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スウェーデン館の謎
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スウェーデン館の謎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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火村英生シリーズが好きなのでこちらを購入。 軽快なテンポでとても読みやすいです。冬の話なので冬に読むとよりリアルに読めると思います。個人的には、もう少し謎が深い方が良かったな…。 | ||||
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使い古されたありきたりな設定ではありますが、パズルを解いてるような感覚があって面白かった。火村英生シリーズの一つ。 | ||||
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こいつはとてつもなく重い作品です。 それは、毒舌の名探偵火村の 最後の言葉の少なさからも容易に推測できることでしょう。 事件はタイトルの館で起きます。 残された足跡が限られたものしかなく どうあがいても犯行は内部犯行へと 絞らざるをえない状態になります。 この作品は「見た目の文章、状況を信用しない」 というミステリーの典例を言った作品でしょう。 1作目の国名シリーズと同じで表現にも 読者を間違った方向に誘おうとする罠があります。 そして何気ない表現にも 実は犯人が自分に嫌疑を向けさせないように 必死になったのではないか?と うかがわせる表現も見受けられます。 そして、出てきた真実は 思わぬ事実でした。 確定した事柄ではあったものの、 それをより裏づけした事実と 恐ろしいまでの悲しい事実。 もしも…と言う事がおきて欲しい作品でしたね。 あることさえしなければ この作品はかかれなかったのに。 解決はしても、 心に何か引っかかりの残る作品でした。 | ||||
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作家アリスシリーズの第5作。(国名シリーズ第2作) 正直、作家アリスシリーズは微妙と思ってたのですが、本作はよかったです。 やたら小難しいトリックとトリック崩しが読みにくいと言う事もなかったです。 主人公のアリスが旅先で殺人事件に巻き込まれる。という所はありがちな旅情ミステリーかなと思わせますが、五色沼の美しい風景や、雪の中のスウェーデン館など、情緒あふれる風景が浮かび、童話作家の物語、スェーデンの話なども楽しめます。 トリックや犯行現場に関して言及されている方がいますが、そのあたりは私も同意見で「ん!?」と思いました。古い作品なので、アリなのかな… アリスと火村の関係がとてもいいです。軽口をたたきあいますが、困った時には駆けつける、いいコンビです。 火村のあやうさは、ファンの間でも話題ですが、アリスがいてくれれば大丈夫かなと思わせてくれます。 次作も早く読みたくなってきました。 巻末の宮部みゆきの解説がまたよかったです。 | ||||
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Kindleで持っているのに、宮部みゆきさんの解説を読みたさに 文庫本を買ってしまいました。 Kindleに解説がないのは権利関係の問題ですか? | ||||
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この作品シリーズは中々楽しいし、かっこいい良かったです。犯人の心理が火村さんに読み解く表れて読んで分かりやすく良かったです❗ | ||||
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昔文庫で読んだものをKindleで再読です。 アリスの登場場面の方が多く、火村ファンとしてはもう少し早めに登場して欲しかったところですが、トリックはさすが本格ミステリだなと、何年経っても面白く読ませていただきました。 犯人の足跡が雪の上に残っていない、というトリックはよくあるだけに、結論をどう持っていくのかワクワクしながら読めると思います。 一度読んだはずなのに、覚えていないものですね。 どうやって犯人がアリバイを作ったのか、まったくわかりませんでした。 おかげで、再度楽しめたんですけどね。 このシリーズは安定感があって好きです。 | ||||
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シリーズを最初から読んでみようと思い立って買いました。 火村さんとアリスの絶妙なコンビの会話も、なぞ解きを考えることも 夢中になってしまいます^^。 本も綺麗で、お得感たっぷりです!! | ||||
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国名シリーズ初の長編作品で、法月倫太郎の雪密室に対抗したかのような、雪の足跡消失トリックを主体としたクローズドサークルもの。氏の長編作品としてはストレートなオーソドックスな作風で、楽しく読むことができる。他の長編と比べるとやや軽い作品だが、定番の雪の中の館ものに果敢に挑んだ作品として評価できる。 | ||||
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作家アリスシリーズを発表順に読んでいる最中です。 これまでの作品には感じなかったのですが、作者がある人物を使って読者をミスリードさせようという技巧がくどすぎるような。 (京極堂の関口さんほどではないですが) 全体としては読みやすく、次の作品も読むつもりです。 | ||||
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語り手の洒脱な感じが素敵。不可能性極まる雪密室の謎と、どう関係してくるのかまったくわからない小さな手がかり…それらが収束していくクライマックスは圧巻。やっぱり『新本格』ってすごく面白い!と感激しました。こういう作品に出会うと、ミステリ読んでいて良かったなあ…、と思います。 | ||||
