フィデリティ・ダヴの大仕事
- 怪盗 (98)
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いや痛快なお話でした。 これが1930年代に書かれたといわれても全然ピンとこないくらい、現代感覚の読み物です。 天使のように愛らしい美少女フィデリティが、彼女に心酔する男たちを使ってお宝を盗みまくるお話。 私利私欲に走る者は彼女に目をつけられたら最後、徹底的なお仕置きが待っています。 その方法が巧妙かつ奇想天外で、警察も被害者も彼女が犯人だと分かっていながら手出しができないのです。 銭型警部ばりに彼女に振り回されてばかりの、レーソン警部もいい味出してます。 フィデリティは鳩のように純真無垢かつ偽善者であり、はかなげでありつつ鉄の神経を持つ女でもある。 彼女が身につける色の意味を考えつつ、 女の私も思わずひざまずいてしまいそうなフィデリティ様(笑)の仕事っぷりを楽しんでください。 | ||||
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ソフィ・ラングの様な悪女でもフォー・スクエア・ジェーンの様に目立たない女性でもなく、頭が良く可愛いくて陽気でお茶目な美人怪盗が活躍するピカレスク・ロマン。怪盗と云っても義賊タイプで、しかもレスター・リースの様に尻尾を掴ませない為、警察が逮捕出来ずに居る。既に古典になりかけている作品だが、ヒロインにも古さはまるで感じられない。一言で云えばアイドル。それも完全に 萌えタイプだろう。そんな彼女に魅せられた特異な才能の持ち主達が、彼女の犯罪を助ける。いつもしてやられるスコットランド・ヤードのレーソン警部補も最初は彼女の魅力に騙されているし、その後も、被害者の方が悪い奴だったりするせいか、彼女に敗れて歯噛みする割には、憎んでいる様子は無く、そればかりか被害者に依っては一市民として溜飲を下げている様にも見える事がある。ちなみに、この後、レーソン警部補は、後に別なシリーズでメインを務める事になる。 | ||||
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長年の翻訳ミステリファンには故都筑道夫が絶賛し、秘蔵の希覯書として紹介していたことで知られる半ば伝説的な作品。 断片的に雑誌に翻訳掲載はなされていたが、全編まとまって紹介されるのは慶事。 ミステリ史に残る倒叙物の傑作「迷宮課シリーズ」の堅牢で渋い語り口と違い、軽妙な筆致で語られる女義賊フィデリティ・ダヴ一味の華麗で爽快な冒険。捻りの利いたハウダニット。意外な展開に唸らされることしきり。 | ||||
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