the Affair』。98頁の私立探偵であるパークス氏の調査結果の開陳や第三部のサラの日記からどんどん物語が動き始め、サスペンス味もあってさすがの読後感。ただ、キリスト教における原罪性や作者のどろどろの人生経験(例えば377頁参照)への理解がないと、どうも読みが中途半端な感も。主人公(転じて作者)が自らをモームと比肩した箇所には苦笑(246頁、286頁、289頁、327~8頁など)させられるとともに、奇蹟の使い方も通俗的。

「小説家の仕事の多くは無意識のなかで起こる。紙に最初の一語が書かれる前から、心の深淵に最後の一語が書き込まれているのだ。私たちは物語の詳細を思い出すのであって、作り出すのではない」(64頁)。
「人間は自分の姿に似せて髪を作りましたから、神を愛するのは自然なことです」(201頁)。
「聖アウグスティヌスは時がどこから来るのかと問いました。彼の答えは、時はまだ存在していない未来から現われ出て、現在という一瞬に注がれ、存在しなくなった過去に流れ去っていくというものでした」(350頁)。
「僕は人生という病にかかり、健康によって蝕まれている」(355頁)。
「神よ、あなたはさんざん好きなことをやりました。私からさんざん奪いました。私は愛することを学ぶには疲れ果て、年を取りすぎています。どうか私のことは永遠に放っておいてください」(374頁)。

また、訳ですが、ところどころどうにも意味がとれないところがありました。15頁に「小料理屋」とありますが、ロンドンでそれはないだろうという気もします。
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.10:
(5pt)

商品には満足です

綺麗な状態で送っていただき、満足しています。
今後ともよろしくお願い致します。
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.9:
(4pt)

お勧めは心理描写です。本はとても綺麗で、早く届きました。

有能な作家が、不倫相手について心情をつづった形の小説です。グレアム・グリーンとしては、読みにくい部類に入る文体で書かれているのが特徴ですが、それだけ一人称の語り口が効果的に心情を表現できていると思います。読み飛ばしが出来ない本で、いやでもじっくり読むようになります。
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.8:
(5pt)

The End of the Affair by Graham Greene

今までに何度読んだことでしょう。読む度に心に深く染み入るものがあります。グレアム・グリーン著の初期の4冊:「ブライトン・ロック」、「権力と栄光」、「事件の核心」と、この4冊は、グリーンが文豪であることは もとより、すばらしい人間性と、人間を超える存在に関心ある方にとっての必読書のように思われます。
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.7:
(5pt)

ものすごく面白い

最初から最後まで1行たりとも無駄なくどっぷり浸かってさらに繰り返し読んでも飽きません。
特に、ユーモア(黒々としています)にやられました。旦那をののしったり(もちろん心の中で)、
子供探偵と、愛人と目星をつけた男に会いに行ったり、サラが神様にあてた手紙を読んで(もちろん
愛人あてだと誤解している)、自分たちの情事は玉ねぎになぞらえていたよと自嘲したり、
極めつけは、唐突に登場するサラのお母さん!お下劣で、読んでてひっくり返りました。
こんなに面白い小説、読んだことがない!ユーモアがこんな形で表現されてしまうともう全く
まいったとしかいえません。
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.6:
(4pt)

素直に感情移入できない

グリーンの代表作ということですが、読後の感想は正直微妙です。

人妻と不倫していた作家が、彼女の心変わり後もあきらめきれず、探偵を雇って彼女の新たな恋人が誰なのかを探るという話ですが、読み進むにつれ、人間の愛情と神の愛という、宗教的な話になっていってしまいます。
言ってしまえば、作家は神に嫉妬していたという結末なのですが、「自分の愛はあなたの愛に勝つ」といった感じで、彼は最後まで神にケンカを売り続けます。
キリスト教徒でない私にとっては、この心理はいまひとつ腑に落ちない感じです。
決して話がつまらないのではないのですが、登場人物に感情移入できないというのは、読んでいて少々辛いものがありました。

英文自体はそう難度は高くないのですが、宗教関係の用語とか、ヒロインの夫の勤務先である役所のしくみとか、いまいちよく知らないので、こんな感じかな、と推測しながら読みました。

もう少し時間を置いて再読すれば、持ち味がじっくり味わえる小説なのではないかと思いました。
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.5:
(5pt)

芳醇な香りがする小説

私は映画「ことの終わり」が好きで、ぜひこの原作を読みたいと思っていて、公開からだいぶ年月を経て、やっと読書する機会に恵まれました。まず最初に感じたのは、非常に文体が美しいということです。この小説が書かれてから数十年を経ているので、読みにくいかな?と危惧していましたが、原文も翻訳も素晴らしいのか、読みやすかったです。映画で見た映像や俳優達を想像しながら読んだので、私にとっては功を奏したのかもしれません。無神論者の主人公のベンドリクスは作家で、高級官吏の妻、サラと道ならぬ恋に落ち、情事を重ねます。空襲の日に、突然サラから別れを告げられたベンドリクスは、愛が憎悪に変わり苦しむ日々を送っていました。そんな彼が、あることをきっかけに、サラが自分のもとを去った理由を知るのです。その経緯の描写と展開が非常に見事で、嫉妬と憎悪に苦しむ一人の男の葛藤が克明に綴られ、映画で主役を演じたR・ファインズの姿を、つい思い浮かべてしまいました。小説の終盤、やがて彼が知ることになる、嫉妬の対象だった、あるひとの真の姿と「奇蹟」が感動を呼び、ラストの結びの一文がさらに深い余韻を残します。ベンドリクスが、サラと恋に落ちる食事の描写「玉葱料理」の一節も見事だし、二人の情事の描写も美しく、文章に色彩を感じました。映画は、原作を脚色した部分があり、割愛されたエピソードも多いですが、原作の味わいを損ねない上質な作品に仕上がっています。原作である小説は、芳醇な香りに包まれた極上の愛と信仰の物語だと思いました。
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.4:
(5pt)