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有栖川先生らしい論理的なトリックでした。この本は推理小説としてよりもストーリーがよかったです。推理小説として読むよりも小説として読んだほうが楽しいかもしれません。火村の意味深発言にも注目。裏磐梯の情景描写が素敵。行ってみたいなぁとしみじみと思わせてくれる描写でした。 | ||||
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あれやこれらと凝ったものではなくて、正統なお屋敷のミステリー。雪の上に残った足跡とか、過去の事故とか、もう定番ともいえる要素がこてこての本格を思わせていい。やはり、こういったスタイルのが一番好きです。綾辻の館シリーズにはちょっと劣るももの、十分に楽しめた内容でした | ||||
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殺人事件の舞台が「裏磐梯の山々に囲まれたスウェーデン館」というポイントを十分に生かした佳作。次回作の取材で訪れた作家有栖川有栖が事件に巻き込まれてしまうが、その前に、作者本人がよーく取材をしていることが伺える内容だったと思う。裏磐梯や五色沼の(東北地方の青々とした)雰囲気が細かに伝わってくる。また「スウェーデン」という要素も単なる看板ではなく、ログハウスであったり伝統的な行事であったり……そういったところもよく取材しているのか、とても雰囲気が掴みやすい。登場人物の人間味あふれる描写も長けており、作者の「登場人物の一人一人に含みを持たせる」という特徴がよくわかる。全体的に強烈な火村ファンには物足りなく感じてしまうかもしれないが、どちらかといえば「アリスのワトスン的な活躍を味わいたい!」という人にはぴったりかもしれない(笑)。 | ||||
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しっかし奥さんがスウェーデン人だからスウェーデン館とは・・。作者がクイーンの崇拝者なのはよく分かるけど、そこまで国名シリーズを意識することもないだろうにさー、なんか国名入りのタイトルってクイーンのも同様にチャチク感じるので、もっと無骨なタイトルのほうが好きなんですが。。。内容は至極正統な本格ミステリーでおもしろかったです。登場人物もちょうどいい塩梅だし、王道の雪の上の足跡の謎など、まったくもって正統ですね。十分に楽しめましたよ〜。等々力が、途中でアリスに出したパズルが与太ったです。ああいった簡易的でレリックスなパズルは大好きです。どっかで使わせてもらいます(禅 | ||||
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しっかし奥さんがスウェーデン人だからスウェーデン館とは・・。作者がクイーンの崇拝者なのはよく分かるけど、そこまで国名シリーズを意識することもないだろうにさー、なんか国名入りのタイトルってクイーンのも同様にチャチク感じるので、もっと無骨なタイトルのほうが好きなんですが。。。内容は至極正統な本格ミステリーでおもしろかったです。登場人物もちょうどいい塩梅だし、王道の雪の上の足跡の謎など、まったくもって正統ですね。十分に楽しめましたよ〜。等々力が、途中でアリスに出したパズルが与太ったです。ああいった簡易的でレリックスなパズルは大好きです。どっかで使わせてもらいます(禅 | ||||
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1995年の講談社ノベルスの文庫化。 国名シリーズの第二弾。しかし、スウェーデン館とは無理矢理だなぁ。 トリック自体は良く出来ている。しかし、パターン化されてきており、ちょっと飽きを感じるのも事実。トリックを出発点にしてキャラクター造形をするから、読み始めてすぐ「ああ、またか」となってしまった。 それでも、小説としてそこそこ読めるものに仕上がっているのはさすが。 | ||||
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「ロシア紅茶~」に次ぐ、国名シリーズの2作目。上記と違うのは、長編です。短編集ではありません。推理作家有栖川&火村教授シリーズです。トリックの面白さ、以外さは傑作でしょう。しかし、舞台となるスウェーデン館やその周りの雪景色の描写。そして、愛の深さを感じます。自分だったら?と最後に考えます。 | ||||
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有栖川有栖の本は2冊目ですが、相変わらず文章が温くて、独自のテンポが何とも心地よい。本を読むのが好きになります。他の推理小説のようなドロドロした異常性や重苦しさがないので安心して読み進められます。正直、謎解き部分には物足りない部分もあるので、凝りに凝った難解な推理小説好きの方にはお勧めしませんが、「推理小説を読んでみたい」と思っている方は、ぜひ一読を。 | ||||
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国名シリーズの2作目である本作は有栖川有栖にとって久々の大傑作となりました。前作の『海のある奈良に死す』では火村英生の推理の一部が当てずっぽうであることが残念で、その前の『ロシア紅茶の謎』は短編集でしたので、本作読了後の充実感はひときわ大きいものでした。通俗やアクロバットに逃げず、堅牢な論理のみで長編を貫き通すその心意気は大したものです。磐梯にスウェーデン館と呼ばれる屋敷があり、その離れで殺人が起きるのですが、雪で覆われた地面には犯人の足跡だけが見当たりません。ただそれだけの謎なのですが、推理をする楽しみに満ちていて飽きさせません。ほんの些細なヒントから極めて論理的に真相に至っていく火村の推理は見事です。また、自然描写にも力が入っており、文章に詩情すら漂う美しさが宿っていることも魅力のひとつです。自然の美しさと女性の美しさと論理の美しさがお互いを引き立てあっています。 | ||||
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