百万に一つの偶然 迷宮課の事件簿2
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
百万に一つの偶然 迷宮課の事件簿2の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
迷宮課事件簿第二弾。 収録作は9篇で、いずれも他の捜査でいきずまった事件の関係の証拠から、偶然解決する事件が描かれております。 第一作よりも推理したり、推測する物もありますが、基本的にはほぼ同じ系列の作品になっている様です。 普通の推理小説や倒叙物の作品では、いかに合理的に事件が解決するかが、メインになる物が多いと思いますが、このシリーズの場合はいかに偶然が重なって事件が解決するかがカタルシスになっているので、普通の推理小説では味わえない、異質のカタルシスがある様に思えました。 ただ、証拠を重視した感じなので、まったく偶然だけで解決する訳でもないし、証拠重視は裁判でも使えるので、心理的な物を持ち込もうとして失敗したヴァン・ダインの作品よりかは合理的かもとも思いました。 深町眞理子訳のシャーロック・ホームズの解説によると、当時のイギリスでは偶然解決したりする他愛ない推理小説が多かった所にシャーロック・ホームズのシリーズが始まって、奇抜な発端から合理的に解決する展開で人気が出たらしいですが、この著者のヴィカーズは読者が怒るというのを承知でこういう風にしたとすると、結構大胆な人だったらしいですねぇ。実際にエラリー・クィーンが見つけるまで、埋もれていたらしいですが、前記の様ないい加減な推理小説と一緒くたにされて、忘れられていたのが偶然見つかって・・・だったらシリーズの趣旨と同じで面白いですね。 色々書きましたが、あまり前例のない異色の推理小説として価値があると思われる短篇集。機会があったら是非。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あるミステリ・ガイドを読んで購入。 「古さ」もおもしろみの一つと思えれば読んでみてもいいのでは。 現代のミステリで、この本にあるような展開だったら、怒るだろうな。少なくとも私は。 さらに読んでいてよく分からない文章にであう。 もちろん、「昔の日本語」の読み難さというのは理解しているつもりだ。これとは別に、純粋に分からないのだ。 自分がいやになる。題名の「百万に一つの偶然」も、何がどう偶然で、それがどう解決に結びついたのか、よく分からない。 くり返し読んでみて、あぁ、そういうことなのって感じだ。これは訳の所為なのか、読解力不足なのか? 面白くないというのではない。十分楽しめる作品ではあるが、「みなさんどうぞ、ほら楽しいでしょう」とはいえない作品だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
◆「百万に一つの偶然」 ストレットンは、自分の恋人を奪ったクロウチを殺害した。 そして、クロウチの死体と一緒に、クロウチが 連れていた飼い犬の死骸も自分の畑に埋めた。 その犬は、マスチフ種という希少な大型犬で、大変獰猛な性質だった。 六ヵ月後、安心しかけていたストレットンは、いきなり警察の捜査を受けることになる。 彼らは「マスチフ犬から知らせを受けた」と言うのだが……。 まさにタイトル「百万に一つの偶然」通りの結末。 ただこれは、ミステリというより、笑い話(ブラックユーモア寄り)でしょうね(w | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
◆「百万に一つの偶然」 ストレットンは、自分の恋人を奪ったクロウチを殺害した。 そして、クロウチの死体と一緒に、クロウチが 連れていた飼い犬の死骸も自分の畑に埋めた。 その犬は、マスチフ種という希少な大型犬で、大変獰猛な性質だった。 六ヵ月後、安心しかけていたストレットンは、いきなり警察の捜査を受けることになる。 彼らは「マスチフ犬から知らせを受けた」と言うのだが……。 まさにタイトル「百万に一つの偶然」通りの結末。 ただこれは、ミステリというより、笑い話(ブラックユーモア寄り)でしょうね(w | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|