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スウェーデン館の謎
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スウェーデン館の謎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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子供が謎の死を遂げる、という導入は興味深くていい。 でもどんなキャラかもろくにわからないモブみたいな人が殺されたところで驚きもなければ何の感情移入も出来ない。殺される前に被害者キャラの掘り下げをもっとするべきだったのでは。 あと足跡足跡うるさい。長編で謎の足跡の真相を何百ページも引っ張られるのは苦痛でしかなく、短編でいいじゃんこれとしか思わなかった。 火村が過去に心底愛した女性がいたかのように思わせる描写も、「あーどうせ人を殺したいと思ったことがあるのも恋愛絡みなんだろうな」と薄っぺらさしか感じず、もういっそのこと火村の人を殺したい理由を永遠に明かさないでくれと思った。真相知ったら幻滅しそう。 アリスの、いざとなったら火村に手を差し伸べてやりたいという思いやりだけが染みたので⭐︎2ですが、そうでなければ⭐︎1。トリックもしょぼいしドラマ性も希薄で読み終えるのが苦痛だった。火村&アリスシリーズじゃなかったら途中で読むのやめてました。 構成の妙なら綾辻行人さんの方がずっと上だし、本格ではないけれどキャラ立ちと真相の奇抜さなら京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズの方がよっぽど面白いと思った。 よほどの火村ファンかミステリ初心者以外にはお勧めしません。 | ||||
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練りに練られた伏線もなく、後半近くまでダラダラと続く、意味のないやり取り。 スウェーデン人の奥さんに肩入れするアリスの心情にも、とって付けたような表現のせいか全く感情移入出来ず、あまりにも不自然に奥さんをいい人扱いするので、逆にバレてしまう。 しかし、ここでの評価がよかったので、最後まで頑張って読みましたが、これは、このトリックは反則です。 以下、ネタばれのため注意! 死体を移動するなんて、ありえません。 だって、その死体は頭蓋骨が見えるくらいパックリ割られた姿で発見されているんですよ。 どんだけ出血したかって話しですよ。 出血量を見て、犯行現場が違うことくらい、優秀な日本の警察ならすぐに分かることです。 なのにそこには一切触れていない。 触れていない以上、文章で推理しなければならない読者としては、犯行現場は絶対にそこでなけれはならないのです。 アンフェアですよ。 全く本格推理小説なんかじゃない。 ミステリを読んで、こんなに怒ったのは初めてです。 | ||||
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題名から分かる通りエラリー・クィーンの国名シリーズの作風を狙ったもの。だが似ているのは題名だけで内容は本物に遠く及ばない凡庸な出来。"雪の上の足跡"ものだが、舞台となるログハウスの主人の"父性"をあまりに強調するために事件のあらましが早々と見えてしまい興味を殺ぐ。また、手垢にまみれた"雪の上の足跡"ものに挑戦した割には新規性を感じさせないのは力量不足。更に酷いのは、事件の際犯行の舞台になった離れの屋根の煙突が折れていた事が一つの謎になっていた筈なのに、結末に至って事件とは関係なく偶然折れたという説明。読者をバカにしている。クィーンの国名シリーズの題名を手前勝手に踏襲しているのがそもそもの錯覚なのに、それに見合う内容のものを書いているという錯覚が如実に出ている作品。 | ||||
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