陸橋殺人事件
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
陸橋殺人事件の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 D ランク
陸橋殺人事件の総合評価:
9.20/10点 レビュー 5件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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鉄道の陸橋のそばのゴルフ場で、プレイ中の四人が死体を発見したことから、素人探偵よろしく真相究明に乗り出すというストーリー。
なかなか捻りの利いた皮肉なプロットで、本格推理小説のパロディと感じる方もおられるかもしれない。
だが、後年のマイルズ・ブリードンを探偵役としたガチガチの本格推理ほどではないにしろ、様々に配置された手がかりを基にあれこれと試行錯誤を繰り返す推理という行為への並々ならぬこだわりはすでに顕著である。
よって、「推理小説を茶化している」というよりは、「真面目にふざけている」といったニュアンスが適当だろう。
アントニイ・バークリーの諸作でも味わえるような、ユーモアとミステリーのプロットが巧みにかみ合った作品なのである。
そして、前述のとおり推理へのこだわりが強いゆえに行きついた結論ではないかと推察するが、従来の推理小説への懐疑的批評的な視点もまた顕著であり、「推理小説が提示する真相は所詮ひとりよがりの仮説にすぎない」と考えているのだろう。
そんな作者の姿勢からは、世界に対する虚しさや諦念をひしひしと感じるのではあるが、しかしながら、それらの感情をすべてひっくるめた作者の想いは、ある登場人物のセリフに込められているのではないだろうか。
「ゲーム、ゲーム、ゲームばかり、ゲームのほかには何もなしだ」
ニヒリズムを自覚しながらもユーモアを忘れず、あえてゲーム性に徹する作品群を著したノックスを好ましく思う次第である。