神の前に永遠の愛を誓われたあなたへ

ブックカバーの背面に、「激しい恋が、始めと終わりのある“情事”へと変貌したとき、“あなた”は出現した。“あなた”はいったい何ものか。・・・絶妙の手法と構成を駆使して、不可思議な愛のパラドクスを描き、カトリック信仰の本質に迫る」とある。浮気、情事、不倫・・・いろいろあろう。その趣も様々であろう。物語の中で窺い知るカソリックの倫理感は新鮮である。また強く、深いものを感じる。生きることに、これほど悩まぬ自分に気づく。「存在するかもしれない何か」(本文から)をこの物語のように感じるだろうか。胸のうちでの自身との対話の中に、異なる意見を超えた“もう一人の自分”を感じることはある。何とも不可思議な体験であろう。未熟で読むのに手こずった。おそらく半分も理解していないだろう。再読する本。
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.3:
(5pt)

深く重い主題

神の愛と信仰と、主人公のモリス・ベンドリクスが友人ヘンリ・マイルズの妻のセラ(サラ)とする不倫が主題です。この本は辛い恋愛を体験したすぐ後に読みました。ですので、モリスとセラの気持ちが痛いほど心に染みました。Graham Greeneは大人になってから、自分の意志で、聖公会からカトリックに改宗した人です。カトリックの聖人のダミアン神父、この方はハンセン病の施設に派遣され、自身もその病になりましたが、プロテスタント側から「彼はもともと女性関係に甘いところがあり、病気に感染したのはそれが原因である」とする批判があり、Greeneはそれに対して、少し記憶が曖昧ですが、「もしもそうだとしても、そこにこそ神の栄光がある」と反論していたと思います。品行方正な人たちと神の愛ではなく、世間では蔑まれる不倫をする男女と神の愛という、一見矛盾するようでありながら、深く重い主題を扱っています。親鸞聖人の「言わんや悪人をや」に通じるところがあるのではないでしょうか。神の考えは人間の理解を超えた深いところにあると思うからです。以上、原著のThe End of the Affairのレビューに書いたことを、こちらに転記しました。原著のGreeneの文体はとても美しいのです。ですが、日本語と英語の語順の違いから、これを翻訳で再現するのは不可能だと思います。原文はそれほど難解ではないので、初めて読む英語の小説としても良いと思います。
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.2:
(5pt)

「信仰の始まり」

小説のタイトルは「情事の終わり」だが、内容は「信仰の始まり」ともいうべきもの。キリスト教は日本人からみると逆説に満ちているが、特に「奇跡」は理解しづらい。そういう点で、この小説はカトリック信仰に関心のないひとには不向きだ。しかし、カトリックの信仰を理解しようとするひとには、フランスの作家ベルナノスとならんでグリーンはとても面白い。特に、本書は「奇跡」を扱っているので、両作家を比較するのも興味深いかもしれない。グリーンには『権力と栄光』という傑作もあるので、併せ読みたい。 以下は、私的な感想。 サラァは神と出会ったことにより、情事を終えざるをえなかった。自分の意志ではなくとも、神と対話を始めてしまってからサラァの心は神に奪われてしまったといってよい。その意味では、ベンドリクスが恋敵のように神を憎むのは正当である。サラァの心を得ることの出来なかった男たちは、神を憎む必要はなかったから、サラァによって神に導かれる・・・・(小説には結果が書かれていないけれども)。ベンドリクスの「愛」は与えるものではなく、あくまでも得るためのものであるから、しかも、自ら言うようにサラァの心ではなく「肉体がほしかった」ゆえに、遂にサラァ(神)を理解することはできなかった。いや、あるいは薄々気づいていたのかもしれない。ベンドリクスの反論する、サラァが跳躍したように跳躍することによって、みんな聖人になれるではないか、「もしきみが聖人なら、聖人になることはそんなにむずかしくはないではないか。それは彼がわれわれのうちの誰にでも要求できることだ。跳躍。」という言葉に、おそらく作家の真意があるのだろう。
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011
No.1:
(5pt)

十字の物語

グリーンの傑作とも言うべき作品。この作品は、サラとベンドリクスが別れた「情事の終わり」から始まる。サラはある日、「愛は終わるものではありませんもの」という言葉を残し、忽然とベンドリクスの前から姿を消す。ベンドリクスは、サラが姿を消した真相を探るため探偵を雇う。探偵は、サラの紙屑箱に捨てられていた一片の紙を盗み出すことに成功するが、そこには恋人へと宛てられたと思われるサラの大胆な愛の言葉が綴られていた。サラの新しい恋人に嫉妬したベンドリクスは、彼を探し出すことを決意する。サラの新しい恋人は一体何者なのか?サラの別れの理由は一体何なのか?グリーンが仕組んだ意外な結末は、作品を読んでからのお楽しみである。情事という愛欲に耽っていた男女の「情事の終わり」から始まる物語、作品を読めばこの開かれた世界を感じることができるはずである。
情事の終り (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:情事の終り (新潮文庫)より
4102110011

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!