名誉領事
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小田島雄志氏の訳が読みにくい。 原文の語順に忠実にしたかったのか、 「彼は微笑みながら答えた、(略)父の希望の表情と同じように。」 みたいに、やたら倒置している。 個人的に、グリーンの小説は、現在と回想が複雑に入り混じっていて 混乱しやすいので、なかなか話の流れに乗れない。 慣れない訳文はつらい。ここで減点1つ。 また、イギリス人が南米を舞台にした小説、というのもマイナス1つ。 パラグアイやアルゼンチンの男性を「マチズモ」という言葉一つで要約しているが、 例えば日本を舞台にした外国作家の作品で、日本人気質を「サムライ」や「カミカゼ」 といったキーワードで十把一絡げにされたら国辱もののトンデモ本になるだろう。 やはり、住み慣れたイギリスを舞台にした作品の方が、信頼できそうな気がするのだが、 彼の小説は中南米を舞台にしたのが多いんだな。 | ||||
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1973年、69歳になる大作家グレアム・グリーンが発表した長編で、英米、独仏でベストセラーになったものだが、日本ではあまり売れなかった。物語は、アルゼンチンで、反米ゲリラが米大使と間違えて誘拐してしまった「名誉領事」チャーリーと、英西混血で英国から亡命した男の息子の医師プラーが中心で、チャーリーは酒びたり、売春宿にいた女クララを妻としているが、プラーはそのクララと密通しており、ゲリラの中に幼馴染がいたため、隠れ家へ呼び出される。 グリーンお得意のサスペンス小説だが、奇妙なリアリティがあって、日本でよく読まれる『ヒューマン・ファクター』より引き締まっている。完璧ということはできないが、読み進むうちに、人間の孤独、老い、死への恐怖といったものがひしひしと迫ってくる。 | ||||
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1973年、69歳になる大作家グレアム・グリーンが発表した長編で、英米、独仏でベストセラーになったものだが、日本ではあまり売れなかった。物語は、アルゼンチンで、反米ゲリラが米大使と間違えて誘拐してしまった「名誉領事」チャーリーと、英西混血で英国から亡命した男の息子の医師プラーが中心で、チャーリーは酒びたり、売春宿にいた女クララを妻としているが、プラーはそのクララと密通しており、ゲリラの中に幼馴染がいたため、隠れ家へ呼び出される。 グリーンお得意のサスペンス小説だが、奇妙なリアリティがあって、日本でよく読まれる『ヒューマン・ファクター』より引き締まっている。完璧ということはできないが、読み進むうちに、人間の孤独、老い、死への恐怖といったものがひしひしと迫ってくる。 | ||||
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