ジュネーヴのドクター・フィッシャーあるいは爆弾パーティ



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    初公開日(参考)1981年04月
    分類

    長編小説

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    ジュネーヴのドクター・フィッシャーあるいは爆弾パーティ (ハヤカワ文庫 NV 348)

    1984年03月15日 ジュネーヴのドクター・フィッシャーあるいは爆弾パーティ (ハヤカワ文庫 NV 348)

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    No.1:
    (5pt)

    グラン・ギニョール

    グレアム・グリーンが、いまどれほど読まれているのか、何作かはハヤカワepi文庫にでも入っているのだろうか。

    本作は、極度に戯画化した、あるシチュエーションの切り取りである。
    わたしには、これを物語と呼ぶには憚られる。

    全編が、偽善と欺瞞と、それに基づく救済、といえようか。

    筋書きは簡単だ。つまり、いるべきはずのないところにいたものの話。
    あるものは、ある偶然から、そこに赴くことになる。

    似たような話を、わたしはさんざっぱら読んだような気がする。

    それでも、語り手とその伴侶との出逢いと別れには、涙を禁じ得ない。

    だから、語り手とドクター・フィッシャーの対決など、付け足しに過ぎないとも、いってしまいたい。

    いわないのは、ドクター・フィッシャーの末路が予測できていたからであって、それは語り手の理解を越えていたからなのだ。

    本作の読みは、語り手とドクター・フィッシャー、どちらに肩入れするかで考えかたは変わるだろう。

    それでも、語り手の人生はつづく。おそらくはなにもない、かすかな記憶だけをたよりに。

    そしてドクター・フィッシャーとは、なんだったのか。

    グレアム・グリーンを語るなどおこがましいが、わたしは、かの作家を語るときのワードを意識的に省いている。

    なぜなら、『ジュネーブのドクター・フィッシャー』には、愛が満ち溢れているからだ。

    それが他者には理解しがたくとも、本人にすらわからずとも、愛はそこかしこにある。
    ジュネーヴのドクター・フィッシャーあるいは爆弾パーティ (ハヤカワ文庫 NV 348)Amazon書評・レビュー:ジュネーヴのドクター・フィッシャーあるいは爆弾パーティ (ハヤカワ文庫 NV 348)より
    4150403481



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